製造品目 360 (timfc1500m000)

セッションの目的: 品目関連データの表示、メンテナンスおよび作成を行います。

会社において、エンジニアは新製品開発の責任者です。また、製品のライフサイクルを通じて製品のメンテナンスおよび改良も行います。したがって、品目構造、品目の製造方法、品目に関係する購買処理や製造処理などを決定するために、エンジニアが品目関連のデータを自由に利用できることが必要です。こうしたことの目標は、製造処理およびその他のロジスティック処理を妨げずに継続的な開発を行うことです。

[製造品目 360 (timfc1500m000)] セッションの使用方法

[製造品目 360 (timfc1500m000)] セッションの品目リストから品目を選択すると、その品目のデータが表示されます。

[詳細情報] の下のチェックマークは、その品目に関して使用可能なデータを示します。リンクをクリックするとセッションが開始され、品目データの表示、メンテナンス、または作成ができます。

次のリンクをクリックできます。

  • [改訂]

    品目を設計する場合に、必ず新規品目コードが導入されるとは限りません。エンジニアが設計品目改訂 (tiedm1100m000) セッションを使用して、品目に新しい改訂を定義することができます。
  • [部品表]

    エンジニアは品目の製品構造の全体に責任を負います。構造は部品表 (tibom1110m000) セッションで定義されます。
  • [工順]

    エンジニアは、工順作業 (tirou1102m000) セッションで定義されるように、製品の製造方法について責任を負います。
  • [取引先]

    エンジニアは、品目を更新する前に、関係する取引先への影響を確認する必要があります。品目を供給する取引先は、品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000) セッションにリストされます。
  • [代替]

    品目が在庫切れの場合には、代替品目を使用することもあります。代替品目 (tcibd0505m000) セッションで、エンジニアはどの品目が代替品目であるかを定義または表示できます。
  • [構成要素使用先]

    エンジニアには、製品を継続的に改良する責任があります。このため、各種の部品表で使用される品目に関して、設計変更の可能性があります。部品表構成要素の使用先 (tibom1512m000) セッションで、エンジニアはどの部品表が影響を受けるかを調べることができます。
  • [製造オーダ]

    設計変更による製造プロセスへの影響は、できるだけ小さくする必要があります。エンジニアは製造オーダ (tisfc0501m000) セッションを使用して、障害が発生するかどうか、どの製造オーダが影響を受けるかを表示できます。完成としてレポート済みでない製造オーダのみが表示されます。
  • [購買オーダ]

    設計変更による購買プロセスへの影響は、できるだけ小さくする必要があります。障害が避けられない場合、エンジニアは購買オーダラインモニタ (tdpur4501m500) セッションを使用して購買オーダを表示できます。購買責任者の従業員に通知することが可能です。受領済でない部品の購買オーダラインのみ表示されます。ただし、購買オーダラインモニタ (tdpur4501m500) セッションの適切なメニューで [全ラインの表示] をクリックすると、すべての購買オーダラインを表示できます。
  • [購買スケジュール]

    設計の変更が購買スケジュールに影響を及ぼす場合があります。エンジニアは購買スケジュール (tdpur3110m000) セッションを使用して概要を確認したり、担当者に通知したりできます。オープンの購買スケジュールのみが表示されます。ただし、購買スケジュール (tdpur3110m000) セッションの適切なメニューで [すべてのスケジュール] をクリックすると、すべての購買スケジュールを表示できます。

[チャート] の下のチェックボックスがオンの場合、エンジニアは [計画在庫処理] をクリックして計画在庫処理 - チャート (whinp1700m000) セッションを開始することができます。特定品目の在庫をすでに使い切っているかどうかを判断する場合や、品目を段階的に廃止できるかどうかを査定する場合など、在庫情報はエンジニアにとって重要です。

詳細
棚卸単位

品目の在庫の計測単位。たとえば、個、キログラム、1 ダース、メートルなどがあります。

棚卸単位は、計測を変換する際の基準単位としても使用されます。特に、購買オーダや販売オーダのオーダ単位や価格単位に関する変換で使用されます。これらの変換では、常に基準単位として棚卸単位が使用されます。このため、棚卸単位はすべての品目タイプ、また在庫として保存できない品目タイプにも適用できます。

番号化

このチェックボックスがオンの場合、品目はシリアル番号付品目です。

改訂管理

このチェックボックスがオンの場合、品目には「改訂」があります。

品目グループ

類似の特徴を持った品目グループ。各品目は特定の品目グループに属しています。品目グループは品目タイプと組み合わせて使用し、品目デフォルトを設定します。

ロット管理

このチェックボックスがオンの場合、品目はロットに割り当てられる必要があります。

品目シグナル

品目シグナルのコード

設計品目を標準品目にコピーするプロセスで、品目シグナルコードは、[設計データ管理パラメータ (tiedm0100m000)] セッションの[品目シグナルコードのコピー]チェックボックスがオンの場合にのみコピーできます。

詳細情報
有効化構成

このチェックボックスがオンの場合、品目は有効化構成です。

手持在庫

1 つまたは複数の倉庫内にある商品の物理量。保留在庫も含みます。

改訂

このチェックボックスがオンの場合、選択した品目に、1 つまたは複数の「改訂」が存在します。

製造オーダ

このチェックボックスがオンの場合、選択した品目に「製造オーダ」が存在します。

購買オーダ

このチェックボックスがオンの場合、選択した品目に購買オーダが存在します。

代替

このチェックボックスがオンの場合、選択した品目の代替が定義されます。

部品表

このチェックボックスがオンの場合、選択した品目の部品表 (BOM) が定義されます。

製品別外注作業

このチェックボックスがオンの場合、完成品の製造に必要な 1 つまたは複数の「作業」が「外注」されます。

購買スケジュール

このチェックボックスがオンの場合、選択された品目の購買スケジュールが定義されます。

工順

このチェックボックスがオンの場合、選択された品目の 1 つまたは複数の「工順」が定義されます。

部品表構成要素の使用先

このチェックボックスがオンの場合、品目に関する BOM 構成品の使用先が GBF に表示されます。

取引先

このチェックボックスがオンの場合、製造に必要な品目は取引先が供給します。

品目

購買、保管、製造、販売などができる原材料、部分組立品、完成品、および工具

品目は、1 つのキットとして処理される一連の品目を表すことも、複数の製品バリアントに存在することもできます。

非物理的な品目、つまり、在庫には保持されないが、原価を転記したりサービス料金を顧客に請求したりするために使用できる品目も定義できます。非物理的な品目の例は次のとおりです。

  • 原価品目 (電気代など)
  • サービス品目
  • 外注サービス
  • リスト品目 (メニュー/オプション)
品目タイプ

品目の分類。たとえば、一般品目、サービス品目、設備品目であるかどうかを識別できます。品目のタイプに応じて、特定の機能のみがこの品目に適用されます。

指定可能な値

製品
購買
製造
一般
原価
サービス
外注サービス
リスト
工具
設備
設計モジュール
製品バリアント

製品バリアントの一意の識別子

品目グループ

類似の特徴を持った品目グループ。各品目は特定の品目グループに属しています。品目グループは品目タイプと組み合わせて使用し、品目デフォルトを設定します。

EAN コード

品目の登録に使用するデフォルトのバーコード

派生元品目

[品目] フィールドに指定されている品目の派生元となった品目

注: 

標準製品構造をカスタマイズ構造にコピー (tipcs2230m000) セッションを使用して標準品目をカスタマイズ品目にコピーすると、カスタマイズ品目の [派生元品目] フィールドに標準品目コードが表示されます。

プロジェクト (PCS)

品目がリンクされるプロジェクト

ファントム

このチェックボックスがオンの場合、品目は「ファントム」です。

[部品表 (tibom1110m000)] セッションのファントムチェックボックスをオフにできます。

 
製造元

品目のデフォルトの製造元

重量

納入または入庫した商品の重量。重量は、取引数量と品目の重量単位に基づいて計算されます。

重量単位

キログラムなどの重量の測定単位

環境コンプライアンス

電子機器では、環境汚染を防ぐために有害な化学物質の使用を制限するさまざまな規制が世界的に存在します。

会社 (大半の場合は電子機器の生産者) は法的に次のことが求められています。

  • 管理コンプライアンス規則の策定
  • 購買元、設計元、製造元、および支給資材のコンプライアンスの確認
  • 作業プロセスにおけるコンプライアンスの確認

このフィールドには、品目の環境コンプライアンスが示されます。

このフィールドの値は、外部のソフトウェアアプリケーションで設定できます。

有効化構成供給

企業計画のオーダ計画の場合は、親品目の構成要素に対する需要を計算します。有効化コードが親品目に割り当てられている場合、親品目の構成要素を親品目の有効化コードで指定するかどうかを選択できます。

このチェックボックスがオンの場合、親品目の有効化コードは構成要素品目に関連付けられます。したがって、複数の有効化構成親品目が同じ構成要素品目を使用している場合、その構成要素品目に対して複数のオーダが生成され、それぞれのオーダに固有の有効化コードが与えられます。

このチェックボックスがオフの場合、親品目の有効化コードは構成要素品目に関連付けられません。これは、親品目の有効化コード番号が品目構造の下位部分で重要ではない場合に役立ちます。たとえば、各構成要素が 100 種類の有効化コードで要求された場合、オーダが 100 件生成されるのではなく、標準構成に対する需要 100 件を含む供給オーダが 1 つだけ生成されます。

注: 
  • [ロット管理] チェックボックスがオンの場合にのみ、このチェックボックスをオンにすることができます。有効化コードを在庫に記録した場合、コード情報が品目のロット番号とリンクされます。在庫はロットレベルで管理され、ロット内にコードが記録されます。ロット管理でない品目については、たとえ特定の有効化コードに対して需要があっても、在庫内ではコード 0 (ゼロ) として記録されます。
  • このチェックボックスがオフの場合、 [有効化コード交換可能] チェックボックスは常にオンで、変更不能です。このため、有効化コードに関係なく、需要は有効在庫と照合されます。

品目 C は、A と B の 2 つの有効化構成完成品目で使用される購買品目です。1 つの完成品 (品目 A) の有効化コードは 15 で、もう 1 つの完成品 (品目 B) の有効化コードは 16 です。

品目 C の [有効化構成供給] チェックボックスがオンの場合、品目 A および B の製造時に品目 C の需要が要求されると、品目 C について 2 つの購買オーダが作成されます。1 つは有効化コード 15 の購買オーダで、もう 1 つは有効化コード 16 の購買オーダです。

品目 C の [有効化構成供給] チェックボックスがオフの場合、品目 C を 2 つ発注する購買オーダが 1 つだけ作成されます。有効化コードは 0 (ゼロ) です。

有効化コード交換可能

このチェックボックスがオンの場合、有効化構成品目は交換可能です。

[有効化構成供給] チェックボックスがオフの場合、このチェックボックスは常にオンで、変更不能です。このため、有効化コードに関係なく、需要は有効在庫と照合されます。

最終修正日

品目データが修正された日付

資材

品目を構成する「資材」。このフィールドは参考情報としてのみ使用します。

標準

品目の製造または購買に使用する業界標準。たとえば、NEN3140 や ISO9000 などがあります。このフィールドは参考情報としてのみ使用します。

サイズ

品目のデフォルトサイズ。

このフィールドは、参考情報としてのみ使用します。

製品タイプ

ソート基準および選択基準として使用される、ユーザ定義可能な品目グループデータ。製品タイプは、製造を目的に同類の特徴で品目を分類することを意図しています。

製品クラス

同じ製品ライン内の複数の品目グループを識別するためにユーザが定義できる、品目グループデータ。製品分類は、主にレポートの選択基準として使用されます。

製品ライン

同一メーカが製造した製品の製品グループは類似していますが、サイズ、外形、色などの細部では異なっています。ユーザ定義可能な品目グループデータは、主にレポートの品目選択基準として使用されます。

選択コード

ユーザ定義可能な品目グループデータ。選択コードを使用して、色、直径、製品有効期限などで品目を選択することができます。

注: 

選択コードは情報としての用途にのみ使用されます。

テクニカルコーディネータ

ある品目の製造元に関連する技術的な品目仕様と要件のメンテナンスを担当する従業員。この従業員は、危険資材およびその資材のリスク分類に関する情報を倉庫管理でメンテナンスする作業も担当します。

商品コード

選択した品目に割り当てられた統計品目番号

品目シグナル

シグナルがリンクしている品目を入力または選択したときに表示される警告メッセージ。品目シグナルを使用して、品目の出庫または請求をブロックすることもできます。

取引先シグナル

シグナルにリンクしている取引先を選択したときに表示される警告メッセージ

原価構成要素

品目に割り当てられた原価構成要素

注: 

リスト品目には、原価構成要素はありません。

実際改訂

品目の最新「改訂」

設計品目と設計品目 - 品目関係 (tiedm1101m000) セッションの品目の間に関係が確立されており、設計品目改訂が [製造で承認済] の場合、改訂番号が表示されます。

更新方法

選択した値は、LN での「設計品目」と標準品目または「カスタマイズ品目」の改訂間の関係の処理方法を示します。

指定可能な値

更新

設計時に新規改訂が作成されたときに、設計品目と品目の間にすでに関係が存在している場合、既存の (有効な) 改訂番号が削除され、新規改訂番号に置換されます。

維持

設計時に新規改訂が作成されたときに、設計品目と品目の間にすでに関係が存在している場合、既存の (有効な) 改訂番号は同じままで、変更されません。 つまり、既存の改訂番号が新規改訂の改訂番号に置換されることはありません。

破棄

設計時に新規改訂が作成されたときに、設計品目と品目の間にすでに関係が存在している場合、既存の (有効な) 改訂番号は削除されます。削除された改訂番号は新規改訂番号に置換されることはないので、改訂番号は表示されなくなります。

置換タイプ

品目の置換状況

指定可能な値

適用なし

品目は、他の品目を置換せず、それ自身も置換されません。

交換済

品目は、他の品目によって置換されます。[代替品目 (tcibd0505m000)] セッションで、置換する品目を検索することができます。

代替

品目は、他の品目を置換しました。[代替品目 (tcibd0505m000)] セッションで、置換された品目を検索することができます。

交換済代替品目

品目は、他の品目を置換し、それ自身も他の品目によって置換されています。[代替品目 (tcibd0505m000)] セッションで、置換する品目および置換された品目を検索することができます。

プロジェクトペグの継承

このチェックボックスがオンの場合、依存する構成品目に「主品目」のプロジェクトペグが継承されます。

検索キーI

検索時に役立つ、記述の代替フォーム。通常、略語、頭字語、または正式な記述を想起しやすい語が使用されます。

検索キーII

検索時に役立つ、記述の代替フォーム。通常、略語、頭字語、または正式な記述を想起しやすい語が使用されます。

数量依存工順

このチェックボックスがオンの場合、デフォルトで特定の「工順」が選択されます。この選択はオーダ数量に基づきます。

すなわち、品目のオーダ数量は次のものに影響を及ぼします。

  • 作業時間
  • ワークセンタ
  • 機械
  • その他の工順関連データ

ファントム在庫を使用

/baanerp/ti/ipd/tiipd0101m000#tiipd001.phst

作業 0 を次の項目の先頭にする

ファントム品目の資材が特定「作業」にリンクされていない場合に、このフィールドで資材を出庫する時点を指定します。

指定可能な値

作業品目

オーダ

注: 

製造オーダの作業が部分的にファントム品目の工順から発生している場合にのみ、このフィールドは関係があります。

資材の作業品目については、[見積資材 (ticst0101m000)] セッションの作業品目フィールドを参照してください。

パフォーマンスについて

パフォーマンス上の理由により、このフィールドを [オーダ] に設定することをお勧めします。詳細は、次の情報を参照してください: 複数作業に使用する資材

繰返生産品目

/baanerp/ti/ipd/tiipd0101m000#tiipd001.repi

スケジュールコード

生産日程計画コードは、「生産日程計画」で定義されている時間範囲を特定します。スケジュールコードを「スケジュールエリア」または品目にリンクすると、スケジュールコードの期間もスケジュールエリアや品目にリンクされます。

注: 
  • 品目 - 製造 (tiipd0101m000) セッションで ([スケジュールコード]フィールドを使用して)、生産日程計画コードを品目にリンクします。
  • スケジュールエリア (tirpt0103m000) セッションで、生産日程計画コードをスケジュールエリアにリンクします。
  • 1 つの製造オーダを両方のスケジュールで表示できますが、たとえば品目については 4 週間ごと、スケジュールエリアについては毎週というように期間を変えます。
計画のレート係数

/baanerp/ti/ipd/tiipd0102m000#tiipd002.pcrp

特定条件の資材のバックフラッシュ

このチェックボックスがオンの場合、品目は、別の品目の製品構造で構成要素として使用されるときにバックフラッシュされます。

シリアル番号付品目

シリアル番号付品目をバックフラッシュできるのは、[品目 - 倉庫管理 (whwmd4500m000)] 詳細セッションで在庫内シリアルチェックボックスがオフになっており、かつ完成状態時のシリアル出庫登録フィールドが [Yes] に設定されている場合のみです。

シリアル番号付品目がロット管理されている場合、品目のバックフラッシュ元のロットは、品目 - 倉庫管理 (whwmd4500m000) 詳細セッションで定義されている出庫方法 ([後入れ先出し (LIFO)]、[先入れ先出し (FIFO)]) に基づきます。

資材のバックフラッシュ

このチェックボックスがオンの場合、製造オーダの資材は「バックフラッシュ」として出庫されます。

シリアル番号付品目をバックフラッシュできるのは、品目 - 倉庫管理 (whwmd4600m000) セッションで在庫内シリアルチェックボックスがオフになっており、かつ完成状態時のシリアル出庫登録フィールドが [Yes] に設定されている場合のみです。これ以外の場合は、シリアル番号付品目はバックフラッシュできません。

シリアル番号付品目がロット管理されている場合、品目のバックフラッシュ元のロットは、[品目 - 倉庫管理 (whwmd4500m000)] セッションで定義されている出庫方法 ([後入れ先出し (LIFO)]、[先入れ先出し (FIFO)]) に基づきます。

時間のバックフラッシュ

このチェックボックスがオンの場合、品目の製造にかかった時間を、関連従業員にバックフラッシュできます。

部品表数量

品目の部品表のもとになる品目の数。部品表数量を使用すると、ごく少量の品目数量を部品表の構成要素として指定できます。

工順数量

工順」のもとになる製造品目の数量です。この単位を使用することで、品目の工順に非常に短い作業時間を含めることができます。

仕損率

仕損」率を記録しておくと、製造段階での不足を防ぐことができます。仕損係数は損失割合を示します。

仕損率が 5% の場合は、製造オーダ (資材総所要量) に対して構成要素が 5% 多く引き当てられます。

仕損とは、100% 未満の「産出率」に起因する損失以外の臨時の損失のことです。

設計部品表から部品表を生成すると、仕損率と仕損数量の値もコピーされます。ただし、これらの値は、ホイール 10/1 をホイール 10/2 に変更するなど、連番のみを変更する場合に限りコピーされます。ホイールを予備のホイールにするなど、部品表ラインに新規の品目が存在する場合は、仕損データはコピーされません。この場合は、仕損数量および仕損率がゼロ (0) になります。

仕損数量

製造プロセスにおける一定の損失数量を見込むために使用される数量です。

指定数量の仕損は、次の公式で計算されます。

総所要 = 正味数量 + 仕損数量

在庫出庫の直接開始

このチェックボックスがオンの場合、資材の倉庫オーダラインは、製造オーダの発行時に自動的にブロック解除されます。このため、在庫出庫の開始 (tisfc0207m000) セッションを実行して資材をブロック解除する必要はありません。

このチェックボックスがオフの場合、かつ資材がバックフラッシュされていない場合、在庫出庫の開始 (tisfc0207m000) セッションを使用して資材の倉庫オーダラインをブロック解除する必要があります。

直接処理倉庫オーダライン

このチェックボックスがオンの場合、倉庫内の資材がブロック解除されると自動的に倉庫出庫手順が実行されます。

このチェックボックスがオフの場合、 [在庫出庫の開始 (tisfc0207m000)] セッションで倉庫オーダラインをブロック解除すると、[製造オーダの出庫資材 (ticst0101m100)] 詳細セッションの[倉庫別出庫]フィールドに出庫数量が加算されます。残りの倉庫手順は、マニュアルで実行する必要があります。

[在庫出庫の開始 (tisfc0207m000)] セッションを使用すると、出庫資材の倉庫オーダラインがブロック解除されます。また、資材に対応する[在庫出庫の直接開始]チェックボックスをオンにすることもできます。この場合、倉庫オーダラインは製造オーダ発行時に自動的にブロック解除されます。

標準受注生産

このチェックボックスがオンの場合、品目は、[販売オーダ (プロジェクト PCS) 構造の生成 (tdsls4244m000)] セッションの生成方法フィールドの指定に従って、[標準オーダ] 生成方法に基づいて作成されます。部品表および「工順」はオリジナル品目から派生します。

ネットチェンジ JSC

このチェックボックスがオンの場合、再生再計画プロセスの間に、部分的な展開および純需要の計算が行われます。再計画が行われるのは、スケジュールされた JSC オーダの、部品表 および工順の変更によって影響を受ける部分のみです。

オーダリードタイム

品目の製造時間は、工順作業に定義されるリードタイム要素に基づいて時間数または日数で示されます。

オーダリードタイムを決定するには、このセッションにある [オーダリードタイムの更新] をクリックします。

オーダリードタイムの時間単位として [時間] または [] を選択します。

オーダリードタイム単位

オーダリードタイムを計算するために使用する有効化コード

倉庫は部品表ラインに必須

このチェックボックスがオンの場合、該当する品目を部品表の構成要素として使用する際に、[部品表 (tibom1110m000)] 詳細セッションで部品表ラインにその構成要素品目の倉庫を指定する必要があります。

注: 

部品表ラインに倉庫を指定しなければ、品目 - オーダ処理 (tcibd2100m000) セッションで指定した倉庫が製造オーダ資材ラインで使用されます。

在庫のクリティカル

このチェックボックスがオンの場合、この品目を製造オーダで資材として使用できるかどうかをチェックできます。

これらのチェックは次のセッションで実行します。

  • 組立管理 モジュールの在庫チェック (tiasc2240m000) セッション
  • 製造オーダ別資材不足の出力 (tisfc0419m000) セッション

資材フローで外注

このチェックボックスがオンの場合、資材フローのある「外注」のみが品目の製造に使用されます。

注: 

このチェックボックスが表示されるのは、[導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000)] セッションの資材フローで外注チェックボックスがオンの場合のみです。

品目のデフォルト供給ソースが [組立] の場合、このチェックボックスは使用できません。

入庫検査

このチェックボックスがオンの場合、また、製造される品目が完成品のときは、その品目が倉庫に入庫された時点で検査を実施する必要があります。

出庫検査

このチェックボックスがオンの場合、倉庫からの出庫時に、資材が検査されます。