製造オーダ (tisfc0101m100)
セッションの目的: 製造オーダを表示およびメンテナンスします。このセッションでは、製造オーダの資材関連および作業関連のいくつかのタスクを実行できます。
このセッションは、次のセッションで構成されます。
- 見積資材 (ticst0101m000)
- 製造計画 (tisfc0110m000)
- 製造オーダ別在庫 (tisfc0516m000)
製造オーダの変更 (ticst1551m000) セッションからメニューにズームできます。
パフォーマンスについて
このセッションの設定は、システムパフォーマンスとデータベースの増加に影響することがあります。詳細については、次のトピックを参照してください: 作業なしの製造オーダおよび工程管理でのアーカイブおよび削除
- サイト
-
サイトの ID
注:マルチサイト機能が有効な場合にのみ表示されます。
- 製造オーダ
-
指定された納期で指定された数量の品目を製造するオーダ
デフォルトのオーダシリーズを [製造オーダパラメータ (tisfc0500m000)] セッションの [製造オーダの製造オーダシリーズ] フィールドで定義できます。
- オーダ状況
-
製造オーダのオーダ状況
指定可能な値
- 作成済
-
「製造オーダ」の初期状況。まだすべての製造オーダデータを変更できます。材料はまだ出庫されていません。材料の追加や削除、数量の変更ができます。
- 修正
-
「製造オーダ」は、[作成済]状況と同じ方法で修正できます。[バージョン管理]チェックボックスがオンの場合、この状況は新たに作成されたバージョンの製造オーダに割り当てられます。この製造オーダの見積を調整できます。すでに登録済の実際原価は新しいバージョン番号で製造オーダに保存されます。
注:必要な変更を行ったら、製造オーダ文書を出力して「製造オーダ」を発行する必要があります。新しい製造オーダが出力または発行されると、見積原価は再び凍結されます。
- スケジュール済
-
製造オーダが Infor SCM Schedulerでスケジュールされると、この状況になります。この状況は、Infor SCM Schedulerがインストールされている場合のみ適用されます。
- 出力済
-
製造オーダの文書が出力されました。製造オーダパラメータ (tisfc0100s000) セッションの[製造オーダ文書の出力必須]チェックボックスがオンの場合、オーダ文書が出力される前に製造オーダを発行できません。「繰返生産品目」の場合は、オーダ文書の出力が必須になることはないため、[製造オーダ文書の出力必須]チェックボックスは無効です。オーダ文書のタイプに関する説明は、オーダ文書の内容を参照してください。
注:製造オーダ文書が出力されると、オーダの見積を調整できなくなります。
- 発行済
-
製造オーダが製造用に発行されると、材料が製造のジョブショップに出庫され、時間が転記されます。まだ次のことを実行できます。
- 計画データの調整
- 原価見積が凍結されていない場合、見積材料費および見積作業費を変更します。
製造オーダは製造オーダの発行 (tisfc0204m000) セッションで発行できます。
- 有効
-
製造オーダでの作業が開始されています。製造オーダについて「仕掛品取引」が実施されると、オーダ状況が[有効]になります。製造オーダの状況が[有効]の場合、時間が転記され、材料が出庫されます。見積原価は変更できません。
- 製造完了
-
オーダは完了として報告されます。倉庫管理が在庫に納入する必要がある製造済品目の入庫手順を完了すると、製造は[完了]状況を受領します。
- 完了
-
オーダは完了済として報告され、完了したすべての製品が在庫に納入されました。まだ製造オーダの時間を処理したり材料を出庫したりできます。次のセッションでオーダを完了として報告できます。
-
オーダの完了レポート (tisfc0520m000)
セッションの目的: 1 つまたは複数のオーダの一部または全体を完了として報告します。 -
作業の完了レポート (tisfc0130m000)
セッションの目的: オーダの最終作業を完了として報告します。 -
オーダグループ別作業の完了レポート (tisfc0205m000)
セッションの目的: オーダをオーダグループ別に完了として報告します。 -
生産日程計画の完了レポート (tirpt1201m000) および生産日程計画から製造オーダを完了レポート (tirpt1502m000)
これらのセッションを使用して、RPT 品目について、製造スケジュールの製造オーダを完了として報告します。
-
- クローズ
-
製造オーダの会計結果が計算されています。製造オーダをクローズする前に、オーダのすべての材料を出庫し、すべての時間を処理する必要があります。外注作業の購買オーダは、処理済になっている必要があります。オーダがクローズされると、オーダ状況をリセットしない限り、材料の出庫や時間の処理はできなくなります。製造オーダのクローズ (ticst0201m000) セッションを使用して製造オーダをクローズできます。
- アーカイブ済
-
製造オーダデータがアーカイブに移動されました。詳細は、次の情報を参照してください: 製造オーダのアーカイブ
- スケジューラで管理
-
このチェックボックスがオンの場合、選択した製造オーダはスケジューラで管理されています。
- 計画グループ
-
製造オーダの日程計画で使用される計画グループ
- バージョン
-
「製造オーダ」のバージョン ID
注:[製造オーダパラメータ (tisfc0100s000)] セッションでバージョン管理チェックボックスがオンになっている必要があります。
- テキスト
-
このチェックボックスがオンの場合、オーダに書き込んだテキストがレポートに表示されます。
- 品目
-
製造オーダによって製造される品目
この品目は[品目 - 製造 (tiipd0101m000)] セッションで定義されている必要があり、この品目の原価計算データは[品目 - 原価計算 (ticpr0107m000)] セッションで定義されている必要があります。この品目は次のタイプのいずれかである必要があります。
- [製造]
- [購買]
- [製品]
- [一般]。この品目は標準品目またはカスタマイズ品目です。
- 改訂
-
品目の「改訂」
デフォルト
製造オーダのメンテナンスのデフォルトでは、現行の改訂が製造オーダにリンクされます。
改訂を製造オーダにリンクすると、オーダの発効日が改訂の発効日に変更されます。[
] ボタンを使用して、製造オーダの発効日に基づいて改訂を決定します。 - 設計改訂
-
「設計品目」改訂
- オーダ
-
- 再作業オーダ
-
このチェックボックスがオンの場合、製造オーダは再作業オーダです。
再作業オーダの発生元は、次のいずれかです。
- [マニュアル]
- [既存の仕様に対する隔離検査]
- [新しい仕様に対する隔離検査]
- [工具の保守]
- オーダ数量
-
製造予定の「オーダ数量」。資材および時間の見積はこの数量に基づきます。
工順または日付がまだ入力されていない場合、カレンダーはデフォルト工順と 100% の利用率を基準にします。
現在のフィールド値を変更するときに製造オーダ内訳を使用すると、各有効化コードの [見積資材 (ticst0101m000)] セッションにある [オーダ数量] フィールドの値が変更され、それらの合計が現行フィールドの値と同じになり、数量が各有効化コードに均等に配分されます。
内訳が存在する場合、オーダ数量は内訳ラインのオーダ数量の合計により管理されます。
- 棚卸単位
-
品目の在庫の計測単位。たとえば、個、キログラム、1 ダース、メートルなどがあります。
棚卸単位は、計測を変換する際の基準単位としても使用されます。特に、購買オーダや販売オーダのオーダ単位や価格単位に関する変換で使用されます。これらの変換では、常に基準単位として棚卸単位が使用されます。このため、棚卸単位はすべての品目タイプ、また在庫として保存できない品目タイプにも適用できます。
- 工順
-
品目の製造に関する「工順」。工順が入力されていない場合、製造オーダに関して定義されている見積製造原価はありません。
デフォルト
デフォルト工順は、オーダ数量依存工順が使用されていなければ、[ジョブショップマスタデータパラメータ (tirou0100m000)] セッションの [デフォルト工順] フィールドを基準にします。
- 部品表
-
製品の製造中に使用されるジョブショップ部品表の ID
注:[コンセプトの有効化 (tcemm4600m000)] セッションの [サイト別ジョブショップ] パラメータが [有効] でない場合は適用されません。
- 改訂
-
部品表の改訂
注:[コンセプトの有効化 (tcemm4600m000)] セッションの [サイト別ジョブショップ] パラメータが [有効] でない場合は適用されません。
デフォルト
参照日に有効な改訂
- 工順
-
「工順」の ID
注:選択できるのは、指定したサイトにリンクされている工順のみです。
注:[コンセプトの有効化 (tcemm4600m000)] セッションの [サイト別ジョブショップ] パラメータが [有効] でない場合は適用されません。
- 改訂
-
工順の改訂
注:[コンセプトの有効化 (tcemm4600m000)] セッションの [サイト別ジョブショップ] パラメータが [有効] でない場合は適用されません。
デフォルト
参照日に有効な改訂
- 倉庫
-
製品が保管される倉庫。製造された品目の計画在庫処理は、この倉庫で作成されます。
- 参照日
-
この日付は、作業ラインおよび部品表ラインの選択を決定します。この日付は、[要求された納入] フィールドに指定された日付と同じです。
- [コンセプトの有効化 (tcemm4600m000)] セッションの [サイト別ジョブショップ] パラメータが [有効] である場合、ジョブショップ部品表と工順は [要求された納入] フィールドデータに基づきます。
- [コンセプトの有効化 (tcemm4600m000)] セッションの [サイト別ジョブショップ] パラメータが [無効] である場合、この日付によって作業ラインおよび部品表ラインの選択が決定されます。
- 製品バリアント
-
構成可能品目の一意の構成。バリアントは構成処理に由来し、特徴オプション、構成要素、作業などの情報を含みます。
例
構成可能品目: 電気ドリル
オプション:
- 3 つの電源 (電池、12 V または 220 V)
- 2 色 (青、灰)
これらのオプションから合計 6 つの製品バリアントが生じます。
注:このフィールドは、製造組立品目の再作業オーダが作成された場合のみアクセスできます。
- 仕様
-
このチェックボックスがオンの場合、資材の仕様が存在します。適切なメニューメニューから [仕様 (tcibd4120m000) セッションが開始されます。このセッションでは、適用可能な仕様を表示できます。
] をクリックすると、 - 顧客支給資材を含む
-
このチェックボックスがオンの場合、部品表の低いレベルに、顧客支給資材が含まれます。
- 計画
-
- 計画方法
-
[計画方法] フィールドが [前方] の場合、納期は [製造開始] フィールドに基づいて将来に向かって計画されます。
[計画方法] フィールドが [後方] の場合、製造開始日は [計画納期] フィールドに基づいて過去に向かって計画されます。
このフィールドは次のオーダについてのみ変更できます。
- マニュアル入力したオーダ
- 倉庫管理パッケージから転送されたオーダ
- 製造開始
-
オーダの製造開始が計画されている日時。[製造開始] フィールドは、製造オーダの作成時に入力されます。製造計画が変更されると、この日付は自動的に更新されます。
オーダの開始日は、次のモジュールで生成された計画オーダからコピーできます。
- 倉庫オーダ
- 在庫計画
- オーダ計画
前方計画: 計画方法フィールドの値が [前方] の場合は、製造開始日を使用して納期を計算できます。
後方計画: 計画方法フィールドの値が[後方]の場合は、品目の納期およびオーダリードタイムから製造開始日を決めることができます。製造開始日は次のように計算されます: 製造開始日 = 納期 - 品目のオーダリードタイム。この式は次の場合に使用されます。
- 製造オーダをマニュアル入力する
- [ ]ボタンをクリックして製造開始日を再計算する
- タイプが[製造]または[製品]の品目の製造オーダに工順がなく、製造オーダがジョブショップ管理モジュールに転送される
- 要求された納入
-
製造オーダについて顧客が要求している日付
- 計画方法が [前方] の場合、[要求された納入] の日付は、製造オーダが生成された時点の [計画納期] の日付と同じです。
- 計画方法が [後方] の場合、[要求された納入] の日付は計画の開始時点になります。
- 計画納期
-
製造オーダの納入日および時間
指定可能な値
品目が「繰返生産品目」の場合、納期についてスケジュール期間が定義されている必要があります。スケジュール期間はカレンダーおよび期間モジュールで定義することが可能で、繰返生産モジュール内のスケジュールにリンクされている必要があります。
オーダの納期は、次のモジュールで生成された計画オーダからコピーされます。
- 在庫計画
- オーダ計画
前方計画: 計画方法フィールドの値が [前方] である場合、品目の開始日およびオーダリードタイムから納期を算定できます。納期は次のように計算されます: 製造開始日 = 納期 + 品目のオーダリードタイム。この式は次の場合に使用されます。
- 製造オーダをマニュアル入力する
- [ ]ボタンをクリックして製造開始日を再計算する
- タイプが[製造]または[製品]の品目の製造オーダに工順がなく、製造オーダがジョブショップ管理モジュールに転送される
- 確認済納期
-
工程計画者などによって顧客に対して確定された製造納期。製造オーダが完了するまでは、マニュアルでこの日付を変更できます。
- 画像
-
- 画像
-
品目の画像
- ドラッグアンドドロップ操作で画像を追加できます。
- 画像には、.jpg、.gif、または .png という拡張子が付きます。
- 初期非表示
-
- 実際クローズ日
-
LN によって製造オーダの会計結果が転記された日付
クローズ日は、次の条件を満たす必要があります。
- 現在の日付以前であること
- オーダ完了日以降であること
- 品目の最後の原価計算日以降であること
- 実際納期
-
オーダが納入された日時
- 実際製造原価
-
このチェックボックスがオンの場合、製造オーダには次のレポートの 1 つがあります。仕掛品、実際製造原価、パフォーマンス分析または作業時間の偏差
- 実際製造開始日
-
製造オーダの作業が開始された実際日付
- 時間のバックフラッシュ
-
このチェックボックスがオンの場合、品目の製造にかかった時間を、関連従業員にバックフラッシュできます。
- 資材のバックフラッシュ
-
このチェックボックスがオンの場合、品目の製造に必要な資材をバックフラッシュできます。
シリアル番号付品目
シリアル番号付品目をバックフラッシュできるのは、[品目 - 倉庫管理 (whwmd4500m000)] 詳細セッションで在庫内シリアルチェックボックスがオフになっており、かつ完成状態時のシリアル出庫登録フィールドが [Yes] に設定されている場合のみです。
シリアル番号付品目がロット管理されている場合、品目のバックフラッシュ元のロットは、品目 - 倉庫管理 (whwmd4500m000) 詳細セッションで指定されている出庫方法 ([後入れ先出し (LIFO)] または[先入れ先出し (FIFO)]) に基づきます。
- 計算日
-
見積最終単位原価の計算が最後に行われた日付
[見積完成品単位原価の計算 (ticst0210m000)] セッションで入力された計算日が現在の日付と異なる場合、入力された日付がこのフィールドに保存されます。
計算結果が[完成品単位原価 (ticst0510m000)] セッションに保存された場合にのみ、この日付が記入されます。この日付を使用して、資材の原価の発効日を決定します。
- 計算オフィス
-
「プロジェクト」または「製造オーダ」の企業単位を決定する際に使用され、管理機能も持つ、[原価計算] タイプの「ワークセンタ」
注:製造オーダにリンクされている場合は、該当するワークセンタに関して [ワークセンタ (tirou0101m000)] セッションの計算オフィスとして使用チェックボックスをオンにする必要があります。
- チェックリスト
-
「チェックリスト」が出力されているかを示します。
- 完了日
-
オーダが完了としてレポートされた日付
デフォルト
デフォルトは現在の日付です。過去の日付を入力することもできます。
- 切取作業リスト
-
たとえば、板金など大きな資材から切り取る資材をリストしたオーダ文書
- 確定クローズ
-
このチェックボックスがオンの場合、プロジェクトは確定クローズされており、再開することはできません。
実際の計算を実行するには、PCS プロジェクトのクローズ中にすべての会計取引を完了する必要があります。取引がない場合、PCS プロジェクトの実際原価は正確に計算できません。
注:- PCS プロジェクトに関連する会計取引が削除されると、プロジェクト別会計取引の削除 (tipcs3200m000) セッションを使用して確定クローズの状況が適用されます。仕掛品と原価は、会計取引が存在しない場合には出力できません。
- いったん状況が適用されると、プロジェクトのアーカイブ/削除 (tipcs2260m000) セッションを使用してデータをアーカイブすることはできません。
- 作業時間の偏差
-
このチェックボックスがオンの場合、作業時間の偏差が製造オーダの作業に存在します。
- 内訳タイプ
-
出庫される資材の内訳タイプを表示します。
指定可能な値
- 適用なし
-
オーダの内訳はありません。
- 有効化コード
-
オーダ内訳は有効化コードに基づきます。
- プロジェクトペグ
-
オーダ内訳はプロジェクトペグに基づきます。
- 単位およびペグ
-
オーダ内訳に有効化コードおよびプロジェクトペグが含まれます。
- ソフトペグ
-
非ペグ品目に原価分割が適用される場合、オーダ内訳はソフトペグされます。
- 単位およびソフトペグ
-
オーダ内訳に有効化コードおよびソフトペグが含まれます。この内訳は、非ペグ品目に原価分割を適用するためです。
- 見積原価を凍結
-
製造オーダに対する作業が開始されています。製造オーダの処理が実行されると、オーダ状況が [有効] になります。
見積完成品単位原価が凍結される時点は、[見積の凍結時点] フィールドによって決まります。
- ワークセンタ別会計取引
-
このチェックボックスがオンの場合、ワークセンタごとの製造結果を表示できます。材料費および時間原価は、それらの原価が適用されるワークセンタに転記されます。
このチェックボックスがオフの場合、製造オーダごとの製造結果を表示できます。材料費、時間原価、および付加費用は、製造オーダの計算オフィスに転記されます。
注:また、計算オフィス通貨は、製造オーダ (作業もワークセンタもなく、資材のみがある場合) にも使用されます。
通貨
見積原価を計算するとき、[依存] 通貨システムを使用する場合は、使用する通貨も [ワークセンタ別会計取引] チェックボックスによって決定されます。
- このチェックボックスがオンの場合、原価計算の対象になっている原価計算ワークセンタの現地通貨が使用されます。
- このチェックボックスがオフの場合、 「計算オフィス」の通貨が使用されます。
見積完成品単位原価
- 品目基準原価
-
完成品の原価が、製造オーダの計算オフィスにおいて、この品目の有効な原価構成要素構造に保存されます。
- ワークセンタ基準原価
-
完成品の原価がワークセンタごとに詳細原価構成要素に保存されます。このため、ある製造オーダで複数のワークセンタが使用されている場合、ワークセンタごとに個別に原価が指定されます。
品目基準およびワークセンタ基準の完成品の単位原価は、完成品単位原価 (ticst0510m000) セッションで表示できます。
ワークセンタ別会計取引 ワークセンタ基準原価 品目基準原価 オフ 1 2 オン 3 4 1: 合計完成品単位原価は、詳細な原価構成要素ごとに各ワークセンタに転記されます。使用可能なワークセンタは計算オフィスのみです。原価は計算オフィスの通貨で表されます。
2: 合計完成品単位原価は、品目の有効な原価構成要素構造ごとに計算オフィスに転記されます。原価は計算オフィスの通貨で表されます。
3: 合計完成品単位原価は、詳細な原価構成要素ごとに原価計算ワークセンタまたは計算オフィスに転記されます。ワークセンタの原価には作業費および材料費が含まれます。計算オフィスの原価には、完成品付加費用およびリンクされていない資材の原価が含まれます (追加されます)。原価は原価計算ワークセンタの現地通貨で表されます。
4: 合計完成品単位原価は、品目の有効な原価構成要素構造ごとに計算オフィスに転記されます。原価は計算オフィスの通貨で表されます。
注:完成品単位原価は、ワークセンタ基準および品目基準のどちらでも、完成品単位原価 (ticst0510m000) セッションで表示することができます。
仕掛品振替
[ワークセンタ別会計取引] チェックボックスがオフの場合、仕掛品振替は計算されません。製造結果は製造オーダ別に表示されるので、原価は製造オーダの計算オフィスに転記され、ワークセンタには転記されません。その結果、異なるワークセンタ間の仕掛品振替を計算する必要がありません。
能率差異および価格差異の計算
製造オーダがクローズされると、[ワークセンタ別会計取引] チェックボックスにより、能率差異および価格差異をどのレベルで計算するかが決定されます。ただし、転記は次のフィールドで定義される転記方法に依存します。
- [能率差異の転記方法]
- [価格差異の転記方法]
- [能率差異の転記方法]
- [価格差異の転記方法]
パフォーマンスについて
このフィールドの設定は、システムのパフォーマンスとデータベースの拡張に影響することがあります。 詳細は、次の情報を参照してください: ワークセンタ別会計取引
- 検査ノート
-
「検査ノート」が出力されているかを示します。
- 資材出庫ノート
-
このチェックボックスがオンの場合、 「資材出庫ノート」が出力されます。
このチェックボックスは、製造オーダ文書の出力 (tisfc0408m000) セッションの対応するチェックボックスのデフォルトを示します。
- 資材リスト
-
このチェックボックスがオンの場合、 「資材リスト」が出力されます。
このチェックボックスは、製造オーダ文書の出力 (tisfc0408m000) セッションの対応するチェックボックスのデフォルトを示します。
- 見積の凍結時点
-
見積オーダ原価が凍結されるタイミング。見積オーダ原価が凍結されると、[見積資材 (ticst0101m000)] セッションでデータを変更できなくなります。
注:- このフィールドは、[製造オーダパラメータ (tisfc0100s000)] セッションでバージョン管理チェックボックスがオフである場合にのみ適用されます。
- このフィールドの値は、[製造オーダ (tisfc0501m000)] 詳細セッションの[見積の凍結時点]フィールドのデフォルト値です。
パフォーマンスについて
このフィールドの設定は、システムのパフォーマンスとデータベースの拡張に影響することがあります。 詳細は、次の情報を参照してください: 見積の凍結時点
指定可能な値
- オーダ作成中
-
見積オーダ原価は凍結されており、見積完成品単位原価は製造オーダが作成されると直ちに計算されます。
- オーダ発行中
-
見積オーダ原価は凍結されており、見積完成品単位原価は製造オーダが発行されると直ちに計算されます。
- 最初の仕掛品取引の前
-
見積オーダ原価は[見積完成品単位原価の計算 (ticst0210m000)] セッションによって凍結されています。この処理は最初の仕掛品会計取引前に完了する必要があります。
- 作業ノート
-
このチェックボックスがオンの場合、 「作業ノート」が出力されます。
このチェックボックスは、製造オーダ文書の出力 (tisfc0408m000) セッションの対応するチェックボックスのデフォルトを示します。
- ブロック済作業
-
このチェックボックスがオンの場合、製造オーダの作業のうち少なくとも 1 つがブロックされています。
- 作業あり
-
このチェックボックスがオンの場合、製造オーダには少なくとも 1 つの作業があります。
- オーダ表紙
-
このチェックボックスがオンの場合、 「表紙」が出力されます。
このチェックボックスは、製造オーダ文書の出力 (tisfc0408m000) セッションの対応するチェックボックスのデフォルトを示します。
- 計画者
-
計画の責任者になっている従業員
- 先行作業
-
このフィールドは、作業の再スケジュールが先行する作業の計画に与える影響を決定します。
デフォルト
このフィールドのデフォルトは、[デフォルト製造オーダデータ (tisfc0102m000)] セッションの [先行作業の移動方法] フィールドの値です。
- ラベルの出力
-
- ラベルの出力
-
このチェックボックスがオンの場合、該当する製造オーダのラベルを出力する必要があります。
注:[ラベルタイプ]、[手順] および [ラベルの出力方法] フィールドを編集するには、このチェックボックスをオンにします。
- ラベルタイプ
-
ラベルのタイプを指定します。
指定可能な値
-
[内部]
LN で利用可能な標準ラベルが生成されます。
-
[顧客]
標準情報、および需要オーダから取得される顧客情報を含んだラベルが出力されます。
-
- 手順
-
ラベルの処理に使用する手順を指定します。
指定可能な値
-
[スキャンして記帳]
このオプションがオンの場合、ラベルを出力する前に扱い単位を生成する必要があります。完了した製造数量は、扱い単位を介してのみレポートできます。 -
[入庫時]
このオプションがオンの場合、倉庫での商品の入庫確認時に扱い単位とラベルが順次生成されます。 -
[レポートオーダ]
このオプションがオンの場合、扱い単位の生成をマニュアルで処理するには、製品の倉庫入庫処理とラベル出力処理の入庫オーダラインにリンクします。
-
- ラベルの出力方法
-
ラベルの出力を処理するアプリケーションを指定します。
指定可能な値
[Infor LN]
- このオプションがオンの場合、LN がラベルの出力を処理します。
-
[外部アプリケーション]
このオプションがオンの場合、外部アプリケーションでラベルを出力できるように PackageLabelBOD の発行がトリガされます。
注:[手順] フィールドが [入庫時] に設定されている場合、このフィールドは無効です。
- ラベルレイアウト
-
ラベルの出力に使用されるレイアウト
このフィールドから ラベルレイアウト (whwmd5520m000) セッションにズームできます。
注:このフィールドを編集するには、[ラベルの出力方法] フィールドを [Infor LN] に設定する必要があります。[ラベルの出力方法] フィールドが [外部アプリケーション] に設定されている場合、このフィールドは空白のままになります。
- ラベルデバイス
-
このフィールドでは、ラベルの出力に使用するデバイスを指定します。
デバイスデータ (ttaad3500m000) セッションにズームできます。
注:-
このフィールドを編集するには、[ラベルの出力方法] フィールドを [Infor LN] に設定する必要があります。
-
[手順] フィールドが [入庫時] に設定されている場合、このフィールドは空白のままになります。
-
- 部数
-
出力するラベルのコピー数
注:- 整数値のみがレポートされます。
-
このフィールドを編集するには、[ラベルの出力方法] フィールドを [Infor LN] に設定する必要があります。
-
[手順] フィールドが [入庫時] に設定されている場合、このフィールドは空白のままになります。
- 顧客ラベルの出力
-
選択した製造オーダの扱い単位とラベルに関する生成と出力の状況
指定可能な値
-
[No]
選択した製造オーダの扱い単位とラベルは生成および出力されていません。 -
[一部]
選択した製造オーダの数量について、扱い単位とラベルが生成および出力されています。 -
[Yes]
選択した製造オーダのすべての数量について、扱い単位とラベルが生成および出力されています。
-
- 出力済数量
-
ラベルが出力される製品数量を表示します。
注:[導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000)] でスキャンして記帳パラメータを選択した場合のみ使用できます。
- 優先順位
-
オーダの優先順位は [優先順位別製造オーダ計画の出力 (tisfc1410m000)] セッションでの出力順序を決定します。最も高い優先順位は 1 で示され、最も低い優先順位は 999 で示されます。
デフォルト
デフォルトでは、優先順位 999 がオーダに割り当てられます。
このフィールドの値は、工具の返却順の決定にも使用されます。
- プロジェクト
-
製造オーダの対象になっている「プロジェクト」。
このフィールドが空の場合、製造オーダの製品は見込品目です。
- バックフラッシュ済数量
-
すでに「バックフラッシュ」された数量
- 納入済数量
-
在庫に転記された完成品の数量
- 初期数量
-
製造オーダ発行時の有効化コードのオーダ数量
- バックフラッシュ予定数量
-
「バックフラッシュ」されることになっている数量
- 納入予定数量
-
納入準備ができた完成品の数量
- 仕損数量
-
製造オーダによって製造され、廃棄された品目の数量。この数量は、いかなる目的でも再処理または使用することはできません。
- 受取ノート
-
このチェックボックスがオンの場合、 「受取ノート」が出力されます。
このチェックボックスは、製造オーダ文書の出力 (tisfc0408m000) セッションの対応するチェックボックスのデフォルトを示します。
- 工順グループ
-
/baanerp/ti/sfc/tisfc0408m000#rgrp.f
- 工順シート
-
このチェックボックスがオンの場合、 「工順シート」が出力されます。
このチェックボックスは、製造オーダ文書の出力 (tisfc0408m000) セッションの対応するチェックボックスのデフォルトを示します。
- 切断作業リスト
-
このチェックボックスがオンの場合、 「切断作業リスト」が出力されます。
このチェックボックスは、製造オーダ文書の出力 (tisfc0408m000) セッションの対応するチェックボックスのデフォルトを示します。
- シリアル番号リスト
-
シリアル番号が出力されているかを示します。
- 製造オーダ%グループ
-
製造オーダが属するオーダグループ
- 工程計画者
-
製造オーダの出力、(再) スケジュール、発行、およびワークロードの管理を担当する個人
- 時間を段取と製造に分割
-
このチェックボックスがオンの場合、作業の見積の時間数と実際の時間数が分割されます。
作業の見積/実際の時間数は、段取時間とサイクル時間に分割されます。この結果、見積/実際の人時間および機械時間に対して、段取部分と製造部分ができます。これは、見積/実際時間原価 (ticst0502m000) セッションなどで表示できます。
時間を分割する必要があるかどうかを決定するために、[時間を段取と製造に分割] チェックボックスが製造オーダ (tisfc0501m000) 詳細セッションおよびデフォルト製造オーダデータ (tisfc0102m000) セッションに導入されています。
注:[品目 - 製造 (tiipd0101m000)] セッションの時間のバックフラッシュチェックボックスがオンの場合、このチェックボックスをオンにすると、システムパフォーマンスに悪影響を与える可能性があります。
- 外注ノート
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このチェックボックスがオンの場合、 「外注ノート」が出力されます。
このチェックボックスは、製造オーダ文書の出力 (tisfc0408m000) セッションの対応するチェックボックスのデフォルトを示します。
- 後続作業
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このフィールドは、作業の再スケジュールが後続作業の計画に与える影響を決定します。
デフォルト
このフィールドのデフォルトは、[デフォルト製造オーダデータ (tisfc0102m000)] セッションの [後続作業の移動方法] フィールドの値です。
- 更新方法
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製造オーダデータの更新方法
指定可能な値
- 再計算
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数量と日付と時間は再計算されますが、製造オーダは完全に再処理された新しい製造オーダとしては設定されません。
- 再生成
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製造オーダが完全に再生成されます。これは資材および工順作業に関するデータが部品表モジュールおよび工順モジュールから取得されることを意味します。見積材料費にマニュアルで追加された資材はすべて破棄されます。製造オーダの作成以降に部品表と工順が変更された場合、それらの変更は製造オーダに組み入れられます。
- アクションなし
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何も変更されません。
- 入庫転記に実際原価を使用
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このチェックボックスがオンの場合、完成品は実際原価で在庫に入庫され、定義済の実際評価方法に従って評価されます。
注:計画プロジェクトペグが、完成品の実際のプロジェクトペグと異なる場合、プロジェクトペグを含む JSC オーダで計算オフィス差異が発生することがあります。これらの差異は、価格や能率が原因ではありません。
このチェックボックスがオフの場合、 固定振替価格在庫評価方法が使用されます。
パフォーマンスについて
このフィールドの設定は、システムのパフォーマンスとデータベースの拡張に影響することがあります。
- 部分組立品入庫転記に実際評価を使用
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このチェックボックスがオンの場合、部分組立品は実際原価で在庫に入庫され、定義済の実際評価方法にしたがって評価されます。
評価方法は倉庫管理で定義します。
次の実際評価方法があります。
- [移動平均単位原価 (MAUC)]
- [先入れ先出し (FIFO)]
- [後入れ先出し (LIFO)]
- [ロット価格 (ロット)]
- 仕掛品振替原価構成要素
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WIP Transfer Cost Component
- 現在計画数量
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製造オーダの最終作業に関する [製造計画 (tisfc0110m000)] セッションの計画産出数量フィールドの値
注:製造オーダに作業がない場合、このフィールドは [オーダ数量] フィールドと同等です。
- 標準の検査オーダ
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このチェックボックスがオンの場合、製造オーダに検査オーダがリンクされています。