プロジェクト販売見積の生成 (tipcs2240m000)
セッションの目的: プロジェクトについて作成された「予算」を基に販売の販売見積を生成します。これにより、予算データにもとづいて顧客に見積を提出できます。
- 予算
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予算は、タイプが予算の「プロジェクト」です。
- 販売先取引先
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ユーザの組織に商品および/またはサービスをオーダする取引先。通常は、顧客の購買部署になります。
- 販売オフィス
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取引先の販売関係を管理するために、会社のビジネスモデル内で明らかにされている部署。販売オフィスは、組織の販売活動の責任を負う保管場所を識別するために使用します。
- オーダタイプ
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類似のワークフローによる販売オーダや購買オーダの分類
オーダタイプで、オーダの特性や機能を確定し、その結果としてメッセージの特性や機能を確定します。オーダ手順におけるセッション (オーダ手順) の年代順はオーダタイプで定められます。重要な点は、オーダ手順を連続して実行し、購買または販売オーダを処理する必要があることです。
- 販売見積
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発注先が見込購買者に提案した商品またはサービスの価格計算書、販売条件、記述、入札。顧客データ、支払条件および受渡条件はヘッダに含まれます。実際の品目についてのデータは見積ラインに入力されます。見積依頼への回答として与えられる場合、入札は通常、販売申込とみなされます。
- 生成方法
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販売見積の作成日
見積ラインが存在しない場合は、日付を修正できます。
- 完了日
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完了日。見積日以降でなければなりません。
- 失効日
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見積が有効である最終日
デフォルト
見積のデフォルト失効日は、[販売見積パラメータ (tdsls0100s100)] セッションの[有効期間]フィールドで指定された日数を見積日に加算することで自動的に計算されます。
この日付は、見積の完了日以降でなければなりません。
- 参照 A
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最初の追加参照で、これによってオーダまたは見積 (依頼) を識別できます。この参照は、さまざまなオーダ文書およびリストに出力されます。
- 参照 B
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補足情報を記入できる第 2 の追加参照フィールド。この参照は、オーダ文書およびリストに出力されます。
- 成功係数
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見積に関連付けられる割合で、取引先が見積を受け入れる可能性を表します。見積が受け入れられると、見積は販売オーダに変換されます。
デフォルトの成功率はゼロです。
- オーダ値引
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総見積額を決定する際の値引率。たとえば、販売価格が 50 ドル、数量が 100、およびオーダの値引率が 15% の場合、正味額を見積額に含める必要があり 50 × 100 × (100-15) ÷ 100 = 50 × 100 × 0.85 = 4250 ドルのように計算します。
- 見積通貨
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見積を表す通貨
デフォルトとして、[取引先 (tccom4500m000)] セッションの通貨が入力されます。見積通貨が空の場合は、会社に定義されている通貨が使用されます。
- 見積額
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予算パート数量に[品目 - 販売 (tdisa0501m000)] 詳細セッションの[販売価格]フィールドで定義されたパートの販売価格を乗算することで見積額が計算されます。
見積額はマニュアルで変更することができます。たとえば、丸めることができます。元の見積額とマニュアルで入力した見積額の差異は、自動的に各見積ラインに分散されます。
例
品目 数量 販売価格 金額 オフィスチェア A 5 400 2000 オフィスチェア B 1 500 500 合計金額は £ 2,500 です。
見積額は £ 3,000 に変更されます。販売見積ラインは、次のようになります。
品目 数量 販売価格 金額 オフィスチェア A 5 480 2400 オフィスチェア B 1 600 600 - 予算原価
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予算の見積合計金額。[プロジェクト別標準原価 (tipcs3560m000)] セッションでも表示できます。
注:このセッションの金額は、為替レートにより[プロジェクト別標準原価 (tipcs3560m000)] セッションの金額と異なる場合があります。
- 通貨
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予算原価を表す通貨
- 営業利益
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計算される営業利益率。営業利益率が標準原価に基づいている場合、見積額がゼロのときの利益率は 999.99 です。ゼロでない場合は、営業利益率が次のように計算されます。
(見積額 - 予算原価) ÷ 見積額 × 100%
利益が販売価格に基づいている場合、予算原価がゼロのときの営業利益率は 999.99 です。ゼロでない場合は、営業利益率が次のように計算されます。
(見積額 - 予算原価) ÷ 予算原価 × 100%