ボトルネックワークセンタおよびレートの計算

連続生産 (RPT) 品目に関しては、連続生産品目用に定義された工順、および標準工順ごとに、以下が算出されます。

  • その工順のボトルネックとなるワークセンタ
  • ボトルネック作業の生産速度

ボトルネックワークセンタを決定するため、工順内の各ワークセンタの生産速度が計算されます。生産速度は、[ジョブショップマスタデータパラメータ (tirou0100m000)] セッションの [生産速度時間単位] フィールドの値に応じて、分または時間で計算されます。ワークセンタの工順作業についての生産速度は次のように計算されます。

[ジョブショップマスタデータパラメータ (tirou0100m000)] セッションの [生産速度時間単位] フィールドが [] である場合にのみ、ボトルネックレートが 60 で除算されます。

生産速度の計算は、標準工順だけでなく個々の品目工順についても行うことができます。品目工順に関しては、計画のレート係数が [品目 - 製造 (tiipd0101m000)] セッションの [企業計画のレートパーセント] フィールドに入力された値に応じて異なります。標準工順に関しては、計画のレート係数が常に 100% であることが保証されています。

全作業について生産速度を計算した結果、生産速度が最低の作業がボトルネック作業となります。対応するワークセンタはボトルネックワークセンタとして使用され、計算された速度はこのボトルネックワークセンタの生産速度として使用されます。