プロジェクト原価および収益の出力 (tipcs3490m000)

セッションの目的: PCS プロジェクトの原価および収益をさまざまな詳細レベルで出力します。

  • レポートタイプが[実際]の場合、実際原価および実際収益のみが出力されます。
  • レポートタイプが[中間と実際]の場合、実際原価および実際収益とともに、中間金額も出力されます。PCS プロジェクトに収益の承認機能を使用する場合は、これらのレポートタイプで概要が示されます。
レポートタイプ

中間利益承認の計算の状況

指定可能な値

中間

PCS プロジェクトの状況が[有効]または[終了]である間に収益認識が行われた場合、収益認識の計算タイプは常に[中間]になります。

最終

PCS プロジェクトの状況が[クローズ]になると、最後の収益認識の計算タイプは自動的に[最終]に変わります。

プロジェクト

特定の顧客オーダに対して実行される、製造アクションと購買アクションの集まり。プロジェクトは、製造予定品目の生産を計画および調整するために開始されます。

標準受注生産の場合、プロジェクトは品目と顧客オーダをリンクするためだけに使用します。プロジェクトには次の項目も含めることができます。

  • カスタマイズ品目データ (部品表および工順)
  • プロジェクト計画 (活動計画)

プロジェクト状況

プロジェクトの現在の進捗状況を示します。

検索キー

検索時に役立つ、記述の代替フォーム。通常、略語、頭字語、または正式な記述を想起しやすい語が使用されます。

プロジェクト従業員

プロジェクトの担当者

開始日

プロジェクトを開始する日付

完了日

プロジェクトが完了する日付

販売先取引先

販売先取引先の範囲

レポートの出力に使用される通貨のタイプ

レポートを出力する際の通貨

現地通貨に基づいて請求額割合を計算

現地通貨にもとづいて請求される計算割合

注: 

このフィールドは、独立通貨システムの場合にだけ使用できます。現地通貨が EUR、GBP および USD であると想定します。

  • 予測収益が EUR 1000 で、実現収益が EUR 400 の場合、割合は 40% です。
  • 予測収益が GBP 1000 で、実現収益が GBP 500 の場合、割合は 50% です。
  • 予測収益が USD 1200 で、実現収益が USD 400 の場合、請求割合は 30% です。
40% + 50% + 30% = 120% となり、請求される割合フィールドは、120 ÷ 3 = 40% です。
メインプロジェクトにサブプロジェクトの原価と収益を含める

このチェックボックスがオンの場合、サブプロジェクトの原価と収益が、メインプロジェクトの原価と収益に含まれます。

このチェックボックスがオンの場合、中間利益承認の詳細がレポートに出力されます。

このチェックボックスがオフの場合、プロジェクト合計のみが出力されます。

このチェックボックスがオンの場合、中間利益承認の売上原価を原価構成要素別に指定します。プロジェクトに対して、[プロジェクト詳細 (tipcs2130m000)] セッションの原価構成要素別中間売上原価および収益の転記チェックボックスがオンの場合だけ、原価構成要素別に中間データを出力できます。

このチェックボックスがオンの場合、確認済の中間利益承認のみが出力されます。

レポートタイプ

レポートタイプ[実際]を出力する場合、次の追加のデータ分類オプションが利用できます。

指定可能な値

  • [原価]
  • [収益]
  • [原価および収益]