タスク関係の機械の修正 (tirou0104m100)

セッションの目的: 機械タイプを使用するワークセンタに関連するタスク関係に機械を追加します。

タスク関係に機械を追加するには、次の手順を実行します。

  1. 現在のセッションでタスクを選択します。
  2. 適切なメニューで [機械および必要数の割当] を選択します。
  3. 開始された [機械および必要数の選択 (tisfc0110m201)] セッションで、必要な機械を選択し、作業必要機械数を指定します。
  4. [OK] をクリックします。
  5. [機械および必要数の選択 (tisfc0110m201)] セッションが閉じ、現在のセッションにタスクのコピーが追加されます。コピーされたタスクには、[機械および必要数の選択 (tisfc0110m201)] セッションで指定した機械および作業必要機械数が含まれます。コピーされたタスクは、[参照作業の生成 (tirou4250m000)] セッションで参照作業にコピーされます。

    コピー元のオリジナルタスクは、機械と作業必要機械数なしのままです。適切なメニューで [空の機械のみ表示] オプションがオンになっている場合、タスクをコピーした後、元のタスクは表示されません。

タスク

品目を製造または修理するための活動。たとえば、切断、穴あけ、塗装などです。

タスクはワークセンタで実行され、機械と関連付けることができます。

ワークセンタ

同じ能力を持つ、1 人以上の従業員または 1 台以上の機械から構成される特定の製造エリア。これは、能力所要量計画と詳細スケジュールの 1 単位と見なすことができます。

機械

品目の製造を行うことができる機械オブジェクトを指します。

機械は作業費レートにリンクされます。作業費レートと労務単価は、製造オーダの実際原価計算の基礎情報として使用されます。

ワークセンタ - タスク - 機械記述

タスク関係の記述を入力するためにこのフィールドを使用します。

作業必要機械数

作業を実行するために必要な機械数

選択されたワークセンタに関して[タスク (参照作業) (tirou0103m000)] セッションで「機械」を定義済の場合に、このフィールドを入力できます。

検索キー

検索キーを使用すると、多数のセッションからワークセンタを迅速に検索できます。

デフォルトでは、タスク記述の 16 文字が表示されます。この文字は、必要に応じて他のテキストに置き換えることができます。

工順数量

工順の基準となる製造品目の数量。工順数量によって、品目の工順に短い作業時間を含めることができます。

工順数量 100
サイクル時間 60 分

60 分間に 100 品目が製造されます。したがって、1 品目の作業時間は 0.6 分になります。

固定段取時間(SCS)

作業開始前に機械の調整に必要な時間。この時間は作業の順序とは関係ありません。

固定段取時間は、Infor SCM Scheduler または Infor SCM Planner が導入されている場合にのみ使用されます。固定段取時間は SCS に転送され、さらに順序依存の段取時間が加算されて合計段取時間となります。この合計段取時間は、SCS で計画やスケジューリングに使用されます。

平均段取時間

この特定のタスク/ワークセンタの関係に適用される「平均段取時間」

固定期間

製造時間が固定されているかオーダ数量によって決まるかを示します。製造時間が固定期間の場合は、サイクル時間と同値になります。製造時間に固定期間が含まれていない場合、サイクル時間はオーダ数量の倍数になります。

たとえば、パン 1 個をオーブンで焼くときに 1 時間かかるとします。100 個のパンを 1 度に焼く場合もまた、1 時間という固定期間がかかります。

このチェックボックスがオンの場合、作業の期間は固定であり、その製造時間はバッチサイズに依存しません。

製造時間 = 段取時間 + (1 × サイクル時間)
サイクル時間

この特定のタスク/ワークセンタの関係に適用される「サイクル時間」。サイクル時間は原価計算やオーダリードタイムの計算などに使用されます。

[タスク関係 (tirou0104m000)] 詳細セッションで、[標準時間の計算 (tirou0230m000)] セッションにズームして、サイクル時間を計算できます。総作業時間はオーダ数量にもとづいています。

生産速度

時間単位ごとにタスクを実行できる単位数。[ジョブショップマスタデータパラメータ (tirou0100m000)] セッションの[生産速度時間単位]フィールドにより、時間単位が[時間]なのか[]なのかが決まります。

標準作業時間表を定義済の場合は、[標準時間の計算 (tirou0230m000)] セッションにズームして、生産速度を計算できます。

注: 

[ジョブショップマスタデータパラメータ (tirou0100m000)] セッションの[生産速度の使用]チェックボックスがオフの場合、このフィールドには入力できません。

/

生産速度を表す時間単位

製造バッチより少ない転送バッチ

次の作業を開始する前に作業を完了しておかなければならない品目の数量または割合。製造オーダのすべての品目について作業を終了していない場合でも、すでに終了した品目について次の作業を開始できます。

カンバンが使用される製造環境では、転送バッチ数量はカンバンサイズ (標準コンテナまたは標準ロットサイズ) と同じになります。

転送バッチ数量は、これまで使用されていた作業の重複率の概念に代わるものです。

このチェックボックスがオンの場合、製造バッチ全体が終了する前に、次作業を開始できます。次の作業を開始できるタイミングを示す値を[転送バッチ数量]フィールドに入力する必要があります。このチェックボックスがオフの場合、次の作業は、製造バッチ全体が終了すると開始されます。

[ジョブショップマスタデータパラメータ (tirou0100m000)] セッションの[転送バッチ方法]フィールドが[数量]の場合、[転送バッチ数量]フィールドに数量を入力する必要があります。[転送バッチ方法]フィールドが[割合]の場合は、割合を入力する必要があります。

転送バッチ数量

次の作業を開始する前に作業を完了しておかなければならない品目の数量または割合。製造オーダのすべての品目について作業を終了していない場合でも、すでに終了した品目について次の作業を開始できます。

カンバンが使用される製造環境では、転送バッチ数量はカンバンサイズ (標準コンテナまたは標準ロットサイズ) と同じになります。

転送バッチ数量は、これまで使用されていた作業の重複率の概念に代わるものです。

[ジョブショップマスタデータパラメータ (tirou0100m000)] セッションの[転送バッチ方法]フィールドが[数量]の場合は、数量を入力する必要があります。[転送バッチ方法]フィールドが[割合]の場合は、割合を入力する必要があります。

レート

タスク関係とリンクし、タスク関係レートとしての役割を果たす「作業費レートコード」

作業費レートコードは、[作業費レートコード (ticpr0150m000)] セッションであらかじめ定義しておく必要があります。

次の条件が該当する場合にのみ作業費レートコードを入力できます。

  • [標準原価計算パラメータ (ticpr0100m000)] セッションの[作業費レートタイプ]パラメータが[タスク関係レート]である
  • ワークセンタが外注ワークセンタではない
外注費レート係数

外注費レート係数と外注基準率の組合せにより、外注費が決まります。

このフィールドの値は、[外注費レート (ticpr1160m000)] セッションの[レート基準]フィールドに依存します。このフィールドが[作業費レート]の場合、次の構成が可能です。外注の基準率とは別に、さらに作業ラインごとに基準率を指定できます。

例: 

  • 外注費 = 100
  • 外注費レート係数 = 2
  • この場合、総外注費は 200 になります

段取必要人員数

作業の段取を行うために必要な人員数。

作業を行うために必要な人員数を[製造必要人員数]フィールドに入力します。

製造必要人員数

作業の実行に必要な人員数

作業の段取を行うために必要な人員数を[段取必要人員数]フィールドに入力します。

備考

このフィールドは、追加情報を入力するために使用します。

バックフラッシュ

このチェックボックスがオンの場合、タスクの実行後、資材および消費製造時間が「バックフラッシュ」されます。

シリアル番号付品目

シリアル番号付品目をバックフラッシュできるのは、[品目 - 倉庫管理 (whwmd4500m000)] 詳細セッションで在庫内シリアルチェックボックスがオフになっており、かつ品目 - 倉庫管理 (whwmd4600m000) セッションの完成状態時のロット出庫登録フィールドが [Yes] に設定されている場合のみです。これ以外の場合は、シリアル番号付品目はバックフラッシュできません。

シリアル番号付品目がロット管理されている場合、品目のバックフラッシュ元のロットは、[品目 - 倉庫管理 (whwmd4500m000)] 詳細セッションで定義されている出庫方法 ([後入れ先出し (LIFO)]、[先入れ先出し (FIFO)]) に基づきます。

カウントポイント

完了数量および不合格数量を明示的に決定しなければならない工順、または作業ステーションでの作業。作業がカウントポイントの場合、その作業の完了を個別にレポートする必要があります。フォローアップ作業での完了数量は、カウントポイントで完了した数量を超えてはなりません。

作業または作業ステーションがカウントポイントでない場合、フォローアップ作業の完了時に自動的に [完了] に設定できます。その後、カウントポイントの完了数量によって完了数量および不合格数量が決まります。