製造部品表ライン詳細 (timfc3610m000)

セッションの目的: 製造部品表のライン詳細を管理します。

このセッションでは、次のセッションからのデータが表示されます。

  • 製造部品表代替資材 (timfc3120m000)
  • 製造部品表参照指示 (timfc3130m000)
  • 例外 (tcuef0105m000)
製品

部品表 (BOM) ライン詳細を管理する「製品」

改訂

部品表改訂

状況

製造部品表の状況

指定可能な値

  • [新規]
  • [承認済]
  • [失効]
位置

ラインの位置番号

デフォルト

デフォルトでは、最後に使用された位置番号に 10 を加算した値が表示されます。この手順により 10、20、30 ... という連番が付けられます。位置の番号付けに制限はありません。最良の結果を得るため、中間の番号を使用して資材ラインを追加できるようにデフォルト値を使用してください。

品目

部品表ラインが生成される資材

注: 

次のものを指定することはできません。

  • キット
  • サービス
  • その他の非物的品目
正味数量

製造品で使用される構成要素品目の数量。

この数量を計算するには、単位数に[長さ]フィールドの値と[]フィールドの値を掛けます。

正味数量を計算できるのは、棚卸単位が長さまたは面積の場合だけです棚卸単位が 「個数」 の場合、計算は実行できません。

たとえば、長さが 2 cm で幅が 3 cm の構成要素を 10 単位指定すると、正味数量は 60 (10 × 2 × 3) になります。幅を指定しない場合、正味数量は 20 になります。

注: 
  • マイナスの数量が示される場合は、製品の製造によって副産物が生じています。この副産物は、マイナスの数量として、総資材所要量の計算に使用する部品表に入力されます。
  • 製造部品表ラインが非依存数量ラインである場合は、このフィールドに 0 (ゼロ) が表示されます。
仕損率

部品表では、正味資材所要量の割合 (仕損率)、および固定数量 (仕損数量) として仕損を定義できます。

仕損率とは、欠陥のある構成要素などによって予想される資材損失です。5% は構成要素 100 個のうち 5 個に欠陥があると予想されることを意味します。在庫不足を防ぐため、数量は多めに計画されます (100 ÷ 95 × 正味数量)。

仕損数量

仕損は、正味資材所要量の割合 (仕損率)、および固定数量 (仕損数量) として定義できます。仕損数量は、たとえば設備をテストするなど、製造の開始ごとに失われる資材の量を定義するために使用します。

サイズ単位

[長さ]および[]の計測単位

長さ

棚卸単位が長さ単位または面積単位の場合、品目の「正味数量」を計算できます。面積単位の場合、このフィールドはフィールドと組み合せて使用されます。

[長さ]、[]、[サイズ単位]および[単位数]フィールドが適用されるのは、資材の棚卸単位がメートルや平方メートルなど、長さ単位または面積単位の場合のみです。棚卸単位は品目 (tcibd0501m000) セッションで定義されます。

このフィールドは、資材数量が面積単位を使用して計算される場合に、[長さ]フィールドと共に「正味数量」を計算するために使用されます。

単位数

製品において、[長さ]フィールドまたは[]フィールド、あるいはその両方で指定された資材の所要数量が出現する回数

要求率

作業を開始するために、使用可能でなければならない原材料の割合

品目の置換

このチェックボックスがオンの場合、選択した品目は使切資材です。

部品表 (BOM) の前回の改訂にある資材で、いまは「使切資材」になっています。在庫が存在する限り、資材品目自体の代わりにこれが使用されます。

複数品目可

このチェックボックスがオンの場合、資材の「正味数量」を複数の品目に配分できます。たとえば、正味数量を、「使切資材」と標準資材に分配したり、標準資材と 1 つまたは複数の「代替資材」に分配したりすることができます。このチェックボックスがオフの場合、1 つの製造オーダにつきこの部品表ラインの 1 つの品目しか出庫されません。

例については、代替資材の検索を参照してください。

標準構成

このチェックボックスがオンの場合、この部品表ラインは品目の標準構成に含まれています。部品表ラインの原価は、標準原価に含まれます。[標準構成]チェックボックスがオフの場合、この部品表ラインは品目の標準構成に含まれません。部品表ラインの原価は、標準原価に含まれません。

[標準構成]チェックボックスと[例外 (tcuef0105m000)] セッションの[有効]チェックボックスの設定の組合せによって、部品表ラインを特定の有効化コードに使用するかどうかが指定されます。

  • [標準構成]チェックボックスがオンで、部品表ラインにリンクされた例外に対する[有効]チェックボックスがオフの場合、特定の有効化コードまたは所要に対して部品表ラインが省略されます。
  • [標準構成]チェックボックスがオフで、部品表ラインにリンクされた例外に対する[有効]チェックボックスがオンの場合、特定の有効化コードまたは所有に対して部品表ラインが追加されます。
注: 

部品表ラインに例外がリンクされていても、予備部品を販売する場合や有効化構成でない完成品の場合など、例外を使用しない場合には、このチェックボックスをオフにすることができます。

需要ペグの継承

製造オーダが企業計画からジョブショップ管理に転送される場合に、オーダには需要ペグを含めることができます。

注: 

ペグの仕様が生成されます。

このフィールドを使用し、資材がこの需要ペグを持つべきかどうかを指定できます。

ファントム

このチェックボックスがオンの場合、品目は、完成品の製造オーダ内で作成される一時的な部分組立品です。製造オーダに対しては、この部分組立品の部品表 (BOM) 構成要素が出庫されます。

注: 
  • 構成要素品目がファントムの場合は、「代替資材」を定義できません。

パフォーマンスについて

このフィールドの設定は、システムのパフォーマンスとデータベースの拡張に影響することがあります。 詳細は、次の情報を参照してください: ファントム

EDMとのリンク

このチェックボックスがオンの場合、設計部品表のラインが製造部品表にコピーされます。

テキスト

このチェックボックスがオンの場合、テキストがあります。