製造同期スケジュール (PSS) における参照番号
参照番号は、外部供給方法と一緒に使用します。このため、内部供給方法を用いた場合は [参照番号] フィールドが空のままになります。参照番号の機能は、コールオフ ID の機能よりも優先されます。
参照番号は、次のセッションで表示されます。
- [ラインステーション - 組立部品供給転送(バッチ) (tiasc8510m000)]
- [組立部品供給転送(SILS) (tiasc8520m000)]
オーダ管理 SILS
オーダ管理のライン順序での供給 (SILS) では、ラインステーション + VIN 番号 + 組立キット ID の一意の組合せごとに一意の参照番号が生成されます。この参照番号は購買スケジュールと一緒に発注先に送信され、発注先から返送される事前出荷通知 (ASN) にも出力されます。また、入庫を入力する際にも参照番号を使用できます。
例
部品 | キット | ロットサイズ |
---|---|---|
A、B | K1 | 2 |
C | K2 | 2 |
ライン順序 | オーダ | 部品 |
---|---|---|
100 | A01 | A、B、C |
101 | A02 | A |
102 | A03 | B |
部品 A 用キットはバッチサイズが 2 であるため、部品所要作成時にオーダ A01 および A02 用の部品 A が十分に存在するかどうかが確認されます。オーダ A01 および A03 には部品 B も十分に存在しています。LN では、次のような形式の部品メッセージが生成されます。
部品 | オーダ | 参照番号 |
---|---|---|
A | A01 | R01 |
A | A02 | R02 |
B | A01 | R01 |
B | A03 | R03 |
C | A01 | R01 |
オーダ A01 は部品 A、B、および C から構成されているため、これらの部品 (このオーダ用) には同一の参照番号 (R01) が付けられています。部品 A を構成要素とするオーダ A02 は、部品 B を構成要素とするオーダ A03 と同様、一意の参照番号が付けられています。
オーダ管理バッチ
オーダ管理バッチでは、資材ラインごとに固有の参照番号が作成されます。この参照番号は、購買スケジュールとともに発注先に送信され、さらに発注先から返信された事前出荷通知へ出力されます。また、入庫を入力する際にも参照番号を使用できます。
例
部品 | キット | ロットサイズ |
---|---|---|
A、B | K1 | 2 |
C | K2 | 2 |
ライン順序 | オーダ | 部品 |
---|---|---|
100 | A01 | A、B、C |
101 | A02 | A |
102 | A03 | B |
オーダ A01 の所要量計算の際には、次のような形式の部品メッセージが生成されます。
部品 | オーダ | 参照番号 | 残高数量 |
---|---|---|---|
A | A01 | R01 | 1 |
B | A01 | R02 | 1 |
C | A01 | R03 | 1 |
オーダ A02 の所要量計算の際には、次のような形式の部品メッセージが生成されます。
部品 | オーダ | 参照番号 | 振替数量. | 残高数量 |
---|---|---|---|---|
A | A01 | R01 | 2 | 0 |
B | A01 | R02 | 2 | 1 |
C | A01 | R03 | 2 | 1 |
オーダ A03 の所要量計算の際には、次のような形式の部品メッセージが生成されます。
部品 | オーダ | 参照番号 | 振替数量. | 残高数量 |
---|---|---|---|---|
A | A01 | R01 | 2 | 0 |
B | A01 | R02 | 2 | 1 |
C | A01 | R03 | 2 | 1 |
A | A03 | R04 | 2 | 1 |