プロジェクト (tipcs2101m000)
セッションの目的: プロジェクトを作成、メンテナンス、リストします。
詳細セッションでは、プロジェクトを作成およびメンテナンスして、顧客オーダに直接関連するロジスティック活動の計算、計画および実行に使用することができます。
プロジェクトを削除できるのは次の場合だけです。
- プロジェクトの状況が [フリー] の場合
- プロジェクトが販売見積または販売オーダにリンクしていない場合
ズームによってこのセッションを開始した場合は、レコードの検索と選択のみを行うことができます。
- プロジェクト
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特定の顧客オーダに対して実行される、製造アクションと購買アクションの集まり。プロジェクトは、製造予定品目の生産を計画および調整するために開始されます。
標準受注生産の場合、プロジェクトは品目と顧客オーダをリンクするためだけに使用します。プロジェクトには次の項目も含めることができます。
- カスタマイズ品目データ (部品表および工順)
- プロジェクト計画 (活動計画)
- プロジェクト状況
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プロジェクトの現在の進捗状況を示します。次の状況値が使用可能です。
指定可能な値
- フリー
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プロジェクト設計を実行できます。つまり、次のことが行えます。
- プロジェクト管理 モジュールを使用して、プロジェクト基準日程計画 (PMS) を定義する
- プロジェクト構造をメンテナンスする
- カスタマイズした構成要素表と工順シートを使用して、カスタマイズした製品構造をメンテナンスする
- プロジェクト見積を実行する
- シミュレート済
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ネットワーク計画に基づき、およその能力所要量計画および詳細な資材ならびに資源所要量計画 (RRP) をシミュレートします。シミュレートされるプロジェクトの能力所要量は、個別に視覚表示されます。カスタマイズ品目用に、計画済 RRP 購買オーダ、計画製造オーダ、および PRP 倉庫オーダが生成されます。しかし、これらのオーダを発行することはできません。また、資材所要量計画では、プロジェクトへの標準品目の割当も行われません。
- 有効
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この状況は、プロジェクトの実行ステージを示します。計画オーダを発行することにより、必要な購買活動および製造活動を実際に開始し完了することができます。
- 取消済
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プロジェクトは取り消されました。このプロジェクトの新規オーダを発行することはできませんが、保留中のロジスティック活動を終了することは可能です。取消済プロジェクトをクローズすることができます。また、プロジェクトを取消済のままにすることもできます。プロジェクトを取消済のままにすると、最終原価は財務会計に転記されず、完了したオーダの仕掛品が残る可能性があることに注意してください。プロジェクトをクローズした場合のみ、原価が転記されます。
- 終了
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製造に関しては、プロジェクトが終了しました。また、すべての購買活動および製造活動が完了あるいはクローズされ、プロジェクトに関するすべての販売オーダが納入されました。
- クローズ
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財務に関しては、プロジェクトがクローズされました。これは、財務プロジェクト結果が算出されたことを意味します。財務処理をプロジェクトに転記することはできなくなります。
- クローズ予定
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[プロジェクト管理パラメータ (tipcs0100m000)] セッションで [PCS プロジェクトの財務会社への制限付き売上原価および収益]チェックボックスをオンにすると、会計取引は、PCS プロジェクトの財務会社ではなく、販売オフィスの財務会社、サービス部署、および/または倉庫に転記されます。内部請求が PCS プロジェクトからそれらの部署に送付され、内部請求がまだ完了していない場合、[プロジェクトのクローズ (tipcs2250m000)] セッションはプロジェクト状況を、[クローズ]ではなく、[クローズ予定]に設定します。まず内部請求を完了し、その後、[プロジェクトのクローズ (tipcs2250m000)] セッションを再度実行してプロジェクト状況を[クローズ]に設定します。
- アーカイブ済
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プロジェクトはアーカイブされました。つまり、すべてのプロジェクトデータがアーカイブファイルに保管され、オリジナルファイルからは削除されました。
- 記述
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プロジェクト記述が 1 行に収まらない場合の、プロジェクト記述用の追加フィールド
- 参照
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プロジェクトの参照データを表示します。このフィールドは、参考情報の提供のみに使用します。入力する参照データ、たとえば顧客の販売オーダの番号などを指定できます。
このフィールドを使用すると、プロジェクトコードではなく引数によって、プロジェクトデータをより速く検索できます。
- 検索キー
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検索時に役立つ、記述の代替フォーム。通常、略語、頭字語、または正式な記述を想起しやすい語が使用されます。
- プロジェクトタイプ
-
プロジェクトのタイプを選択します。
指定可能な値
- メインプロジェクト
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メインプロジェクトは、いくつかのサブプロジェクトから成る独立したプロジェクトです。メインプロジェクトとサブプロジェクトは、どちらもプロジェクトとして定義されます。メインプロジェクトは、次のいずれかの役割を果たします。
- サブプロジェクトを計画するためのドライバ
- サブプロジェクトの財務結果の総計
メインプロジェクトとサブプロジェクトを使ってプロジェクト構造を記録することは、受注設計状況にある大規模なプロジェクトでは特に重要です。メインプロジェクトでは、実行できるプロジェクト管理機能は限られます。
- サブプロジェクト
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サブプロジェクトはメインプロジェクトの一部分です。メインプロジェクトの計画からサブプロジェクトのネットワーク計画を派生させることができます。サブプロジェクトについては、サブプロジェクトのためのメインプロジェクトレベルでいくつかのパラメータを定義することができます (メインプロジェクトに関するヘルプファイルも参照してください)。サブプロジェクトのプロジェクト管理機能は、単独プロジェクトにも適用します。
- 単独プロジェクト
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単独プロジェクトは、複数のサブプロジェクトに分割されていない独立したプロジェクトです。
- 予算
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予算は、計画と見積に使われ、製造には使われません。
- 計算グループ
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ユーザが財政データを比較するプロジェクトのグループを表すコード
計算グループを次の項目に割り当てることができます。
- 予算
- メインプロジェクト (計算グループが別のプロジェクトまたは単独プロジェクトに割り当てられていない場合)
- 単独プロジェクト (計算グループが別のメインプロジェクトまたは単独プロジェクトに割り当てられていない場合)
予算の場合は、常に計算グループを入力する必要があります。予算をメインプロジェクトまたは単独プロジェクトにコピーする場合、計算グループは自動的にコピーされ、プロジェクトの計算グループは予算の計算グループと同じになります。
プロジェクトの計算グループが他のプロジェクトで使用中の場合、プロジェクトの計算グループを上書きすることはできません。また、予算を新しいプロジェクトにコピーする場合、計算コードが他のプロジェクトで使用されていると、予算の計算コードは新しいプロジェクトにコピーされません。
サブプロジェクトの計算グループは、メインプロジェクトの計算グループと同じでなければなりません。サブプロジェクトがメインプロジェクトにリンクされている場合、計算グループはメインプロジェクトからサブプロジェクトに自動的にコピーされます。
- 販売先取引先
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プロジェクトの実行対象となる取引先
- プロジェクト従業員
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プロジェクトの実行担当者
- 先頭空品目コード
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新規のカスタマイズ品目のデフォルトとして使用される最初の品目コード
- 原価計算コード
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標準原価、評価額、または販売価格の計算方法の指定。このコードには、特定の原価計算データが保存されます。
標準原価計算パラメータ (ticpr0100m000) セッションで定義される価格計算コードは、標準原価を決定します。他の原価計算コードはシミュレーションに使用されます。カスタマイズ品目の価格計算コードは、プロジェクト別に保存されます。
例
- 特定の作業費レート
- 外注費レート
- シミュレート購買価格
- 付加費用
- 計算オフィス
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「計算オフィス」は、[プロジェクト管理パラメータ (tipcs0100m000)] セッションの計算オフィスの企業単位フィールドの設定に応じて、製造部署または倉庫からデフォルト設定されます。
- 承認済設計
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このチェックボックスがオフの場合、 「プロジェクト」の完成品はすべて標準受注生産品目になります。そのため、カスタマイズ部品表または工順はメンテナンスされません。カスタマイズ品目がプロジェクトに追加されると、自動的にこのチェックボックスがオンになります。
このチェックボックスがオフの場合、次の PCS 機能は使用できまません。
- カスタマイズ品目データ (部品表および工順)
- プロジェクト計画
- プロジェクト構造 (メインプロジェクト/サブプロジェクト)
- 活動
- ネットワーク計画
- モジュール計画
- 一般費用
- プロジェクトでのサービスオーダの使用
- プロジェクト付加費用
- プロジェクトレベルでの原価計算
注:[プロジェクト (tipcs2101m000)] セッションで[承認済設計]チェックボックスがオンでないプロジェクトは、コピーできません。
- 参照日
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販売オーダ (プロジェクト PCS) 構造の生成 (tdsls4244m000) セッションまたは製品バリアント (プロジェクト) 構造の生成 (tipcs2220m000) セッションでカスタマイズ製品構造が生成される場合に、部品表および工順作業が展開される日付。この[参照日]は、[製品バリアント (プロジェクト) 構造の生成 (tipcs2220m000)] セッションの[参照日]フィールドのデフォルトとして使用されます。
[販売オーダ (プロジェクト PCS) 構造の生成 (tdsls4244m000)] セッションを使用してプロジェクトを生成する場合、[参照日]フィールドには[販売パラメータ (tdsls0100s000)] セッションの構成日 (PCS)フィールドの設定に基づいて値が入ります。次の設定が可能です。
- [オーダ日]
- [システム日付]
- [納期]
[販売パラメータ (tdsls0100s000)] セッションの[構成日 (PCS)] フィールドの値が[システム日付]の場合、プロジェクト構造の生成後に[参照日]フィールドは空白になります。
[参照日]フィールドは、プロジェクトの原価計算、および資源所要量オーダの転送時にも使用されます。PCS プロジェクトの参照日が空の場合に、[プロジェクト別標準原価の計算 (tipcs3250m000)] または[オーダ計画の生成 (cprrp1210m000)] セッションが開始されると、現在の日時が計算に使用されます。現在の日時は常に部品表ラインの発効日であり、失効日より前に該当することを意味します。
注:プロジェクト管理のこの参照日は、製品構成または販売管理に入力した参照日よりも優先されます。
- テキスト
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このチェックボックスがオンの場合、追加のプロジェクトテキストを使用できます。