標準時間の計算 (tirou0230m000)

セッションの目的: [工順作業 (tirou1102m000)] セッションの「作業」の「サイクル時間」または「生産速度」を計算します。標準表を使用して値が計算されます。

LN は、2 つの軸の最小値と最大値の間を補間することにより、作業についてあり得るすべての標準時間を決定します。

たとえば、ドリルで穴を開ける際の穴の数など、標準時間を計算する係数も指定できます。

標準表

タスクを実行するために必要な時間 (標準時間)、または特定の時間単位 (標準回数) でタスクを実行できる回数を含むテーブル。標準時間または標準回数は、テーブルの行 (X 軸) および列 (Y 軸) に示される 2 組の値によって決まります。

ドリルで穴を開けるためにかかる時間は、資材の厚さと穴の直径によって決まります。標準時間を含む標準表は、たとえば次のようになります。

  厚さ (mm)
直径 (mm) 1 2 3 4
0.5 1.2 1.4 1.6 1.8
1.0 2.2 2.5 2.8 3.1
1.5 3.1 3.5 3.9 4.3

厚さが 2mm の資材に直径 1.0 mm の穴をドリルで開けるための標準時間は、2.5 になります。

標準作業時間表タイプ

指定可能な値:

X 軸の記述

X 軸の実際の物理量

Y 軸の記述

Y 軸の実際の物理量

標準時間係数

たとえば、ドリルで穴を開ける際の穴の数など、標準時間を計算するための係数

計算された標準時間

タスクを実行するために必要な時間。この時間は、標準表の 2 つの値に基づいて算出されます。

直径 5 mm (最初の値) の穴を厚さ 8 mm (2 番目の値) のシートに開けるには、0.5 分 (標準時間) かかります。

計算された生産速度

特定の時間単位 (分または時間) においてタスクを実行できる回数。この回数は、標準表の 2 つの値に基づいて算出されます。

1 分間に、厚さ 5 mm (最初の値)、幅 60 mm (2 番目の値) の板 5 枚をのこぎりで切断できます。この場合、標準回数は 5 になります。