タスク関係 (tirou0104m000)

1 つの「タスク」を多くのワークセンタおよび多くの機械で実行できます。セッションの目的: 特定の「ワークセンタ」でどのタスクが実行されるかを示すとともに、そのタスクを実行するために使用される「機械」を示します。

注: 

このセッションを使用するには、[導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000)] セッションで [サイト別ジョブショップ] パラメータが [無効] に設定されている必要があります。

タスク

1 つ以上のワークセンタとリンクしている「タスク」

ワークセンタには 「製造」 タスクのみをリンクすることができます。

ワークセンタ

タスクが実行される「ワークセンタ」

機械

タスクとリンクしている「機械」

ワークセンタ - タスク - 機械記述

タスク関係の記述を入力するためにこのフィールドを使用します。

検索キー

検索キーを使用すると、多数のセッションからワークセンタを迅速に検索できます。

デフォルトでは、タスク記述の 16 文字が表示されます。この文字は、必要に応じて他のテキストに置き換えることができます。

レート

タスク関係とリンクし、タスク関係レートとしての役割を果たす「作業費レートコード」

作業費レートコードは、[作業費レートコード (ticpr0150m000)] セッションであらかじめ定義しておく必要があります。

次の条件が該当する場合にのみ作業費レートコードを入力できます。

  • [標準原価計算パラメータ (ticpr0100m000)] セッションの[作業費レートタイプ]パラメータが[タスク関係レート]である
  • ワークセンタが外注ワークセンタではない
外注費レート係数

外注費レート係数と外注基準率の組合せにより、外注費が決まります。

このフィールドの値は、[外注費レート (ticpr1160m000)] セッションの[レート基準]フィールドに依存します。このフィールドが[作業費レート]の場合、次の構成が可能です。外注の基準率とは別に、さらに作業ラインごとに基準率を指定できます。

例: 

  • 外注費 = 100
  • 外注費レート係数 = 2
  • この場合、総外注費は 200 になります

工順数量

工順の基準となる製造品目の数量。工順数量によって、品目の工順に短い作業時間を含めることができます。

工順数量 100
サイクル時間 60 分

60 分間に 100 品目が製造されます。したがって、1 品目の作業時間は 0.6 分になります。

作業必要機械数

作業を実行するために必要な機械数

選択されたワークセンタに関して[タスク (参照作業) (tirou0103m000)] セッションで「機械」を定義済の場合に、このフィールドを入力できます。

平均段取時間

この特定のタスク/ワークセンタの関係に適用される「平均段取時間」

段取必要人員数

作業の段取を行うために必要な人員数。

作業を行うために必要な人員数を[製造必要人員数]フィールドに入力します。

生産速度

時間単位ごとにタスクを実行できる単位数。[ジョブショップマスタデータパラメータ (tirou0100m000)] セッションの[生産速度時間単位]フィールドにより、時間単位が[時間]なのか[]なのかが決まります。

標準作業時間表を定義済の場合は、[標準時間の計算 (tirou0230m000)] セッションにズームして、生産速度を計算できます。

注: 

[ジョブショップマスタデータパラメータ (tirou0100m000)] セッションの[生産速度の使用]チェックボックスがオフの場合、このフィールドには入力できません。

/

生産速度を表す時間単位

サイクル時間

この特定のタスク/ワークセンタの関係に適用される「サイクル時間」。サイクル時間は原価計算やオーダリードタイムの計算などに使用されます。

[タスク関係 (tirou0104m000)] 詳細セッションで、[標準時間の計算 (tirou0230m000)] セッションにズームして、サイクル時間を計算できます。総作業時間はオーダ数量にもとづいています。

固定期間

製造時間が固定されているかオーダ数量によって決まるかを示します。製造時間が固定期間の場合は、サイクル時間と同値になります。製造時間に固定期間が含まれていない場合、サイクル時間はオーダ数量の倍数になります。

たとえば、パン 1 個をオーブンで焼くときに 1 時間かかるとします。100 個のパンを 1 度に焼く場合もまた、1 時間という固定期間がかかります。

このチェックボックスがオンの場合、作業の期間は固定であり、その製造時間はバッチサイズに依存しません。

製造時間 = 段取時間 + (1 × サイクル時間)
バックフラッシュ

このチェックボックスがオンの場合、タスクの実行後、資材および消費製造時間が「バックフラッシュ」されます。

シリアル番号付品目

シリアル番号付品目をバックフラッシュできるのは、[品目 - 倉庫管理 (whwmd4500m000)] 詳細セッションで在庫内シリアルチェックボックスがオフになっており、かつ品目 - 倉庫管理 (whwmd4600m000) セッションの完成状態時のロット出庫登録フィールドが [Yes] に設定されている場合のみです。これ以外の場合は、シリアル番号付品目はバックフラッシュできません。

シリアル番号付品目がロット管理されている場合、品目のバックフラッシュ元のロットは、[品目 - 倉庫管理 (whwmd4500m000)] 詳細セッションで定義されている出庫方法 ([後入れ先出し (LIFO)]、[先入れ先出し (FIFO)]) に基づきます。

カウントポイント

完了数量および不合格数量を明示的に決定しなければならない工順、または作業ステーションでの作業。作業がカウントポイントの場合、その作業の完了を個別にレポートする必要があります。フォローアップ作業での完了数量は、カウントポイントで完了した数量を超えてはなりません。

作業または作業ステーションがカウントポイントでない場合、フォローアップ作業の完了時に自動的に [完了] に設定できます。その後、カウントポイントの完了数量によって完了数量および不合格数量が決まります。

製造バッチより少ない転送バッチ

次の作業を開始する前に作業を完了しておかなければならない品目の数量または割合。製造オーダのすべての品目について作業を終了していない場合でも、すでに終了した品目について次の作業を開始できます。

カンバンが使用される製造環境では、転送バッチ数量はカンバンサイズ (標準コンテナまたは標準ロットサイズ) と同じになります。

転送バッチ数量は、これまで使用されていた作業の重複率の概念に代わるものです。

このチェックボックスがオンの場合、製造バッチ全体が終了する前に、次作業を開始できます。次の作業を開始できるタイミングを示す値を[転送バッチ数量]フィールドに入力する必要があります。このチェックボックスがオフの場合、次の作業は、製造バッチ全体が終了すると開始されます。

[ジョブショップマスタデータパラメータ (tirou0100m000)] セッションの[転送バッチ方法]フィールドが[数量]の場合、[転送バッチ数量]フィールドに数量を入力する必要があります。[転送バッチ方法]フィールドが[割合]の場合は、割合を入力する必要があります。

転送バッチ数量

次の作業を開始する前に作業を完了しておかなければならない品目の数量または割合。製造オーダのすべての品目について作業を終了していない場合でも、すでに終了した品目について次の作業を開始できます。

カンバンが使用される製造環境では、転送バッチ数量はカンバンサイズ (標準コンテナまたは標準ロットサイズ) と同じになります。

転送バッチ数量は、これまで使用されていた作業の重複率の概念に代わるものです。

[ジョブショップマスタデータパラメータ (tirou0100m000)] セッションの[転送バッチ方法]フィールドが[数量]の場合は、数量を入力する必要があります。[転送バッチ方法]フィールドが[割合]の場合は、割合を入力する必要があります。

製造必要人員数

作業の実行に必要な人員数

作業の段取を行うために必要な人員数を[段取必要人員数]フィールドに入力します。

備考

このフィールドは、追加情報を入力するために使用します。