プロジェクト別標準原価の出力 (tipcs3460m000)

セッションの目的: 標準原価をプロジェクト別に出力します。プロジェクトごとに予算標準原価、見積標準原価、および実際標準原価を出力できます。

次の出力も可能です。

  • 予算標準原価、見積標準原価、実際標準原価間の差異
  • 販売収益

予算、見積、および実際標準原価データはプロジェクト別標準原価の計算 (tipcs3250m000) セッションで算出されます。

プロジェクト

特定の顧客オーダに対して実行される、製造アクションと購買アクションの集まり。プロジェクトは、製造予定品目の生産を計画および調整するために開始されます。

標準受注生産の場合、プロジェクトは品目と顧客オーダをリンクするためだけに使用します。プロジェクトには次の項目も含めることができます。

  • カスタマイズ品目データ (部品表および工順)
  • プロジェクト計画 (活動計画)
検索キー

検索時に役立つ、記述の代替フォーム。通常、略語、頭字語、または正式な記述を想起しやすい語が使用されます。

プロジェクト状況

プロジェクトの現在の進捗状況

プロジェクト従業員

プロジェクトの実行担当者

開始日

プロジェクトを開始する日付

完了日

プロジェクトまたはオーダの作業が終了する日付

  • 製造オーダの完了日は、オーダの状況が [完了] になる日付です。
  • プロジェクトの完了日は、プロジェクトの状況が [終了] になる日付です。

会計取引が完了した後でも、クローズしない限り、オーダの特定の会計取引をそのまま実行することができます。これは、プロジェクトに対しても同じです。

販売先取引先

企業が扱う商品またはサービスに対してオーダを出す取引先、企業がメンテナンスを請け負う設備機器の所有者、または企業が実行するプロジェクトの受益者。一般的には顧客の購買部署

販売先取引先との契約には次のような事柄が含まれます。

  • 別途取り決めない限り適用される、価格と値引についての合意内容
  • 別途取り決めない限り適用される、販売オーダについての合意内容
  • 受渡条件
  • 関連する出荷先取引先および請求先取引先

レポートの出力に使用される通貨のタイプ

レポートの出力に使用される通貨

標準原価に固定費を含める

このチェックボックスがオンの場合、標準原価に「固定費」が含まれ、その内容が出力されます。

標準原価がない場合はプロジェクトを出力する

このチェックボックスがオフの場合、標準原価の計算対象となるプロジェクトのプロジェクトデータのみが出力されます。

コミットメントを含む

このチェックボックスがオンの場合、原価構成要素当たりのコミットメント金額がレポートに記載されます。実際原価とコミットメント金額が合計金額に含まれます。

注: 

コミットメント金額は、受け取る必要のある既存の購買オーダの金額です。

レポート (プロジェクト/プロジェクト - 原価タイプ)

次によるレポートでのデータのグループ化が選択できます。

指定可能な値

  • [プロジェクト]
  • [プロジェクト - 原価タイプ]
比較

比較レポートの出力が選択できます。このオプションは、[プロジェクト別]と[原価タイプ別]のグループ化が必要な場合にのみ使用できます。

比較

出力する比較を指定します。

指定可能な値

  • [予算および見積原価]
  • [予算および実際原価]
  • [見積/実際原価]