プロジェクト別活動概要 (tipcs4502m000)

セッションの目的: プロジェクト別活動リストを表示します。

プロジェクト

特定の顧客オーダに対して実行される、製造アクションと購買アクションの集まり。プロジェクトは、製造予定品目の生産を計画および調整するために開始されます。

標準受注生産の場合、プロジェクトは品目と顧客オーダをリンクするためだけに使用します。プロジェクトには次の項目も含めることができます。

  • カスタマイズ品目データ (部品表および工順)
  • プロジェクト計画 (活動計画)
プロジェクト状況

プロジェクトの現在の進捗状況を示します。

活動

このコードは、プロジェクトのネットワーク計画における活動を識別します。

検索キー

検索時に役立つ、記述の代替フォーム。通常、略語、頭字語、または正式な記述を想起しやすい語が使用されます。

タスク

活動にリンクされている「タスク」の番号が表示されます。

タスク番号を使用すると、活動の詳細な情報を参照できます。

ワークセンタ

活動を実行する「ワークセンタ」またはメインワークセンタのコード

活動管理者

プロジェクト活動を計画または実行する責任を負う人

テキスト

このフィールドは、テキストが存在するかどうかを示します。

能力負荷テーブル

概略能力所要量を能力持続期間に分配する方法を定義するテーブルx 座標は、活動持続期間の割合です。y 座標は、概略能力所要量の割合です。

概略能力

活動を実行するための、時間単位で示す一括必要能力

能力総計

活動の実行が計画されているワークセンタの時間単位の能力所要量総計。この能力所要量総計は、プロジェクト構造とプロジェクト設計に基づいて、[プロジェクト見積能力総計 (tipcs4201m000)] セッションで計算されます。これは、カスタマイズ工順の活動に作業がリンク済の場合にだけ可能です。ワークセンタ (tirou0101m000) セッションの[資源マスタ計画で表示]フィールドの値によって、[労働能力]または[機械能力]が能力総計の計算に使用されます。

能力所要量総計は参考情報の目的でのみ表示され、活動別の概略計画時間のチェックまたは監視に使用できます。

平均能力

1 日あたりの使用可能能力を時間数で入力します。この能力は、デフォルトの活動持続期間を計算するために使用されます。計画係数に従って、各従業員または機械の 1 日あたりの使用可能能力を時間数で記録できます。

この能力に基づいて、次の公式でデフォルトの活動持続期間が計算されます。

デフォルトの活動持続期間 = 概略能力所要量 ÷ (計画係数 × 使用可能能力)

計画係数

計画係数は、活動の実行で同時に使用される従業員または機械の数を表します。この係数は、一括能力所要量および日次使用可能時間に基づくデフォルトの活動持続期間の計算にのみ使用されます。

リードタイム

製造開始日から納期までの時間。リードタイムには、オーダの準備時間、輸送時間、検査時間を含めることができます。

最早開始日

活動を開始できる最も早い日付。この日付は ネットワーク計画の生成 (tipcs4210m000) セッションで決定できます。

最遅開始日

活動を開始できる最も遅い日付。この日付はネットワーク計画の生成 (tipcs4210m000) セッションで決定できます。

最早終了日

活動を完了できる最も早い日付。この日付はネットワーク計画の生成 (tipcs4210m000) セッションで決定できます。

最遅終了日

活動を完了できる最も遅い日付。この日付はネットワーク計画の生成 (tipcs4210m000) セッションで決定できます。

合計余裕

活動の合計余裕時間は、関連プロジェクトの計画完了日付に影響することなく活動をシフトできる最大時間数で、(作業) 日数で示されます。

合計余裕時間は、次のように計算されます。

Total Float = Latest Finish - Earliest Start - Activity Duration

最終終了日と最早開始日はプロジェクト日で示されます。

注: 

MS Project の対応する [合計スラック] フィールドは時間で示されます。

変換は、[ワークセンタ]フィールドおよび指定されたワークセンタにリンクされた[資源単位別基本日能力] フィールドに基づきます。

フリー余裕

1 つの活動と次の活動との間のフリー余裕時間。フリー余裕時間は、関連する他の活動の進捗の妨げにならない範囲で、活動を延長できる日数を示します。

注: 

MS Project の対応する [フリースラック] フィールドは時間で示されます。

変換は、[ワークセンタ]フィールドおよび指定されたワークセンタにリンクされた[資源単位別基本日能力] フィールドに基づきます。

希望開始日

活動を開始する日付。この日付は参考情報の目的でのみ使用します。ただし、希望開始日は[ネットワークメッセージの生成 (tipcs4211m000)] セッションで、最早終了日、最遅終了日および参照日と比較されます。これによって、例外メッセージが作成されます。

希望終了日

活動の実行を終了する日付。この日付は参考情報の目的でのみ使用します。ただし、この日付は、[ネットワークメッセージの生成 (tipcs4211m000)] セッションで最早終了日、最遅終了日および参照日と比較されます。これによって、例外メッセージが作成されます。

見積作成

活動をプロジェクトの見積原価計算に含めるかどうかを示します。これは、設計などの間接的な活動の場合に特に重要です。

ローレベルコード

ローレベルコードは、プロジェクトの活動ネットワークで活動を検出できる最低レベルを示します。このコードは[ネットワーク計画の生成 (tipcs4210m000)] セッションによって決定されます。

実際開始日

活動の実際開始日は、活動が開始された日付です。[時間および経費の処理 (bptmm1203m000)] セッションにより取引時間が処理されるとき、または[ネットワーク計画の生成 (tipcs4210m000)] セッションによりネットワーク計算が実行されるとき、実際開始日が入力されます。この日付はマニュアルで変更できます。

実際終了日

活動の実際終了日は、時間が最後に消費された日付、または活動が完了した日付です。[時間および経費の処理 (bptmm1203m000)] セッションにより取引時間が処理されるとき、または[ネットワーク計画の生成 (tipcs4210m000)] セッションによりネットワーク計算が実行されるとき、実際終了日が入力されます。この日付はマニュアルで変更できます。

所要クリティカル能力

活動に要した実際時間数。この値は、活動にリンクされている時間取引に基づいて、[時間および経費の処理 (bptmm1203m000)] セッションで自動的に更新されます。

完成率

完成率は活動の進捗を示します。

注: 

能力所要量の非線形分布のため、完成率はリードタイムではなく、一括能力所要量に関連しています。完成率の自動計算を選択すると、完成率は、一括能力所要量と実際消費時間に基づいて決定されます。

自動更新

このフィールドでは、完成率を自動的に決定するために、取引時間数の処理時に[時間および経費の処理 (bptmm1203m000)] セッションを使用するか、またはプロジェクトのネットワーク計算の実行時に[ネットワーク計画の生成 (tipcs4210m000)] セッションを使用するかを指定します。