キュー、待機および移動時間の削除 (tirou1220m000)

セッションの目的: 同じワークセンタにある連続作業間の次のリードタイム要素を削除します。

これらの要素を削除することにより、対応する値はゼロになります。

このセッションでは、同じワークセンタの工順作業のチェーンを検索します。

注: 

このセッションでは、所定の品目範囲について工順作業を選択します。作業は次の基準を満たす場合にのみ選択されます。

  • 指定された参照日において作業が有効である
  • 作業が品目の標準構成の一部である工順に属している。[品目 - 工順 (tirou1101m000)] セッションの標準 構成チェックボックスがオンである
  • プロジェクト状況が [有効] よりも大きくない。この条件はカスタマイズ品目にのみ適用されます。
注: 

次の時間はゼロに設定されません。

  • チェーンの最初の作業のキュー時間
  • チェーンの最後の作業の待機および移動時間

工順の段取またはメンテナンスでは、作業の追加または削除ができ、各作業を最初または最後に置くことができます。したがって、工順の段取またはメンテナンスにおいてリードタイムを削除するのは有益ではありません。

製造品目開始

[開始] および [終了] フィールドは、次の範囲を定義します: 「製造品目」

工順

[開始] および [終了] フィールドは、次の範囲を定義します: 「工順」

ワークセンタ

[開始] および [終了] フィールドは、次の範囲を定義します: 「ワークセンタ」

タスク

[開始] および [終了] フィールドは、次の範囲を定義します: 「タスク」

機械

[開始] および [終了] フィールドは、次の範囲を定義します: 「機械」

参照日

日付を指定します。

このセッションでは、参照日に有効となる作業を選択します。参照日が作業の発効日および失効日の間にある場合、作業がオンの状態になります。

標準工順を含む

このチェックボックスがオンの場合、かつ標準工順を参照する工順品目がセッションにある場合 (選択範囲にないもの)、この標準工順も処理されます。

たとえば、この選択範囲は次のように指定できます。

  • [製造品目開始]: XXXX
  • [製造品目終了]: XXXX
  • [標準工順を含む]: オン
  • その他すべての選択範囲フィールド: 範囲全体

品目 XXXX には以下の 2 つの工順が含まれます。0 および 001 (いずれも標準工順 CNV を参照)。このセッションでは、選択範囲には含まれていませんが CNV を処理します。

注: 

標準工順が選択範囲内にある場合、[標準工順を含む]チェックボックスがオフの場合でもこれらは常に処理されます。

たとえば、この選択範囲は次のように指定できます。

  • [製造品目開始]: [空]
  • [製造品目終了]: [空]
  • [標準工順を含む]: オフ
  • その他すべての選択範囲フィールド: 範囲全体

このセッションでは、選択範囲に含まれている標準工順 CNV が処理されます。

キュー時間

このチェックボックスがオンの場合、 「キュー時間」はゼロに設定されます。

注: 

最初の作業のキュー時間はゼロに設定されません。

待機時間

このチェックボックスがオンの場合、 「待機時間」はゼロに設定されます。

注: 

最後の作業の待機時間はゼロに設定されます。

移動時間

このチェックボックスがオンの場合、 「移動時間」はゼロに設定されます。

注: 

最後の作業の移動時間はゼロに設定されます。

シミュレーションのみ

このチェックボックスがオンの場合、セッションでシミュレーションが実行されます。

変更は行われません。このセッションでは、選択基準に基づき、変更される時間のレポートが出力されます。

レポートを出力

このチェックボックスがオンの場合、このセッションでは、変更のレポートが出力されます。