製品バリアント (tipcf5101s000)

セッションの目的: 一般品目用の「製品バリアント識別コード」を生成します。この製品バリアントに、顧客が選択したオプションが格納されます。

製品バリアントコードを使用して、一般品目用の各種バリアントを生成できます。このコードは、特定の製品バリアントの一意の ID です。このコードは、製品コンフィギュレータ (tipcf5120m000) セッションで生成されます。このセッションは、販売管理プロジェクト管理、および予算編成から開始できます。

また、顧客がいっさいの債務を伴わないオプションおよび価格に関する情報を必要としている場合、このセッションをマニュアルで開始することもできます。製品モデルの導入段階で、製品モデルが作業の状況と一致していることをテストするために、このセッションが使用されます。

注: 
  • [コンフィギュレータの開始] をクリックすると、製品コンフィギュレータ (tipcf5120m000) セッションで製品バリアントのオプションをメンテナンスできます。
  • [製品バリアントの有効化] をクリックすると、製品バリアントの有効化 (tipcf5200m000) セッションで製品バリアントの有効性を確認できます。

購買構成可能品目を含む製品バリアントを構成するには

購買構成可能品目を含む製品バリアントを構成できます。構成可能品目を使用すると、構成可能な購買半組立品を含む品目構造を作成できます。購買半組立品は、その他の組立部品などの組立ラインで出庫されます。

「組立管理」 での購買構成可能品目の調達に関する詳細については、次を参照してください。

  • 「組立管理」 - 「マスタデータの設定」 での構成品目の調達
  • 「組立管理」 - 「部品表の設定」 での構成品目の調達
  • 「製品バリアント」 - 「購買構成可能品目」
製品バリアント

製品バリアントの一意の識別子

空いている最初の製品バリアントコードが表示されます。製品バリアントコードは、販売見積や販売オーダ、予算、契約成果物、またはプロジェクトから製品バリアントを構成する場合にも生成されます。

記述

以前に選択済のテキストの出力に用いる言語のコードを入力します。

一般品目

構成可能品目のコード。

品目コードは、品目 - 製造 (tiipd0101m000) セッションで定義する必要があります。

品目タイプ

品目の分類。たとえば、一般品目、サービス品目、設備品目であるかどうかを識別できます。品目のタイプに応じて、特定の機能のみがこの品目に適用されます。

指定可能な値

製品
購買
製造
一般
原価
サービス
外注サービス
リスト
工具
設備
設計モジュール
記述

以前に選択済のテキストの出力に用いる言語のコードを指定します。

参照タイプ

参照タイプは製品バリアントの参照を示します。製品バリアントは、販売見積、販売オーダ、予算、プロジェクト (プロジェクト管理 (PCS) またはプロジェクトから派生) または契約成果物に関連付けることも、標準バリアントに関連付けることもできます。

指定可能な値

販売見積

製品バリアントは販売見積から発生します。販売見積ライン (tdsls1501m000) セッションから製品コンフィギュレータ (tipcf5120m000) セッションにズームできます。

販売オーダ

製品バリアントは販売オーダから発生します。販売オーダライン (tdsls4101m000) セッションから製品コンフィギュレータ (tipcf5120m000) セッションにズームできます。この参照タイプは、販売見積のコピー (tdsls1201s000) セッションで製品バリアントの販売見積を販売オーダにコピーした場合にも表示されます。

予算

製品バリアントは、製品バリアント (プロジェクト) 構造の生成 (tipcs2220m000) セッションを実行することによって構成および生成されます。この参照タイプは、製品バリアント (プロジェクト) 構造の生成 (tipcs2220m000) セッションで販売見積の製品バリアント構造を生成した場合にも表示されます。

プロジェクト (PCS)

製品バリアントはプロジェクト管理から発生します。プロジェクトを記録した後、製品バリアント (プロジェクト) 構造の生成 (tipcs2220m000) セッションを実行することによって製品バリアントが構成および生成されます。この参照タイプは、販売オーダ (プロジェクト PCS) 構造の生成 (tdsls4244m000) セッションで販売オーダの製品バリアント構造を生成した場合にも表示されます。

標準バリアント

製品バリアントは製品構成から発生します。製品バリアント (tipcf5501m000) セッションで新規製品バリアントを定義すると、参照タイプは自動的にこの製品バリアントに割り当てられます。

プロジェクト

製品バリアントはプロジェクト予算編成 またはプロジェクト計画と所要量 (PSS) から発生します。

契約成果物

製品バリアントはプロジェクト契約成果物 (tppdm7100m100) セッションから発生します。

受取済顧客オーダ

製品バリアントは顧客オーダから発生します。

参照オーダ

製品バリアントが参照する参照タイプ (販売見積、販売オーダ、予算、プロジェクトなど) のオーダ番号

参照位置

製品バリアントの参照先となる販売見積ラインまたは販売オーダラインの位置番号

代替販売見積

見積ライン 1 つについて、複数の代替案を生成できます。メイン位置には連番の 0 が割り当てられます。連番 1、2、3 以降は代替 1、2、3 などを表します。

販売見積ライン (tdsls1501m000) セッションの[状況]フィールドが[確認済]でない場合、代替は合計 (小計) および残高には含まれず、時系列在庫移動にのみ含まれます。

代替案を確認しオーダラインに転送した時にのみ在庫がチェックされます。

各見積ラインに関して、複数の代替ラインを確認し変換できます。

注: 

このフィールドはメンテナンスできません。

販売先取引先

選択対象のコードは、販売先取引先 (tccom4110s000) セッションであらかじめ定義しておく必要があります。

名前

2 つの物理的数量にもとづく一連の値を表すコード。これらの値は、価格リストマトリックスの X 軸および Y 軸の値です。物理的数量ごとの値の最大数は 24 です。

通貨

製品バリアントの販売価格の記録に用いる通貨

記述

以前に選択済のテキストの出力に用いる言語のコードを入力します。

バリアント販売価格

製品バリアントの販売価格。一般販売価格リストに基づき、販売価格が製品バリアント販売価格構成の計算 (tipcf5230m000) セッションで計算されます。

製品構成日

製造バリアントの構成の基準となる日付。構成処理の際には、特徴およびオプションの発効/失効日をこの日付と照合することによって、特徴およびオプションを包含または除外します。

製品バリアント有効

このフィールドには、製品構成の有効性を製品コンフィギュレータで確認するかどうかを指定します。すべての製品特徴に有効なオプション値が付与されていれば、製品バリアントは有効です。

製品バリアントテキスト

このチェックボックスがオンの場合、製品バリアントに関する追加データとともにテキストが表示されます。[テキストマネージャ] をクリックすると、このテキストを表示およびメンテナンスできます。

PCF 別構造

このチェックボックスがオンの場合、 部品表 (BOM) および「工順」が PCF により生成されます。

このチェックボックスがオフの場合、品目、部品表、および工順が、CPQ コンフィギュレータで生成されます。

注: 

製品コンフィギュレータ (PCF) または CPQ コンフィギュレータチェックボックスが [導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000)] セッションでオフの場合、このフィールドは表示されません。

設計保留

このチェックボックスがオンの場合、 製品バリアントは、完了と見なされる前にその有効性が確認される必要があります。製品バリアントは、CPQ コンフィギュレータから LN へ伝えられる前に、設計の承認を得る必要があります。

CPQ コンフィギュレータバリアント

このチェックボックスがオンの場合、選択された製品バリアントは、CPQ Configuratorを使用して生成されます。

CPQ 状況

CPQ Configuratorでの製品バリアントの状況

指定可能な値

初期

製品バリアントの生成が CPQ コンフィギュレータで開始されました。

成功

製品バリアントが CPQ コンフィギュレータによって生成され、正しく保存されました。

部分保存

製品バリアントが CPQ コンフィギュレータによって生成されましたが、保存されたのは一部のみです。

エラー

製品バリアントの生成中に CPQ コンフィギュレータにエラーが発生しました。