投入/産出管理

投入/産出管理によって、機械またはワークセンタの稼動効率の度合を判定することができます。「実際投入」を「計画投入数量」と比較することにより、ワークセンタまたは機械における作業不足が生産性低下につながる時期を見出すことができます。「実際産出」計画産出高と比較することにより、ワークセンタまたは機械における問題を突き止めることができます。

投入/産出管理データ

投入と産出の差異をキューと呼びます。投入/産出管理によって、機械またはワークセンタ「実際キュー」を 「計画キュー」と比較できます。これらのキューどうしの差異は「キューの差異」です。「推奨キュー」 ([ワークセンタ (tirou0101m000)] セッションの [推奨キュー] フィールド) を定義して、実際キューと比較することもできます。推奨キューの偏差は、実際キューから推奨キューを差し引いて算出します。

投入/産出管理によって得られる追加パフォーマンスの尺度は、「実証負荷率」です。

投入/産出管理の使用方法

[製造オーダパラメータ (tisfc0100s000)] セッションで、該当するパラメータを設定します。

  • [投入/産出管理の更新方法] - 「ターゲット期間」を週数とするかそれとも日数とするかを定義します。
  • [投入/産出データ生成の期間数] - ターゲット期間に含まれている日数または週数を定義します。
  • [部分完了を含む (デフォルト)] - チェックボックスで部分的にのみ完了した工順作業を考慮して投入/産出値を計算するかどうかを決定します。このチェックボックスは、[ワークセンタ投入/産出管理の生成 (tisfc3210m000)] セッションおよび [機械投入/産出管理データの生成 (tisfc3220m000)] セッションのチェックボックスのデフォルト設定ですが、指定変更することもできます。

投入/産出データを表示したいワークセンタをクリティカルとして定義します。[ワークセンタ (tirou0101m000)] セッションで、ワークセンタの [マスタ計画のクリティカル能力] チェックボックスをオンにします。

[ワークセンタ投入/産出管理の生成 (tisfc3210m000)] セッションおよび [機械投入/産出管理データの生成 (tisfc3220m000)] セッションを使用して、データを生成します。ワークセンタデータは [ワークセンタ投入/産出管理 (tisfc3510m000)] セッションで、機械データは [機械投入/産出管理 (tisfc3520m000)] セッションで表示できます。[ワークセンタ投入/産出管理のチャート化 (tisfc3710m000)] セッションおよび [機械投入/産出管理のチャート化 (tisfc3720m000)] セッションではデータをグラフィック表示できます。

不要になった投入/産出データは、[ワークセンタ投入/産出管理の削除 (tisfc3212m000)] セッションおよび [機械投入/産出管理の削除 (tisfc3222m000)] セッションで削除できます。

共用ワークセンタ

出力セッションおよびチャートセッションでは、「共用ワークセンタ」用データのレポートに関して、次のどちらかを選択できます。

  • 1 次ワークセンタ」ごとに、2 次ワークセンタのデータをすべてレポートに追加する。
  • 各 「2 次ワークセンタ」について、自分の会社内にある、その特定ワークセンタのデータが出力されます