相対ワークセンタの利用率の出力
レポートには下記の用語が使用されています。
基本能力 (H / Wk)
ワークセンタの能力は、[週次能力 [時間]] × [使用可能労働資源] または [機械数] です。基本週次能力、作業者数、および機械数は [ワークセンタ (tirou0101m000)] セッションで定義します。使用可能能力
カレンダーに基づいた、ワークセンタで消費できる時間で、基本能力の割合として表されます。実際の能力
製造オーダに基づいた、人または機械別にワークセンタで実際に計画された時間で、基本能力の割合として表されます。
例
[ワークセンタ (tirou0101m000)] セッションでは以下のデータが定義されます。
- [週次能力 [時間]]: 40 時間/週
- [使用可能労働資源]: 3
- [機械数]: 0
このデータに基づくと、[相対ワークセンタの利用率の出力 (tisfc1404m000)] セッションで出力されるレポートの一部は以下のようになります。
ワークセンタ | 記述 | 人/機械 | 基本能力 (時間/週) | 実際/使用可能 | 週 35 (%) |
---|---|---|---|---|---|
W31203 | 組立 | 人 | 120 | 実際の能力 | 8 |
使用可能能力 | 75 | ||||
機械 | 0 | 実際の能力 | 0! | ||
使用可能能力 | 0 |
- レポートに表示される人員の基本能力: 40 × 3 = 120 時間/週
- レポートに表示される機械の基本能力: 40 x 0 = 0 時間/週
- カレンダー上でワークセンタで使用できる人時間が 90 時間/週の場合: 使用可能人員能力の割合 = 使用可能能力 ÷ 基本週次能力 = 90 ÷ 120 = 75%
- カレンダー上でワークセンタで使用できる人時間が 10 時間/週の場合: 実際の人員能力の割合 = 使用可能能力 ÷ 基本週次能力 = 10 ÷ 120 = 8%
- 基本能力が 0 なので、使用可能機械能力の割合 = 0
- 基本能力が 0 なので、実際機械能力は 0 になります。ただし、ワークセンタではなく工順作業で機械能力が定義されている場合は、レポート上の値が 0 であっても実際には能力が計画されます。これは感嘆符 (0!) で示されます。