産出率の例

例 1

電球の製造時は、平均すると製造された電球の 98% のみが正常に動作します。つまり、産出率は 98% です。

正常に動作する電球 1000 個を製造したい場合、1020 (=1000 ÷ 0.98) 個の電球の製造を予定する必要があります。産出率を 98% に設定すれば、この製造計画を遂行できます。この「産出率タイプ」は [不連続] です。

作業完了がレポートされたら、電球の不合格数量を記録する必要があります。

例 2

スチールケーブルを製造するには、スチールワイヤ 6 本を撚り合わせる必要があります。ケーブル 1000 ヤード分の正味所要量は、ワイヤ 6 x 1000 ヤード分です。ワイヤ 1000 ヤード分から製造されるケーブルは、750 ヤードにすぎません。原因は、ねじりによる影響です。この産出率は 75% に設定されます。

作業完了をレポートする際、ケーブルの不合格数量 (6 x 250 ヤード) についてはレポートする必要がありません。なぜなら、この産出率タイプは [継続] であるためです。

例 3

混入作業では、揮発が原因で製品の合計重量が減少します。数量の消失分は、産出に反映されます。この産出率タイプは [継続] です。