参照指示と部品表一括変更

設計部品表内にある品目を置換、追加、または削除するアクションは、部品表一括変更アクション (tiedm3120m000) セッションを使用して定義できます。また必要に応じて、部品表一括変更アクションを使用して、設計部品表内の「参照指示」を置換、追加、または削除することもできます。部品表一括変更アクションを参照指示用に定義できるかどうかは、[部品表一括変更アクション (tiedm3120m000)] セッションの参照指示レベルで部品表一括変更アクションチェックボックスによって決定されます。

[参照指示レベルで部品表一括変更アクション] チェックボックス

[部品表一括変更アクション (tiedm3120m000)] 詳細セッションの [参照指示レベルで部品表一括変更アクション] チェックボックスがオフの場合、設計部品表内の特定の参照指示を置換、追加、または削除することはできません。参照指示が 「古い」 設計部品表内に存在する場合、参照指示は新規の設計部品表に転送されるだけです。

[部品表一括変更アクション (tiedm3120m000)] 詳細セッションの [参照指示レベルで部品表一括変更アクション] チェックボックスがオンの場合、部品表一括変更アクションを参照指示レベルで定義する必要があります。設計部品表内の品目と同様、部品表一括変更アクションも参照指示用に定義できます。具体的には、次の 3 種類があります。

  • [置換]

    [置換] タイプの部品表一括変更を使用すると、設計部品表内の品目および参照指示を、別の品目や参照指示で置換できます。

    例 1

    • [参照指示レベルで部品表一括変更アクション] チェックボックスがオフです。このチェックボックスがオフの場合、参照指示は入力できません。
    • 旧構成要素: Y
    • 旧参照指示: ---
    • 新規構成要素: Z
    • 新規参照指示: ---

    例 2

    • [参照指示レベルで部品表一括変更アクション] チェックボックスがオンです。チェックボックスがオンの場合、参照指示の入力は必須になります。
    • 旧構成要素: Y
    • 旧参照指示: RD1
    • 新規構成要素: Z
    • 新規参照指示: RD4

    前の例は、以前の数量が新規の数量に等しい場合の置換です。その場合、[部品表一括変更アクション (tiedm3120m000)] 詳細セッションの置換タイプフィールドは [= (合算)] です。ただし、他の置換タイプとして [+ (加算)]、[/ (除算)]、[* (乗算)]、および [- (減算)] も使用できます。置換タイプが [* (乗算)] の場合、参照指示は次のように処理されます。

    例 3

    • [参照指示レベルで部品表一括変更アクション] チェックボックスがオンです。
    • 置換タイプは [* (乗算)] です。
    • 旧構成要素: Y
    • 旧参照指示: RD1
    • 新規構成要素: Z
    • 新規参照指示: RD4
    • 数量: 3

  • [追加]

    追加の場合、品目または参照指示、あるいはその両方が設計部品表に追加されます。

    例 4

    • [参照指示レベルで部品表一括変更アクション] チェックボックスがオンです。
    • 新規構成要素: Z
    • 新規参照指示: RD4
    • 数量: 1

    例 5

    • [参照指示レベルで部品表一括変更アクション] チェックボックスがオフです。
    • 新規構成要素: Z
    • 新規参照指示: ---
    • 数量: 1

  • [削除]

    削除の場合、品目または参照指示が設計部品表から削除されます。数量の指定はありません。

    例 6

    • [参照指示レベルで部品表一括変更アクション] チェックボックスがオンです。
    • 旧構成要素: Y
    • 旧参照指示: RD3

    例 7

    • [参照指示レベルで部品表一括変更アクション] チェックボックスがオフです。
    • 旧構成要素: Y
    • 旧参照指示: ---