検査プロトコルプロセス変数 (tirpt2111m000)
セッションの目的: 特定の作業およびラインステーションの複数の「プロセス変数」をメンテナンスします。プロセス変数の標準、下限、上限などの値を定義できます。検査プロトコルを使用すると、製造プロセスの品質を検査し、結果を登録できます。
プロセス変数 (tirou0105m000) セッションで、「プロセス変数」を定義できます。
- 品目
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繰返生産品目 (RPT 品目とも呼ばれる) は、製造がスケジュールで管理されている製造品目です。スケジュールには 1 つのセッションで表示および発行でき、完了としてレポートできる複数の日程計画ラインが含まれます。
繰返生産品目の特徴:
- 大規模な数量で生産される
- 反復性需要の対象である
- 製造はレートに基づく
- リードタイムが短い
見込品目と受注品目が繰返生産品目になります。ただし、繰返生産スケジュールで使用できるのは [標準オーダ] の受注品目のみです。一般品目や [受注設計] の品目は、繰返生産スケジュールでは使用できません。
- 生産モデル
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定義済の構成のことで、製造方法、資材のリスト、必要な時間と能力、レポート方法を指定します。
生産モデルには次の内容が含まれます。
- 製造プロセス
- 必要な時間と能力
- 製造プロセスレポート
- 資材供給プロセス
- 品目検査方法
- 必要な工具
「繰返生産」の生産モデルで複数製品の製造チェックボックスがオンの場合、製品のリストが製造品目を指定する生産モデルに追加されます。
注:- 生産モデルは「改訂」管理されています。既存の構成を変更するたびに、新しい改訂が生成されます。
- オーダシステムは [計画] でなければなりません。
- プロジェクト管理は無効です。
- 生産モデル改訂
- 連番
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同じ生産モデル改訂用に定義されている割当に付与される固有の番号
- プロセス変数
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作業または作業ステップの実行に必要な機械、工具、プロセスの品質に関連する設定または入力値。切取の奥行き、切取の速度、温度などがあります。
- 標準
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「プロセス変数」のターゲット値
- 制限タイプ
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計測偏差をどのように表すかを選択します。
注:- [絶対]を選択した場合、上限と下限を指定します。結果として、上限と下限の許容範囲が計算されます。
- [割合]を選択した場合、上限と下限の許容範囲を指定します。結果として、上限と下限が計算されます。
指定可能な値
- 絶対
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ターゲット値の上下の偏差が絶対値で示されます。
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制限
上限を絶対値として表す場合、プロセス変数のターゲット値を超えることができる値が定義されます。
たとえば、標準が 30 で、上限が 33 を超えないようにする場合、このフィールドに 33 が表示されます。
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割合
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- 割合
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ターゲット値の上下の偏差が割合によって決定されます。
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制限
上限を割合として表す場合、プロセス変数のターゲット値を超えることができる割合が定義されます。
たとえば、標準が 30 で、上限が 33 を超えないようにする場合、このフィールドに 10% が表示されます。
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割合
下限を割合として表す場合、プロセス変数の入力値が標準を下回ることができる割合が定義されます。
たとえば、標準が 30 で、上方管理限界が 27 を超えないようにする場合、このフィールドに 10% が表示されます。
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- 下限
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「プロセス変数」の絶対値での下限
- 上限
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「プロセス変数」の絶対値での上限
- 許容範囲下限
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「プロセス変数」の割合での下限
- 許容範囲上限
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「プロセス変数」の割合での下限
- 検査記述
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検査方法についての記述