デフォルト製造オーダデータ (tisfc0102m000)

セッションの目的: デフォルト製造オーダデータを定義します。デフォルトデータは特定のオーダシリーズに対して定義する必要があります。定義すると、そのシリーズに属する製造オーダと工程管理グループデータはデフォルトデータを自動的に受け取ります。

デフォルトデータを製造オーダと工程管理グループデータに対して定義するには、以下の作業を製造で行う必要があります。

  1. [製造オーダパラメータ (tisfc0100s000)] セッションで、製造オーダの番号グループフィールドとオーダグループ番号の番号グループフィールドに番号グループを定義します。
  2. [デフォルト製造オーダデータ (tisfc0102m000)] 概要セッションで、[製造オーダパラメータ (tisfc0100s000)] セッションで定義した番号グループを検索し、[デフォルト製造オーダデータ (tisfc0102m000)] 詳細セッションで製造オーダシリーズについてデフォルトデータを定義します。
注: 

製造オーダパラメータ (tisfc0100s000) セッションで番号グループデータを変更した場合は、その番号グループに属する製造オーダシリーズの新しいデフォルトデータが所定の場所に存在することを確認する必要があります。

番号グループ

デフォルトを定義する番号グループ。番号グループが、[製造オーダパラメータ (tisfc0100s000)] セッションの[製造オーダの番号グループ]フィールドまたは[オーダグループ番号の番号グループ]フィールドと等しい場合、これらのデフォルトを製造でのみ使用できます。

デフォルト

このフィールドのデフォルトは、[製造オーダパラメータ (tisfc0100s000)] セッションの[製造オーダの番号グループ]フィールドの値です。

製造オーダシリーズ

デフォルトを定義するシリーズ

先行作業の移動方法

このフィールドは、作業の再スケジュールが先行する作業の計画に与える影響を決定します。このフィールドの値は、[製造オーダ (tisfc0501m000)] 詳細セッションの[先行作業]フィールドのデフォルト値です。

次に示す作業構造の作業 30 を移動すると、作業 10 および 20 は、先行作業フィールドの移動方法による影響を受けます。

[製造オーダ (tisfc0501m000)] セッションや[製造計画のシフト (tisfc1202m000)] セッションを使用して製造計画をシフトする場合、作業の移動方法は考慮されません。移動方法は、[製造計画 (tisfc0110m000)] 詳細セッションで作業レベルをシフトする場合にのみ使用されます。

指定可能な値

すべての作業を移動

全作業手順がシフトされています。

移動不可

作業手順がシフトされることはありません。

重複が 100% を越えている時

100% 以上の切迫した重複がある場合、作業手順がシフトされます。転送バッチ数量/割合が定義されている場合、その転送バッチ数量/割合は却下されます。

重複発生時

切迫した重複がある場合、作業手順がシフトされます。転送バッチ数量/割合が定義されている場合、その転送バッチ数量/割合は却下されます。

後続作業の移動方法

このフィールドは、作業の再スケジュールが後続作業の計画に与える影響を決定します。このフィールドの値は、[製造オーダ (tisfc0501m000)] 詳細セッションの[後続作業]フィールドのデフォルト値です。

次の作業構造の作業 30 を移動すると、作業 40、50、60 は、後続作業フィールドの移動方法によって影響を受けます。

[製造オーダ (tisfc0501m000)] セッションや[製造計画のシフト (tisfc1202m000)] セッションを使用して製造計画をシフトする場合、作業の移動方法は考慮されません。移動方法は、[製造計画 (tisfc0110m000)] 詳細セッションで作業レベルをシフトする場合にのみ使用されます。

指定可能な値

すべての作業を移動

全作業手順がシフトされています。

移動不可

作業手順がシフトされることはありません。

重複が 100% を越えている時

100% 以上の切迫した重複がある場合、作業手順がシフトされます。転送バッチ数量/割合が定義されている場合、その転送バッチ数量/割合は却下されます。

重複発生時

切迫した重複がある場合、作業手順がシフトされます。転送バッチ数量/割合が定義されている場合、その転送バッチ数量/割合は却下されます。

計算オフィス

プロジェクト」または「製造オーダ」企業単位を決定する際に使用され、管理機能も持つ、[原価計算] タイプの「ワークセンタ」

注: 

製造オーダにリンクされている場合は、該当するワークセンタに関して [ワークセンタ (tirou0101m000)] セッションの計算オフィスとして使用チェックボックスをオンにする必要があります。

このフィールドの計算オフィスは、[製造オーダ (tisfc0501m000)] 詳細セッションの計算オフィスフィールドのデフォルト値です。

見積の凍結時点

見積オーダ原価が凍結されるタイミング。見積オーダ原価が凍結されると、[見積資材 (ticst0101m000)] セッションでデータを変更できなくなります。

注: 
  • このフィールドは、[製造オーダパラメータ (tisfc0100s000)] セッションでバージョン管理チェックボックスがオフである場合にのみ適用されます。
  • このフィールドの値は、[製造オーダ (tisfc0501m000)] 詳細セッションの[見積の凍結時点]フィールドのデフォルト値です。

パフォーマンスについて

このフィールドの設定は、システムのパフォーマンスとデータベースの拡張に影響することがあります。 詳細は、次の情報を参照してください: 見積の凍結時点

指定可能な値

オーダ作成中

見積オーダ原価は凍結されており、見積完成品単位原価は製造オーダが作成されると直ちに計算されます。

オーダ発行中

見積オーダ原価は凍結されており、見積完成品単位原価は製造オーダが発行されると直ちに計算されます。

最初の仕掛品取引の前

見積オーダ原価は[見積完成品単位原価の計算 (ticst0210m000)] セッションによって凍結されています。この処理は最初の仕掛品会計取引前に完了する必要があります。

時間を段取と製造に分割

このチェックボックスがオンの場合、作業の見積の時間数と実際の時間数が分割されます。

作業の見積/実際の時間数は、段取時間とサイクル時間に分割されます。この結果、見積/実際の人時間および機械時間に対して、段取部分と製造部分ができます。これは、[見積/実際時間原価 (ticst0502m000)] セッションなどで表示できます。

注: 

時間がバックフラッシュされる場合、このチェックボックスをオンにすると、システムのパフォーマンスが低下する可能性があります。[品目 - 製造 (tiipd0101m000)] セッションの[時間のバックフラッシュ]チェックボックスがオンの場合、時間がバックフラッシュされます。

オーダの完了レポート時にラベルを出力

このチェックボックスがオンの場合、 [製造オーダ (tisfc0501m000)] 詳細セッションのデフォルト値は、[オーダの完了レポート (tisfc0520m000)] セッションを使用して製造オーダを完了するときに製造オーダのラベルを印刷することを示す値になります。

注: 

[オーダの完了レポート時にラベルを出力]を有効にするには、[扱い単位]が有効になっている必要があります。