作業 (ステップ) 別プロセス変数 (tisfc0132m000)

セッションの目的: 特定の作業、または作業と作業ステップの特定の組み合せに関して、製造オーダにリンクされた「プロセス変数」を表示および修正します。

[作業ステップ] フィールドの値が 0 (ゼロ) の場合、表示されるプロセス変数は作業に直接リンクされています。

注: 

作業や作業ステップにかかわらず、製造オーダにリンクされているすべてのプロセス変数を表示または修正する必要がある場合は、[製造オーダ別プロセス変数 (tisfc0131m000)] セッションを使用します。

製造オーダ

指定された納期で指定された数量の品目を製造するオーダ

オーダ状況

製造オーダの処理段階を示す、製造オーダに割り当てられている状況。[作成済]、[出力済]、[発行済] などがあります。

指定可能な値

作成済

製造オーダ」の初期状況。まだすべての製造オーダデータを変更できます。材料はまだ出庫されていません。材料の追加や削除、数量の変更ができます。

修正

製造オーダ」は、[作成済]状況と同じ方法で修正できます。[バージョン管理]チェックボックスがオンの場合、この状況は新たに作成されたバージョンの製造オーダに割り当てられます。この製造オーダの見積を調整できます。すでに登録済の実際原価は新しいバージョン番号で製造オーダに保存されます。

注: 

必要な変更を行ったら、製造オーダ文書を出力して「製造オーダ」を発行する必要があります。新しい製造オーダが出力または発行されると、見積原価は再び凍結されます。

スケジュール済

製造オーダが Infor SCM Schedulerでスケジュールされると、この状況になります。この状況は、Infor SCM Schedulerがインストールされている場合のみ適用されます。

出力済

製造オーダの文書が出力されました。製造オーダパラメータ (tisfc0100s000) セッションの[製造オーダ文書の出力必須]チェックボックスがオンの場合、オーダ文書が出力される前に製造オーダを発行できません。「繰返生産品目」の場合は、オーダ文書の出力が必須になることはないため、[製造オーダ文書の出力必須]チェックボックスは無効です。オーダ文書のタイプに関する説明は、オーダ文書の内容を参照してください。

注: 

製造オーダ文書が出力されると、オーダの見積を調整できなくなります。

発行済

製造オーダが製造用に発行されると、材料が製造のジョブショップに出庫され、時間が転記されます。まだ次のことを実行できます。

  • 計画データの調整
  • 原価見積が凍結されていない場合、見積材料費および見積作業費を変更します。

製造オーダは製造オーダの発行 (tisfc0204m000) セッションで発行できます。

有効

製造オーダでの作業が開始されています。製造オーダについて「仕掛品取引」が実施されると、オーダ状況が[有効]になります。製造オーダの状況が[有効]の場合、時間が転記され、材料が出庫されます。見積原価は変更できません。

製造完了

オーダは完了として報告されます。倉庫管理が在庫に納入する必要がある製造済品目の入庫手順を完了すると、製造は[完了]状況を受領します。

完了

オーダは完了済として報告され、完了したすべての製品が在庫に納入されました。まだ製造オーダの時間を処理したり材料を出庫したりできます。次のセッションでオーダを完了として報告できます。

  • オーダの完了レポート (tisfc0520m000)

    セッションの目的: 1 つまたは複数のオーダの一部または全体を完了として報告します。
  • 作業の完了レポート (tisfc0130m000)

    セッションの目的: オーダの最終作業を完了として報告します。
  • オーダグループ別作業の完了レポート (tisfc0205m000)

    セッションの目的: オーダをオーダグループ別に完了として報告します。
  • 生産日程計画の完了レポート (tirpt1201m000) および生産日程計画から製造オーダを完了レポート (tirpt1502m000)

    これらのセッションを使用して、RPT 品目について、製造スケジュールの製造オーダを完了として報告します。
クローズ

製造オーダの会計結果が計算されています。製造オーダをクローズする前に、オーダのすべての材料を出庫し、すべての時間を処理する必要があります。外注作業の購買オーダは、処理済になっている必要があります。オーダがクローズされると、オーダ状況をリセットしない限り、材料の出庫や時間の処理はできなくなります。製造オーダのクローズ (ticst0201m000) セッションを使用して製造オーダをクローズできます。

アーカイブ済

製造オーダデータがアーカイブに移動されました。詳細は、次の情報を参照してください: 製造オーダのアーカイブ

作業

品目を製造するために連続的に実行される工順の一連のステップの 1 つ

次のデータは、工順作業時に収集されます。

  • タスク。切断など
  • タスクを実行するために使用される機械 (オプション)。切断機など
  • タスクが実行される箇所 (ワークセンタ)。木工作業など
  • タスクの実行に必要な従業員数

このデータはオーダリードタイムの計算や製造オーダの計画、標準原価計算に使用されます。

作業ステップ

工順作業に接続されている従属的な作業

作業ステップには、指示書、処理情報、工具情報などの情報を取り込むことができます。

このフィールドの値が 0 (ゼロ) の場合、表示されるプロセス変数は作業に直接リンクされています。

プロセス変数

作業または作業ステップの実行に必要な機械、工具、プロセスの品質に関連する設定または入力値。切取の奥行き、切取の速度、温度などがあります。

標準

プロセス変数」の客観値

制限タイプ

プロセス変数」の上限管理および下限管理を決定する方法

注: 

ターゲット値、偏差、および偏差の決定方法は、[作業 (ステップ) - プロセス変数 (tirou1111m000)] 詳細セッションで定義されます。

指定可能な値

絶対

ターゲット値の上下の偏差が絶対値で示されます。

  • 制限

    上限を絶対値として表す場合、プロセス変数のターゲット値を超えることができる値が定義されます。

    たとえば、標準が 30 で、上限が 33 を超えないようにする場合、このフィールドに 33 が表示されます。

  • 割合

割合

ターゲット値の上下の偏差が割合によって決定されます。

  • 制限

    上限を割合として表す場合、プロセス変数のターゲット値を超えることができる割合が定義されます。

    たとえば、標準が 30 で、上限が 33 を超えないようにする場合、このフィールドに 10% が表示されます。

  • 割合

    下限を割合として表す場合、プロセス変数の入力値が標準を下回ることができる割合が定義されます。

    たとえば、標準が 30 で、上方管理限界が 27 を超えないようにする場合、このフィールドに 10% が表示されます。

下限

プロセス変数」の許容値の下限

上限

プロセス変数」の許容値の上限

許容範囲下限

プロセス変数」の割合での下限

許容範囲上限

プロセス変数」の割合での上限

登録タイプ

プロセス変数の測定値で適用可能な登録のタイプ。デフォルトでは、この値は [指示のみ] に設定されます。

指定可能な値

オプション登録

測定値の登録はオプションです。

必須登録

測定値の登録は必須です。

指示のみ

たとえば製造オーダを旧機能パックから移行した場合など、デフォルトでは登録タイプはこのオプションに設定されます。

サンプル頻度

サンプル頻度は、測定される合計数量です。サンプル頻度は割合で示します。

注: 

このフィールドは、[登録タイプ] フィールドが [オプション登録] または [必須登録] に設定されている場合にのみ有効になります。