バックフラッシュ時間の処理
バックフラッシュが必要な人および機械時間の計算は、大量の場合と少量の場合で異なります。大量の状況では、バックフラッシュはラインに指定されたレートと従業員数に基づいて行われます。少量の状況では、バックフラッシュは各作業の期間と作業ごとに必要な従業員数に基づいて行われます。
人時間および機械時間は、その作業の完了数量がレポートされるとバックフラッシュされます。バックフラッシュにより会計処理される時間数の計算の詳細については、バックフラッシュにより会計処理される時間の計算を参照してください。
時間のバックフラッシュ結果は、[見積/実際時間原価 (ticst0502m000)] セッションで確認できます。
バックフラッシュされた時間は、実際時間に追加されます。
[ワークセンタ (tirou0101m000)] 詳細セッションでバックフラッシュ従業員として指定された従業員に関しては、人時間を会計処理できます。
時間労務タイプは、[組立管理パラメータ (tiasc0100m000)] セッションまたは [製造オーダパラメータ (tisfc0100s000)] セッションで指定したものが使用されます。
取引時間の作成後は、その取引時間が即時に [時間および経費の処理 (bptmm1203m000)] セッションを介して処理されます。
時間のバックフラッシュ結果はレポートにも出力されます。
組立管理 (ASC)
組立管理モジュールでは、時間数が常にバックフラッシュの対象になります。バックフラッシュが行われるのは、ラインステーションオーダが完了としてレポートされた場合です。次の条件を満たしている必要があります。
- 製造された品目は FAS 品目である。
- 関連するワークセンタは「ラインステーション」である。
時間数は従業員管理で表示できます。