モジュール計画 (tipcs4120m000)
セッションの目的: モジュールを計画します。固定計画数量を指定して、クリティカル品目を適切に計画できます。
この概要セッションでは、カスタマイズ部品表または販売オーダ需要が入力される前にクリティカル資材を計画する必要がある場合に、プロジェクト別にモジュールをリストし、固定計画数量を定義できます。
詳細セッションでは、次のことができます。
- 「プロジェクト」別「モジュール」計画をメンテナンスします
- プロジェクトの概略資材所要量を記録します。
- プロジェクトの (最終) 組立スケジュールを記録します。
- プロジェクト別の活動管理資材計画の活動にモジュールをリンクします。
モジュール計画は、ネットワーク計画の活動とモジュール間の関係です。モジュールには、納期が長引くためにプロジェクトの完了日に影響するような資材でも指定できます。このような資材は、クリティカル資材とも呼ばれます。また、モジュールには組立部品も指定できます。
オーダ計画の生成 (cprrp1210m000) セッションでオーダ計画が生成されるときに、企業計画によってクリティカル資材の計画供給が作成されます。
「モジュール計画」は、マニュアル入力によって作成するか、[プロジェクトのコピー (tipcs2210m000)] セッションを実行することによって作成されます。
- プロジェクト
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特定の顧客オーダに対して実行される、製造アクションと購買アクションの集まり。プロジェクトは、製造予定品目の生産を計画および調整するために開始されます。
標準受注生産の場合、プロジェクトは品目と顧客オーダをリンクするためだけに使用します。プロジェクトには次の項目も含めることができます。
- カスタマイズ品目データ (部品表および工順)
- プロジェクト計画 (活動計画)
- モジュール
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ロジスティック上の計画がプロジェクトネットワーク計画に直接関連するカスタマイズ部分、製造部分または購買部分の計画単位。モジュールは、長い納期部分など、より複雑または簡潔な混合部分あるいは単一部分にすることができます。
- カスタマイズ品目
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特定のプロジェクトについての顧客仕様で生産された品目。カスタマイズ品目は、カスタマイズ部品表やカスタマイズ工順を持つことができ、標準品目としては通常は使用できません。ただし、カスタマイズ品目は標準品目または一般品目から派生できます。
- 有効化コード
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所要量計画の生成の基準になる有効化コード。所要量計画は、品目と有効化コードの組合せに基づきます。品目に関連付けられる単位は、常に最上位品目の単位です。
- 計画クラスタ
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予測、在庫計画、販売などの業務プロセスをサポートするために使用されるオブジェクトです。計画クラスタは、これらの計画プロセスが実行される 1 つまたは複数の業務の拠点を表します。倉庫、「ワークセンタ」、販売オフィス、または購買オフィスなどのさまざまなエンティティは、エンティティのグループごとに計画が実行されるように、計画クラスタでグループ化されています。
マルチサイトが有効化され、企業計画が導入されている場合、計画クラスタには、1 つまたは複数のサイトが含まれている必要があります。このサイトには、計画プロセスが実行されるエンティティが含まれます。
企業計画でこのフィールドを使用して、このモジュールの資材需要の場所を指定します。
企業計画では、計画品目のコードのクラスタセグメントをこのフィールドから取得します。
- 活動
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モジュールに関係する活動
注:モジュール計画にリンクされている品目の所要日は、この[活動]の最早終了日によって定義されます。
- 安全時間(割合)
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関係するモジュールがいつ完了しているべきかを示す安全時間を定義します。安全時間は、活動の計画終了日から計算されます。
- 固定計画数量
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このチェックボックスがオンの場合、 オーダ計画は指定された[計画数量]の確定計画供給を作成します。
このチェックボックスがオフの場合、 オーダ計画は依存資材需要と従属需要の合計をカスタマイズ品目のモジュール数量として使用します。これにより、関係する[活動]で定義された日付で、品目の確定計画供給オーダが 1 つ生成されます。
- 計画数量
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これはマニュアル入力の計画数量で、資源所要量計画の計算によって計画する必要があります。
注:計画された資源計画購買オーダまたは資源計画製造オーダの転送時に、固定計画数量はオーダ数量だけ自動的に削減されます。これにより、次の資源所要量計画の計算において、残りの計画数量を再計画できます。
数量を入力できるのは、固定計画数量が選択されている場合のみです。
- 棚卸単位
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品目の在庫の計測単位。たとえば、個、キログラム、1 ダース、メートルなどがあります。
棚卸単位は、計測を変換する際の基準単位としても使用されます。特に、購買オーダや販売オーダのオーダ単位や価格単位に関する変換で使用されます。これらの変換では、常に基準単位として棚卸単位が使用されます。このため、棚卸単位はすべての品目タイプ、また在庫として保存できない品目タイプにも適用できます。
- 状況
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プロジェクトの現在の進捗状況を示します。
指定可能な値
- フリー
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プロジェクト設計を実行できます。つまり、次のことが行えます。
- プロジェクト管理 モジュールを使用して、プロジェクト基準日程計画 (PMS) を定義する
- プロジェクト構造をメンテナンスする
- カスタマイズした構成要素表と工順シートを使用して、カスタマイズした製品構造をメンテナンスする
- プロジェクト見積を実行する
- シミュレート済
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ネットワーク計画に基づき、およその能力所要量計画および詳細な資材ならびに資源所要量計画 (RRP) をシミュレートします。シミュレートされるプロジェクトの能力所要量は、個別に視覚表示されます。カスタマイズ品目用に、計画済 RRP 購買オーダ、計画製造オーダ、および PRP 倉庫オーダが生成されます。しかし、これらのオーダを発行することはできません。また、資材所要量計画では、プロジェクトへの標準品目の割当も行われません。
- 有効
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この状況は、プロジェクトの実行ステージを示します。計画オーダを発行することにより、必要な購買活動および製造活動を実際に開始し完了することができます。
- 取消済
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プロジェクトは取り消されました。このプロジェクトの新規オーダを発行することはできませんが、保留中のロジスティック活動を終了することは可能です。取消済プロジェクトをクローズすることができます。また、プロジェクトを取消済のままにすることもできます。プロジェクトを取消済のままにすると、最終原価は財務会計に転記されず、完了したオーダの仕掛品が残る可能性があることに注意してください。プロジェクトをクローズした場合のみ、原価が転記されます。
- 終了
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製造に関しては、プロジェクトが終了しました。また、すべての購買活動および製造活動が完了あるいはクローズされ、プロジェクトに関するすべての販売オーダが納入されました。
- クローズ
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財務に関しては、プロジェクトがクローズされました。これは、財務プロジェクト結果が算出されたことを意味します。財務処理をプロジェクトに転記することはできなくなります。
- クローズ予定
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[プロジェクト管理パラメータ (tipcs0100m000)] セッションで [PCS プロジェクトの財務会社への制限付き売上原価および収益]チェックボックスをオンにすると、会計取引は、PCS プロジェクトの財務会社ではなく、販売オフィスの財務会社、サービス部署、および/または倉庫に転記されます。内部請求が PCS プロジェクトからそれらの部署に送付され、内部請求がまだ完了していない場合、[プロジェクトのクローズ (tipcs2250m000)] セッションはプロジェクト状況を、[クローズ]ではなく、[クローズ予定]に設定します。まず内部請求を完了し、その後、[プロジェクトのクローズ (tipcs2250m000)] セッションを再度実行してプロジェクト状況を[クローズ]に設定します。
- アーカイブ済
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プロジェクトはアーカイブされました。つまり、すべてのプロジェクトデータがアーカイブファイルに保管され、オリジナルファイルからは削除されました。