プロセストリガ定義

混成モデルフロー製造環境では、多くの活動が、個々のオーダの進捗情報に基づきます。ユーザが選択したイベントが特定ラインステーションのオーダについて発生すると、別の活動を開始できます。システムにおいては、プロセストリガが、イベントに基づくプロセスの自動開始および実行を担当します。

プロセストリガという概念は、特定のラインステーションでのイベントがセッションの実行を開始するためのトリガとして使用されるというものです。たとえば、ラインステーションオーダの完了を、[作業指示書の出力開始 (tiasc5451m000)] セッションを開始して次のラインステーションの作業指示書を出力するためのトリガとして使用することができます。また、メイン供給ラインでのイベントを使用して供給ラインのプロセスをトリガし、製造プロセスの同期をとることもできます。

次のイベントがプロセスをトリガできます。

  • ラインステーションオーダの完了
  • ラインステーションオーダのオフセット

特定ステーションでイベントが発生すると、これをトリガとして、指定された別のステーションで次のような活動を開始および自動実行できます。

  • 供給ラインでの組立開始要求
  • 作業指示書の出力
  • 購買スケジュールコールオフの生成
注: 
  • このセッションでのプロセスの概念は、プロセス工学 (化学工学) や組立管理の他の箇所で使用されるプロセス設計と製造設計の区別とはまったく関係ありません。
  • トリガを有効にするには、[プロセストリガの表示および使用 (tiasl8210m000)] セッションを使用する必要があります。