製造計画詳細 (tisfc0110m100)

セッションの目的: 製造オーダを管理します。このセッションでは、製造オーダの資材関連および作業関連のいくつかのタスクを実行できます。

概要
製造オーダ

指定された納期で指定された数量の品目を製造するオーダ

オーダ状況

製造オーダの処理段階を示す、製造オーダに割り当てられている状況。[作成済]、[出力済]、[発行済] などがあります。

指定可能な値

作成済

製造オーダ」の初期状況。まだすべての製造オーダデータを変更できます。材料はまだ出庫されていません。材料の追加や削除、数量の変更ができます。

修正

製造オーダ」は、[作成済]状況と同じ方法で修正できます。[バージョン管理]チェックボックスがオンの場合、この状況は新たに作成されたバージョンの製造オーダに割り当てられます。この製造オーダの見積を調整できます。すでに登録済の実際原価は新しいバージョン番号で製造オーダに保存されます。

注: 

必要な変更を行ったら、製造オーダ文書を出力して「製造オーダ」を発行する必要があります。新しい製造オーダが出力または発行されると、見積原価は再び凍結されます。

スケジュール済

製造オーダが Infor SCM Schedulerでスケジュールされると、この状況になります。この状況は、Infor SCM Schedulerがインストールされている場合のみ適用されます。

出力済

製造オーダの文書が出力されました。製造オーダパラメータ (tisfc0100s000) セッションの[製造オーダ文書の出力必須]チェックボックスがオンの場合、オーダ文書が出力される前に製造オーダを発行できません。「繰返生産品目」の場合は、オーダ文書の出力が必須になることはないため、[製造オーダ文書の出力必須]チェックボックスは無効です。オーダ文書のタイプに関する説明は、オーダ文書の内容を参照してください。

注: 

製造オーダ文書が出力されると、オーダの見積を調整できなくなります。

発行済

製造オーダが製造用に発行されると、材料が製造のジョブショップに出庫され、時間が転記されます。まだ次のことを実行できます。

  • 計画データの調整
  • 原価見積が凍結されていない場合、見積材料費および見積作業費を変更します。

製造オーダは製造オーダの発行 (tisfc0204m000) セッションで発行できます。

有効

製造オーダでの作業が開始されています。製造オーダについて「仕掛品取引」が実施されると、オーダ状況が[有効]になります。製造オーダの状況が[有効]の場合、時間が転記され、材料が出庫されます。見積原価は変更できません。

製造完了

オーダは完了として報告されます。倉庫管理が在庫に納入する必要がある製造済品目の入庫手順を完了すると、製造は[完了]状況を受領します。

完了

オーダは完了済として報告され、完了したすべての製品が在庫に納入されました。まだ製造オーダの時間を処理したり材料を出庫したりできます。次のセッションでオーダを完了として報告できます。

  • オーダの完了レポート (tisfc0520m000)

    セッションの目的: 1 つまたは複数のオーダの一部または全体を完了として報告します。
  • 作業の完了レポート (tisfc0130m000)

    セッションの目的: オーダの最終作業を完了として報告します。
  • オーダグループ別作業の完了レポート (tisfc0205m000)

    セッションの目的: オーダをオーダグループ別に完了として報告します。
  • 生産日程計画の完了レポート (tirpt1201m000) および生産日程計画から製造オーダを完了レポート (tirpt1502m000)

    これらのセッションを使用して、RPT 品目について、製造スケジュールの製造オーダを完了として報告します。
クローズ

製造オーダの会計結果が計算されています。製造オーダをクローズする前に、オーダのすべての材料を出庫し、すべての時間を処理する必要があります。外注作業の購買オーダは、処理済になっている必要があります。オーダがクローズされると、オーダ状況をリセットしない限り、材料の出庫や時間の処理はできなくなります。製造オーダのクローズ (ticst0201m000) セッションを使用して製造オーダをクローズできます。

アーカイブ済

製造オーダデータがアーカイブに移動されました。詳細は、次の情報を参照してください: 製造オーダのアーカイブ

計画方法

[計画方法] フィールドが [前方] の場合、納期は [製造開始] フィールドに基づいて将来に向かって計画されます。

[計画方法] フィールドが [後方] の場合、製造開始日は [計画納期] フィールドに基づいて過去に向かって計画されます。

このフィールドは次のオーダについてのみ変更できます。

  • マニュアル入力したオーダ
  • 倉庫管理パッケージから転送されたオーダ
品目

製造オーダによって製造される品目

この品目は[品目 - 製造 (tiipd0101m000)] セッションで定義されている必要があり、この品目の原価計算データは[品目 - 原価計算 (ticpr0107m000)] セッションで定義されている必要があります。この品目は次のタイプのいずれかである必要があります。

  • [製造]
  • [購買]
  • [製品]
  • [一般]。この品目は標準品目またはカスタマイズ品目です。
作業

部品表ラインの資材がジョブショップに出庫される「作業」

  • ゼロ (0) を入力した場合、部品表ライン - 資材-工順関係 (tibom0140m000) セッションを使用して、どの作業に対して資材を出庫するのかを指定できます。
  • 0 以外の値を入力した場合、たとえば 10 を入力すると、資材は作業 10 で出庫されます。この作業は、製造品目に定義されているすべての工順に適用されます。製造品目の工順に該当する作業が存在しない場合は、工順の最初の作業で部品表ラインの資材が出庫されます。
注: 

存在しない作業のコードを入力することがないように、このフィールドのズーム機能を使用して、[工順作業 (tirou1102m000)] セッションから作業を選択することをお勧めします。

パフォーマンスについて

このフィールドの設定は、システムのパフォーマンスとデータベースの拡張に影響することがあります。 詳細は、次の情報を参照してください: 複数作業に使用する資材.

作業状況

作業に割り当てられた状況。[計画]、[開始準備完了]、[完了] などがあります。この状況は、作業の進み具合を示します。

指定可能な値

計画

計画が作成されたときの状況

[開始準備完了]
開始済

LN を使用した場合、ジョブショップ管理でいくらかの数量が完了とレポートされると、作業状況は[開始済]になります。

有効

この作業について、「仕掛品取引」が実行されています。先頭の作業手順が[有効]に設定されているとき、オーダ状況も[有効]になります。

ブロック

ユーザまたは検査オーダによって、ジョブショップ管理で作業がブロックされています。作業のブロックを参照してください。

完了

その作業順のすべての作業が完了しました。完了および不合格とレポートされた数量は最終のものとなります。この状況は、[作業の完了レポート (tisfc0130m000)] 詳細セッションで設定できます。必要であれば、[作業の完了レポート (tisfc0130m000)] 詳細セッションで[作業状況のリセット]をクリックして、作業状況を[完了]から[有効]に戻すことができます。

クローズ

作業の会計結果が計算されています。LN では、作業のクローズしかできません。

先頭作業

このチェックボックスがオンの場合、この作業の前には作業がありません。

ブロック理由

作業がブロックされている場合の、ブロックの理由

作業品目

製造オーダで製造される品目

計画関連
次作業

現行作業の後の作業。このフィールドが 0 (ゼロ) の場合、この作業は終了作業です。

タスク

作業で実行される「タスク」

作業に関する何らかのレポートが実行されると、タスクを変更できなくなります。

参照作業

作業とは、機械によって実行される活動のことです。参照作業リストは、ジョブショップ製造オーダで使用可能な作業のライブラリです。

参照作業は、以下のように複数のレベルで定義できます。

  • 作業コード

    参照作業は、すべてのサイト、すべてのワークセンタ、および会社にリンクされているすべての機械で実行できます。
  • 作業コード + 機械タイプ

    参照作業は、指定された機械タイプの機械が 1 台以上設置されているすべてのサイトで実行できます。
  • 作業コード + サイト

    参照作業は、すべてのワークセンタ、特定のサイトにリンクされているすべての機械で実行できます。注意: サイトの特定の作業に独自の段取のロジックがある場合にお勧めです。このタイプの参照作業は、機械が設置されていないワークセンタで使用できます。
  • 作業コード + 機械タイプ + サイト

    この参照作業は、特定の機械タイプのすべての機械、およびこの機械タイプが存在するすべてのワークセンタおよびすべてのサイトで使用できます。注意: 機械タイプの特定の作業に独自の段取がある場合にお勧めです。
  • 作業コード + サイト + ワークセンタ

    参照作業は、特定のワークセンタとサイトの組合せに対して使用できます。注意: この作業は、機械が設置されていないワークセンタのみで使用できます。
  • 参照作業 + 機械タイプ + サイト + ワークセンタ

    参照作業は、あるワークセンタ/サイトの組合せで、特定の機械タイプ 1 つのみで使用できます。
機械

作業を行う「機械」

デフォルト

このフィールドのデフォルトは、工順作業 (tirou1102m000) セッションの [機械] フィールドの値です。

このフィールドは、非機械タスクの場合は無関係です。

このフィールドを変更することができます。たとえば、機械に負担がかかりすぎたり修理が必要な場合には、作業を別の機械に移してください。

機械タイプ

参照作業を実行する機械のタイプ

開始日
製造開始日時

オーダの製造開始が計画されている日時。[製造開始] フィールドは、製造オーダの作成時に入力されます。製造計画が変更されると、この日付は自動的に更新されます。

オーダの開始日は、次のモジュールで生成された計画オーダからコピーできます。

  • 倉庫オーダ
  • 在庫計画
  • オーダ計画

前方計画: 計画方法フィールドの値が [前方] の場合は、製造開始日を使用して納期を計算できます。

後方計画: 計画方法フィールドの値が[後方]の場合は、品目の納期およびオーダリードタイムから製造開始日を決めることができます。製造開始日は次のように計算されます: 製造開始日 = 納期 - 品目のオーダリードタイム。この式は次の場合に使用されます。

  • 製造オーダをマニュアル入力する
  • [計画]ボタンをクリックして製造開始日を再計算する
  • タイプが[製造]または[製品]の品目の製造オーダに工順がなく、製造オーダがジョブショップ管理モジュールに転送される
払出倉庫輸送

直前の作業の払出倉庫から品目が輸送される日付

注: 

資材フローサポートのある「作業外注」の場合に、このフィールドが関連してきます。

キュー開始

作業の「キュー時間」の開始日時。キューの期間は[工順作業 (tirou1102m000)] セッションで定義します。

[製造計画 (tisfc0110m000)] セッションの適切なメニューメニューで[自動キュー時間圧縮]オプションをクリックすると、このセッションが開始され、計画キュー時間を削減できます。

段取

製造時間」の開始が予定されている日時

[残作業開始日]フィールドの日時を変更すると、[段取開始日]フィールドの値が再計算されます。

作業の開始日は計画製造オーダからコピーされます。計画製造オーダは、オーダが企業計画からジョブショップ管理に転送されるときに、企業計画で生成されます。

倉庫管理[製造オーダ勧告 (whina3100m000)] のセッションから製造オーダが転送された場合、このセッションから作業の開始日がコピーされます。

[製造オーダ (tisfc0101s000)] セッションでオーダをマニュアル入力する場合は、[工順作業 (tirou1102m000)] セッションで指定してある作業のリードタイム要素を使用して[段取開始日]フィールドの値を計算します。

実行

指定したオーダに対して製造が開始された日時

残余時間

作業を終了するために必要な、製造リードタイムの残余時間

待機

作業の段取と実行時間が終了し、「待機時間」が開始する予定の日時 

注: 

待機開始日は工程管理 (SFC) モジュールで計算されます。

移動開始日

待機時間が終了し、「移動時間」が開始する予定の日時

受入倉庫輸送

品目が受入倉庫 (外注ワークセンタの倉庫) から輸送される日付

資材フローサポートのある「作業外注」の場合に、このフィールドが関連してきます。

払出輸送 (次作業)

直前の作業の払出倉庫から品目が輸送される日付

資材フローサポートのある「作業外注」の場合に、このフィールドが関連してきます。

キュー(次作業)

作業の移動時間が終了し、次作業の「キュー時間」が開始する予定の日時

段取 (次の作業)

この作業の後に別の作業が続く場合、このフィールドに[段取 (次の作業)] フィールドが表示されます。この作業が最終作業の場合、このフィールドに[要求納期]フィールドが表示されます。

これらのフィールドは次のように定義されます。

  • [段取 (次の作業)]

    次作業のキュー時間が終了し、次作業の段取および実行時間が開始する予定の日時

    [転送バッチの使用] チェックボックスがオンで、最初の作業に関して [転送バッチ数量] フィールドでバッチ数量を定義した場合、最初の作業が終了する前に次作業を開始できます。この場合、最初の作業の[段取 (次の作業)] フィールドの日時は、[キュー開始 (次作業)] フィールドの日時と同じになります。

  • [要求納期]

    顧客が製造オーダを要求している日付

    販売オーダから派生した製造オーダが企業計画から転送される場合、要求納期は、販売オーダの納期から、倉庫への入庫、倉庫からの出庫、安全時間、および追加リードタイムを差し引いたものです。これら 4 つの時間により、販売オーダ納期と計画納期との間に差異が生じます。

    詳細については、オーダ品目調達予定日の算定を参照してください。

固定計画日

このチェックボックスがオンの場合、固定計画日が使用され、別の作業で変更があってもこの作業はシフトできません。

適切なメニューメニューの [計画のシフト] オプションを選択すると製造計画のシフト (tisfc1202m000) セッションが開始され、作業を別の日として計画できます。

固定期間

このチェックボックスがオンの場合、作業には「固定期間」があり、製造時間はバッチサイズに依存しません。

作業に固定期間がある場合は、次の式を適用して実行時間が計算されます。

実行時間 = サイクル時間 ÷ 工順数量

このチェックボックスがオフの場合、次の式を使用して実行時間が計算されます。

実行時間 = (サイクル時間 × 計画投入数量) ÷ 工順数量
転送バッチの使用

次の作業を開始する前に作業を完了しておかなければならない品目の数量または割合。製造オーダのすべての品目について作業を終了していない場合でも、すでに終了した品目について次の作業を開始できます。

カンバンが使用される製造環境では、転送バッチ数量はカンバンサイズ (標準コンテナまたは標準ロットサイズ) と同じになります。

転送バッチ数量は、これまで使用されていた作業の重複率の概念に代わるものです。

このチェックボックスがオンの場合、製造バッチ全体が終了する前に、次作業を開始できます。次の作業を開始できるタイミングを示す値を [転送バッチ数量] フィールドに入力する必要があります。このチェックボックスがオフの場合、次の作業は、製造バッチ全体が終了すると開始されます。

[ジョブショップマスタデータパラメータ (tirou0100m000)] セッションの [転送バッチ方法] フィールドが [数量] の場合、[転送バッチ数量] フィールドに数量を入力する必要があります。[転送バッチ方法] フィールドが [割合] の場合は、割合を入力する必要があります。

転送バッチ数量

次の作業を開始する前に作業を完了しておかなければならない品目の数量または割合。製造オーダのすべての品目について作業を終了していない場合でも、すでに終了した品目について次の作業を開始できます。

カンバンが使用される製造環境では、転送バッチ数量はカンバンサイズ (標準コンテナまたは標準ロットサイズ) と同じになります。

転送バッチ数量は、これまで使用されていた作業の重複率の概念に代わるものです。

遅延

作業の移動開始日が製造オーダの要求納期よりも後であるかどうかを示します。

リードタイム
時間単位

キュー時間を表す時間単位

指定可能な値

  • [時間]

    リードタイムは時間単位で表され、小数値も使用できます。
  • []

    リードタイムは日単位で表され、小数値は整数値に丸められます。
払出倉庫輸送時間

払出倉庫から外注先の倉庫に、部分組立品を輸送するために要する時間。製造元のシステムでは、外注先の倉庫は外部倉庫として定義されます。

資材フローサポートのある「作業外注」の場合に、このフィールドが関連してきます。

デフォルト

デフォルト値は、輸送で倉庫の住所に基づいて計算されます。

注: 

工順の最初の作業が外注の場合、このフィールドはゼロになります。そのような場合には、部分組立品が製造元から外注先に輸送されることはないからです。

キュー時間

作業の「キュー時間」として、[工順作業 (tirou1102m000)] セッションで定義済の値です。

[製造計画 (tisfc0110m000)] セッションの適切なメニューメニューで [自動キュー時間圧縮] オプションをクリックすると、このセッションが開始され、計画キュー時間を削減できます。

固定段取時間(SCS)

機械の運転を開始するための段取や変更に必要な、順序とは無関係な時間

固定段取時間が使用されるのは、Infor SCM Scheduler および Infor SCM Planner がインストールされるときだけです。

平均段取時間

作業の「平均段取時間」

注: 

[段取の労働資源 (FTE)] が 0 で [平均段取時間] が 0 より大きい場合、次のことが当てはまります。

  • オーダ作業について計算された機械時間の必要能力は影響を受けず、段取時間が含まれます。
  • 段取時間は、オーダ作業に関する人時間の必要能力、およびワークセンタに必要な人時間には含まれません。これは、ワークセンタの利用率レポートと資源オーダ計画に表示される人時間に影響を与えます。
  • 段取時間は、見積人時間に含まれず、要員能力ワークセンタの作業費の計算にも含まれません。
  • 段取時間は、作業スケジュールの計算で使用されます。
処理時間

指定した品目の製造に必要な時間

生産速度

一定時間に生産される製品数で表される「生産速度」

異なるオーダには異なる生産速度を使用できます。

  • このフィールドの値を変更すると、製造時間の値が変更されます。すなわち、作業の製造時間を入力する代替方法としてこのフィールドを使用できます。
  • 適切なメニューメニューの [生産速度の計算] オプションをクリックすると、作業の「サイクル時間」を使用して生産速度が計算されます。[ジョブショップマスタデータパラメータ (tirou0100m000)] セッションの [生産速度の使用] チェックボックスがオンの場合にのみ、これが可能です。
注: 

生産速度を時間と分のどちらで表すかは、次のフィールドに表示されます。[ジョブショップマスタデータパラメータ (tirou0100m000)] セッションの [生産速度時間単位] フィールドでこの単位を変更できます。

/

生産速度」を表す時間単位

工順単位

工順が計画される品目の数量です。この単位を使用することで、品目の工順に短い作業時間を含めることができます。

待機時間

選択した製造オーダの作業間の「待機時間」

移動時間

選択した製造オーダの作業間の「移動時間」

受入倉庫輸送時間

部分組立品を外注先の倉庫から受入倉庫に輸送する場合のリードタイム。製造元のシステムでは、外注先の倉庫は外部倉庫として定義されます。

資材フローサポートのある「作業外注」の場合に、このフィールドが関連してきます。

デフォルト

デフォルト値は、輸送で倉庫およびワークセンタの住所に基づいて計算されます。

スラックタイム

現在の作業の最早終了日と後続作業の製造開始日の間の時間

重複

計画における重複割合を表示します。

ワークセンタ

同じ能力を持つ、1 人以上の従業員または 1 台以上の機械から構成される特定の製造エリア。これは、能力所要量計画と詳細スケジュールの 1 単位と見なすことができます。

残作業開始日

作業を開始する日。作業がすでに開始されている場合は、作業を再開する日。[固定計画日] チェックボックスがオンの場合、このフィールドで作業の開始/再開予定日を変更できます。

[製造オーダパラメータ (tisfc0100s000)] セッションの [残余製造時間の計算方法] フィールドを変更して、実行済の作業量を計算するときに残余オーダ数量と消費時間のいずれを使用するかを選択できます。

サイクル時間

作業の「サイクル時間」

サイクル時間を使用して「実行時間」および製造時間が計算されます。

能力/外注
能力データ
段取の労働資源

作業の段取を完了するために必要な人員数

労働時間 (段取)

作業の段取に費やされる見積または実際人時間

製造の労働資源

作業の実行に必要な人員数

[段取の労働資源 (FTE)] フィールドに、作業の段取に必要な人員数を入力してください。

労働時間 (製造)

作業の完了に必要な、従業員管理に転記される機械時間。外注の場合、このフィールドは空になります。

機械数

ワークセンタでの製造に使用可能な「機械」の数。

機械時間

作業の実行に必要な「機械時間」

作業必要機械数

作業を実行するために必要な機械数

選択されたワークセンタに関して[タスク (参照作業) (tirou0103m000)] セッションで「機械」を定義済の場合に、このフィールドを入力できます。

機械作業

このチェックボックスがオンの場合、 機械番号はグループに割り当てられます。

消費時間

現時点までに作業に費やされた時間数

これらの時間は、従業員管理にマニュアルで記帳するか、「バックフラッシュ」を通じて自動的に記帳されます。

外注
選択方法

作業の外注先の選択に使用する方法

指定可能な値

  • [計画]
  • [要求]
  • [マニュアル]
  • [適用なし]
外注先

作業が外注ワークセンタで発生する場合に、作業が行われる外注先

注: 

外注先は購買元取引先として扱われます。

外注先サイト

外注製造が実行されるサイト

外注伝票

外注作業にリンクされる伝票タイプ

指定可能な値

必須

作業は外注されますが、まだ外注伝票がリンクされていません。購買要求または購買オーダが生成されると、外注伝票がリンクされます。

購買要求

リンクされた外注伝票は、購買要求です。

購買オーダ

リンクされた外注伝票は、購買オーダです。

親オーダで処理

外注伝票は親製造オーダにリンクされます。

購買伝票

外注購買伝票の番号

外注は、サービスの購買として処理されます。外注購買文書の生成 (tisfc2250m000) セッションで、外注購買オーダまたは外注購買要求を生成できます。

外注費レート係数

外注費レート係数と外注基準率の組合せにより、外注費が決まります。

このフィールドの値は、[外注費レート (ticpr1160m000)] セッションの[レート基準]フィールドに依存します。このフィールドが[作業費レート]の場合、次の構成が可能です。外注の基準率とは別に、さらに作業ラインごとに基準率を指定できます。

例: 

  • 外注費 = 100
  • 外注費レート係数 = 2
  • この場合、総外注費は 200 になります

外注からの返品数量

外注」オーダを基準とする入庫数量

部分組立品

完成品として保管も販売もされずに次の作業に渡される製造工程途中の製品

外注目的の場合、製造元は部分組立品を外注先に発送してその部分組立品に関わる作業を委託できます。このような部分組立品に固有の品目コードが品目基準データに定義されます。

作業が終了すると、外注先は部分組立品を製造元に返送します。また、このような再作業済の部分組立品に固有の品目コードも品目基準データに定義されます。

部分組立品倉庫

部分組立品の輸送元または部分組立品の入庫先の倉庫

外注時間

外注作業の完了に必要な製造時間

数量
計画投入数量

作業を開始する予定の数量。これには、完了および不合格としてレポートされた数量が含まれます。

仕損または産出率の値を変更すると、計画数量出力を同じに保つためにこのフィールドが再計算されます。

産出率タイプ

産出率が 100% を下回った場合に、損失製品の製造をやめるかどうかと、その方法を決定します。

2 つの産出率タイプが使用可能です。

  • [不連続]

    損失した製品は不合格製品として製造が中止されます。
  • [継続]

    気化など、損失した製品は完全に消滅します。

指定可能な値

継続

製品の特定の割合の損失分は完全になくなります。たとえば、気化による製品損失がこれに当たります。

不連続

製品の特定の割合の損失分は不合格構成要素として表示されます。

計画産出数量

現行作業に関する「計画産出数量」

産出率

作業から得られる有効な産出高。投入額との割合で示されます。

例 1: 電球に対する製造処理の特定の作業の産出率を 98% とします。したがって、製造される電球 100 個当たり、平均 98 個が良品です。残りの電球は欠陥品で、不合格になります。

例 2: 鋼鉄線をより合わせて、ケーブルを製造します。より合わせることによって、ケーブルは元の鋼線より 10% 短くなります。したがって、産出率は 90% に設定されます。

仕損の設定

構成要素に欠陥がある、切取/切断作業で製品が紛失した、などの理由で使用できないか、不合格になった中間製品。

予定仕損を考慮して、総所要量や作業の投入数量を増やす必要があります。

作業では、固定数量 (仕損の設定) として、または不連続産出率による相対損失として計画仕損を定義できます。

製品のレポート

製造のレポート方法を指定します。

指定可能な値

  • [マニュアル]

    レポートは、機械作業の機械作業リスト (tisfc4600m000) セッションでマニュアルで実行します。
  • [機械別]

    作業ではなく、機械作業ごとにレポートが実行されます。
完了時の DMS

このチェックボックスがオンの場合、作業が完了とレポートされたときに直接資材供給 (DMS) 計画が実行されます。

完了

「完了」 とレポートされた品目の数量。「完了」 とレポートされた品目は、それ以降の作業に進めます。

完了済半完成品

完了としてレポートされた「半完成品目」の数量

このフィールドに入力が行われるのは、部品表 (BOM) で「ファントム」と定義された品目に作業がリンクされている場合のみです。

不合格

製造処理時に不合格になった製造オーダの数量

注: 

数量が不合格になると、その数量は隔離検査または仕損数量のいずれかになります。

不合格半完成品

/baanerp/ti/sfc/tisfc0110m000#f.qty.reject.semi

仕損

製造オーダによって製造され、廃棄された品目の数量。この数量は、いかなる目的でも再処理または使用することはできません。

仕損半完成品

産出率が制限された結果、作業で仕損になった半完成品数量

計画仕損

生産時に「仕損」が見込まれている品目数量

計画不合格半完成品

生産時に仕損が見込まれている半完成品数量

隔離検査

指定したシフトで隔離検査された「製品」数量

隔離検査済半完成品

製造実行中に隔離検査された半完成品数量

完成品別品目数量

半完成品目」と、この作業で製造される完成品との割合

作業品目が部品表でファントムと定義されている場合、この割合を使用して、完了とレポートされている半完成品目数量が主品目数量に変換されます。

不合格
理由

不合格の理由。理由タイプが [製造結果の却下] となっている理由を使用します。

不合格の理由を定義するには、理由 (tcmcs0105m000) セッションを使用します。

バックフラッシュ
機械時間のレポート

時間数のレポート方法を指定します。

指定可能な値

  • [バックフラッシュ]

    これは、レポートされた数量に基づく自動計算です。
  • [マニュアル]

    レポートは、従業員ごとに実行されます。
労働時間のレポート

時間数のレポート方法を指定します。

指定可能な値

  • [バックフラッシュ]

    労務時間は、レポート数量に基づいて自動的に計算されます。作業が完了すると自動的に時間が転記されます。
  • [マニュアル]

    レポートは、従業員ごとに実行されます。時間数は従業員管理に入力されます。
バックフラッシュ予定数量

バックフラッシュ」されることになっている数量

バックフラッシュ済数量

すでに「バックフラッシュ」された数量

検査データ
検査予定数量

検査に送られる数量で、主品目数量で表されます。

検査状況

[オーダ検査 (qmptc1120m000)] セッションからの検査状況

サイト

サイトの ID です。

製造開始日時

製造オーダの納入日および時間

指定可能な値

品目が「繰返生産品目」の場合、納期についてスケジュール期間が定義されている必要があります。スケジュール期間はカレンダーおよび期間モジュールで定義することが可能で、繰返生産モジュール内のスケジュールにリンクされている必要があります。

オーダの納期は、次のモジュールで生成された計画オーダからコピーされます。

  • 在庫計画
  • オーダ計画

前方計画: 計画方法フィールドの値が [前方] である場合、品目の開始日およびオーダリードタイムから納期を算定できます。納期は次のように計算されます: 製造開始日 = 納期 + 品目のオーダリードタイム。この式は次の場合に使用されます。

  • 製造オーダをマニュアル入力する
  • [計画]ボタンをクリックして製造開始日を再計算する
  • タイプが[製造]または[製品]の品目の製造オーダに工順がなく、製造オーダがジョブショップ管理モジュールに転送される
その他
製造部署

ワークセンタが属している製造部署

物理的位置

作業の物理的位置

完了日

製造オーダが完了とレポートされた日時

注: 

製造オーダを完了として報告する場合には、より早い日付を完了日として入力することができます。

カレンダー詳細
カレンダー

現行作業の計画に使用されるカレンダー

タイムゾーン

製造オーダの計画のために考慮されるタイムゾーン

[住所 (tccom4530m000)] セッションに含まれるワークセンタの部署の住所に対応して定義されているタイムゾーンが考慮されます。

実際カレンダー
カレンダー

製造オーダを製造するワークセンタで使用されるカレンダーおよび利用性タイプの組合せです。

注: 
  • ワークセンタのカレンダーが指定された場合、実際のカレンダーはワークセンタのカレンダーと等しくなります。ワークセンタのカレンダーが指定されない場合、関連する製造部署のカレンダーなどの次に適用可能なカレンダーが使用されます。
  • 実際のカレンダーが定義されているレベルが発生元フィールドで確認できます。

発生元

実際のカレンダーを定義するセッションの ID です。

作業テキスト

このチェックボックスがオンの場合、作業テキストがあります。

[工順作業 (tirou1102m000)] セッションで作業テキストを作成できます。

原価計算
原価計算ワークセンタ

完成品単位原価、仕掛品振替、製造結果を計算し、製造オーダに関連する会計取引を保持するために使用する、ワークセンタにリンクされたワークセンタ。

原価計算ワークセンタとワークセンタ間のリンクにより、製造オーダ作業の計画を立て直すことができます。必要であれば、原価計算処理を変更せずに、作業の遂行に使用されるワークセンタを変更できます。

作業セット

同じ原価計算ワークセンタで実行される作業のグループです。原価計算の目的でグループ化されています。

1 つの作業セットの中では「仕掛品振替」は発生しません。[製造オーダ (tisfc0101s000)] セッションの[ワークセンタ別会計取引]チェックボックスをオフにすると、作業セットは該当しません。

コンテナデータ
コンテナ

資材を保管または移動するために使用する入れ物

コンテナの数

作業に必要な品目が入ったコンテナの数

作業間の補充レートを増やす必要がある場合は、このフィールドの値を増加します。

コンテナ数量

コンテナの品目数量

コンテナ方法

コンテナ内の品目の取り扱い方法を示すコード。たとえば 「10 個以上積まない」 などです。