製造と文書管理の統合
製造では、文書管理 を使用して、オブジェクトに文書をリンクできます。文書は、オブジェクトの中でも特に、部品表 (BOM) ライン、製造品目、または製造オーダヘッダにリンクすることができます。オブジェクト文書に添付された文書によって、重要な情報 (たとえば、オブジェクトの処理方法についてのジョブショップのオペレータ向け指示書) を提供することができます。
[注意]: 文書の管理対象の会社でマルチサイトが有効な場合、文書はサイトレベルで品目の部品表にリンクされます。
文書のリンク
文書をオブジェクトにリンクするには、次の手順を実行します。
- ファイル (1 つまたは複数) を作業エリアに保存します。作業エリアおよびそのパスはエリア (dmdoc5120m000) セッションで定義します。
- 文書のリンク先となるオブジェクトを選択します。たとえば、文書を部品表ラインにリンクしたい場合は、部品表 (tibom1110m000) セッションで部品表ラインを選択します。文書を製造品目にリンクしたい場合は、品目 - 製造 (tiipd0101m000) セッションで品目を選択します。
- ツールバーにあるペーパークリップをクリックします。
- [ファイルリンク] をクリックします。
- ファイルリンク (dmdoc4540m002) セッションを使用して、文書をオブジェクトにリンクします。
文書をオブジェクトにリンクすると、リンクされたファイルの表示、編集、出力、E メール送信が可能になります。次の手順を実行します。
- 部品表ライン、(製造) 品目、製造オーダなどのオブジェクトを選択します。
- ツールバーにあるペーパークリップをクリックします。
- [メインファイルの起動] をクリックしてファイルを開きます。
文書リンクの継承
文書をオブジェクトにリンクすると、オブジェクトのライフサイクル全体を通して、文書に添付されたファイルの表示、編集、出力が可能になります。文書を製造品目にリンクしておくと、その品目が部品表 (BOM) 内で使用されたときに、その文書にアクセスできます。これは、製造品目の文書が部品表に継承されるためです。
文書および文書リンクは、業務プロセスを実行中に別の LN パッケージからコピーし、貼り付けることができます。[関連オブジェクト (dmsys1113m000)] セッションでは新しい関連オブジェクトを指定および更新することができます。
文書がオブジェクトにリンクされていて、その品目が部品表内に使用されているときに文書を表示または編集したい場合は、次の手順を実行します。
- オブジェクト (品目が使用されている部品表ラインなど) を選択します。
- ツールバーにあるペーパークリップをクリックします。
- [文書改訂] をクリックします。
- 関連する文書 (改訂) を選択して、適切なメニューへ移動します。このメニューで、文書に対する操作を []、[]、[]、または [] から選択できます。