外注作業 (tisfc2110m000)

セッションの目的: 外注作業を製造オーダ別に表示します。

[作業の外注 (tisfc2210m000)] セッションでは、作業の工順を定義するときに作業外注を計画したり、後で作業外注を決定したりすることができます。

製造オーダ

外注される作業のオーダ番号

製造オーダ状況

製造オーダのオーダ状況

指定可能な値

作成済

製造オーダ」の初期状況。まだすべての製造オーダデータを変更できます。材料はまだ出庫されていません。材料の追加や削除、数量の変更ができます。

修正

製造オーダ」は、[作成済]状況と同じ方法で修正できます。[バージョン管理]チェックボックスがオンの場合、この状況は新たに作成されたバージョンの製造オーダに割り当てられます。この製造オーダの見積を調整できます。すでに登録済の実際原価は新しいバージョン番号で製造オーダに保存されます。

注: 

必要な変更を行ったら、製造オーダ文書を出力して「製造オーダ」を発行する必要があります。新しい製造オーダが出力または発行されると、見積原価は再び凍結されます。

スケジュール済

製造オーダが Infor SCM Schedulerでスケジュールされると、この状況になります。この状況は、Infor SCM Schedulerがインストールされている場合のみ適用されます。

出力済

製造オーダの文書が出力されました。製造オーダパラメータ (tisfc0100s000) セッションの[製造オーダ文書の出力必須]チェックボックスがオンの場合、オーダ文書が出力される前に製造オーダを発行できません。「繰返生産品目」の場合は、オーダ文書の出力が必須になることはないため、[製造オーダ文書の出力必須]チェックボックスは無効です。オーダ文書のタイプに関する説明は、オーダ文書の内容を参照してください。

注: 

製造オーダ文書が出力されると、オーダの見積を調整できなくなります。

発行済

製造オーダが製造用に発行されると、材料が製造のジョブショップに出庫され、時間が転記されます。まだ次のことを実行できます。

  • 計画データの調整
  • 原価見積が凍結されていない場合、見積材料費および見積作業費を変更します。

製造オーダは製造オーダの発行 (tisfc0204m000) セッションで発行できます。

有効

製造オーダでの作業が開始されています。製造オーダについて「仕掛品取引」が実施されると、オーダ状況が[有効]になります。製造オーダの状況が[有効]の場合、時間が転記され、材料が出庫されます。見積原価は変更できません。

製造完了

オーダは完了として報告されます。倉庫管理が在庫に納入する必要がある製造済品目の入庫手順を完了すると、製造は[完了]状況を受領します。

完了

オーダは完了済として報告され、完了したすべての製品が在庫に納入されました。まだ製造オーダの時間を処理したり材料を出庫したりできます。次のセッションでオーダを完了として報告できます。

  • オーダの完了レポート (tisfc0520m000)

    セッションの目的: 1 つまたは複数のオーダの一部または全体を完了として報告します。
  • 作業の完了レポート (tisfc0130m000)

    セッションの目的: オーダの最終作業を完了として報告します。
  • オーダグループ別作業の完了レポート (tisfc0205m000)

    セッションの目的: オーダをオーダグループ別に完了として報告します。
  • 生産日程計画の完了レポート (tirpt1201m000) および生産日程計画から製造オーダを完了レポート (tirpt1502m000)

    これらのセッションを使用して、RPT 品目について、製造スケジュールの製造オーダを完了として報告します。
クローズ

製造オーダの会計結果が計算されています。製造オーダをクローズする前に、オーダのすべての材料を出庫し、すべての時間を処理する必要があります。外注作業の購買オーダは、処理済になっている必要があります。オーダがクローズされると、オーダ状況をリセットしない限り、材料の出庫や時間の処理はできなくなります。製造オーダのクローズ (ticst0201m000) セッションを使用して製造オーダをクローズできます。

アーカイブ済

製造オーダデータがアーカイブに移動されました。詳細は、次の情報を参照してください: 製造オーダのアーカイブ

外注先

プロジェクトまたは製造オーダの一部の実行などの、特定のサービスを実行するために雇われた取引先。サービスは購買オーダによって納入されます。

品目

製造オーダの完成品

プロジェクト (PCS)

製造オーダが含まれている「プロジェクト」

作業

外注先が行う作業の連番

作業状況

作業に割り当てられた状況。[計画]、[開始準備完了]、[完了] などがあります。この状況は、作業の進み具合を示します。

指定可能な値

計画

計画が作成されたときの状況

[開始準備完了]
開始済

LN を使用した場合、ジョブショップ管理でいくらかの数量が完了とレポートされると、作業状況は[開始済]になります。

有効

この作業について、「仕掛品取引」が実行されています。先頭の作業手順が[有効]に設定されているとき、オーダ状況も[有効]になります。

ブロック

ユーザまたは検査オーダによって、ジョブショップ管理で作業がブロックされています。作業のブロックを参照してください。

完了

その作業順のすべての作業が完了しました。完了および不合格とレポートされた数量は最終のものとなります。この状況は、[作業の完了レポート (tisfc0130m000)] 詳細セッションで設定できます。必要であれば、[作業の完了レポート (tisfc0130m000)] 詳細セッションで[作業状況のリセット]をクリックして、作業状況を[完了]から[有効]に戻すことができます。

クローズ

作業の会計結果が計算されています。LN では、作業のクローズしかできません。

タスク

外注作業のタスク

ワークセンタ

作業が行われる外注「ワークセンタ」

作業テキスト

このチェックボックスがオンの場合、製造計画でリンクされている製造オーダ作業のテキストが表示されます。

タスクテキスト

このチェックボックスがオンの場合、 [タスク (参照作業) (tirou0103m000)] セッションでリンクされているタスクのテキストが表示されます。

外注伝票

外注作業にリンクされる伝票タイプ

指定可能な値

必須

作業は外注されますが、まだ外注伝票がリンクされていません。購買要求または購買オーダが生成されると、外注伝票がリンクされます。

購買要求

リンクされた外注伝票は、購買要求です。

購買オーダ

リンクされた外注伝票は、購買オーダです。

親オーダで処理

外注伝票は親製造オーダにリンクされます。

文書

外注購買伝票の番号

外注は、サービスの購買として処理されます。[外注購買文書の生成 (tisfc2250m000)] セッションで、外注購買オーダまたは外注購買要求を生成できます。

位置

外注購買オーダの位置番号

残作業開始日

作業開始予定の日付、または、作業がすでに開始されている場合は、作業再開予定の日付

[製造オーダパラメータ (tisfc0100s000)] セッションの[残余製造時間の計算方法]フィールドを使用すると、実行された作業量を計算する場合に残余オーダ数量または転記済の時間のどちらを使用するかを選択できます。

移動開始日

作業の完了が可能な最も早い日付

移動開始日の計算は、督促開始日の後の残余製造時間の日数からスラックタイムを減算して行われます。

計画投入数量

作業を開始する予定の数量。これには、完了および不合格としてレポートされた数量が含まれます。

仕損または産出率の値を変更すると、計画数量出力を同じに保つためにこのフィールドが再計算されます。

計画産出数量

作業を完了する予定の数量。これには完了または不合格としてレポートされた数量が含まれます。

外注からの返品数量

購買オーダライン (tdpur4101m000) セッションで外注先から受領したとしてレポートした数量

資材フローで外注

このチェックボックスがオンの場合、この製造オーダの完成品について、資材フローで「外注」がサポートされます。

注: 

製造オーダの作成時に、このチェックボックスの値は、[品目 - 製造 (tiipd0101m000)] セッションの 資材フローで外注 チェックボックスをもとにデフォルト設定されます。オーダの作成後は、その製造オーダに関してこのチェックボックスの設定を変更することはできません。

部分組立品

完成品として保管も販売もされずに次の作業に渡される製造工程途中の製品

外注目的の場合、製造元は部分組立品を外注先に発送してその部分組立品に関わる作業を委託できます。このような部分組立品に固有の品目コードが品目基準データに定義されます。

作業が終了すると、外注先は部分組立品を製造元に返送します。また、このような再作業済の部分組立品に固有の品目コードも品目基準データに定義されます。

部分組立品倉庫

部分組立品の輸送元または部分組立品の入庫先の倉庫

段取開始日

作業が開始される予定の日時

[製造計画 (tisfc0110m000)] セッションの[残作業開始日]フィールドの日時を変更すると、[段取開始日]フィールドの値が再計算されます。

作業の開始日は計画製造オーダからコピーされます。計画製造オーダは、オーダが企業計画からジョブショップ管理に転送されるときに、企業計画で生成されます。

倉庫管理[製造オーダ勧告 (whina3100m000)] セッションから製造オーダが転送された場合、このセッションから作業の開始日がコピーされます。

[製造オーダ (tisfc0101s000)] セッションでオーダをマニュアル入力する場合、[工順作業 (tirou1102m000)] セッションで指定した作業のリードタイム要素を使用して[段取開始日]フィールドの値が計算されます。

テキスト

このチェックボックスがオンの場合、作業テキストまたはタスクテキストが表示されます。

  • 作業テキストは、製造計画でリンクされています。
  • タスクテキストは、[タスク (参照作業) (tirou0103m000)] セッションでリンクされています。
準備完了

このチェックボックスがオンの場合、購買オーダが完了しています。オーダをクローズできます。