ワークロード分析の表示
最適な組立ラインのバランスを実現するために、ラインの能力と実際の使用状況を分析できます。これにより、ライン能力を超えていたり、能力が未使用となっているボトルネックを検出できます。分析の結果はチャートに表示されます。
ワークロードとは、特定の作業場所で費やされる人時間/機械時間数です。ラインステーション、ラインセグメント、メインワークセンタ、または組立ラインを作業場所にできます。
使用可能能力とは、特定の作業場所で使用可能な人時間/機械時間数です。
ワークロードは、異なる精度レベルで分析できます。より詳細な分析を行うと、一括レベルでは把握できなかったボトルネックも明らかにできるため、これは重要です。
パラメータおよび設定
ラインの能力は、以下のパラメータおよび設定によって決まります。
- カレンダー。カレンダーは、共通情報のカレンダーおよび期間モジュールで定義されます
- 非平均ラインステーションレベル割当。この割当は、[組立ライン - 割当 (tiasc5510m000)] セッションおよび [組立ライン - 割当およびラインステーション (tiasc5520m000)] セッションで定義されます。非平均割当は、資源の数、つまりラインステーションに使用可能な人員および機械の数を定義します。
組立オーダ計画ではライン能力が考慮されるため、これらのパラメータは実際のワークロードにとっても重要です。ただし、実際のワークロードがこの能力を超えることもあります。