設計データのファイナライズ (tiedm3240m000)

セッションの目的: 設計部品表から製造部品表へのコピー処理を「ファイナライズ」します。つまり、前のセッションで生成したデータを実際にコピーします。

  • 更新方法

    部品表一括変更」 (MBC) を使用してデータをファイナライズするか、個々の品目のデータをファイナライズすることができます。

    • 個々の設計品目に対してこのセッションを実行する前に、[設計部品表のコピーデータ (tiedm1120m000)] セッションで、それらの品目の設計部品表コピーデータを記録する必要があります。
    • 部品表一括変更によって生成された改訂に対してこのセッションを実行する場合は、その前に、[部品表一括変更別設計部品表コピーデータの生成 (tiedm3235m000)] セッションを実行する必要があります。
    • 選択範囲

      [部品表一括変更あり] を [仕上方法] フィールドで選択した場合、データをファイナライズする部品表一括変換の範囲を選択できます。

[仕上方法] フィールドで [部品表一括変更なし] を選択した場合は、データをファイナライズする設計品目改訂および主品目 (親部品表品目) の範囲を選択できます。

注: 

部品表一括変更によって設計品目を記録しても、それらの設計品目が品目と関係していない場合は、部品表一括変更をファイナライズできません。

仕上方法

セッションの目的: 設計部品表から製造部品表へのデータのコピー処理を仕上げます。

更新方法

部品表一括変更」を使用してデータを仕上げるか、個々の品目についてデータを仕上げることができます。また、すべての部品表ラインをコピーするか、特定の部品表ラインをコピーするかを選択できます。

選択範囲

[部品表一括変更あり]を[仕上方法]フィールドで選択した場合、データを仕上げる部品表一括変更の範囲を選択できます。

[部品表一括変更なし]を[仕上方法]フィールドで選択した場合は、データを仕上げる設計品目改訂および主品目 (親部品表品目) の範囲を選択できます。

製造部品表の更新方法

設計部品表から製造部品表にデータをコピーする方法を選択します。

[設計データ管理パラメータ (tiedm0100m000)] セッションの[製造部品表履歴]チェックボックスがオフの場合、コピーされたデータにより製造部品表ラインが上書きされます。このチェックボックスがオンの場合、コピーされたデータは新しい連番に書き込まれます。

指定可能な値

すべての使用可能ライン

すべての製造部品表ラインが設計部品表ラインおよび非設計部品表ラインによって置換されます。後者は、プロジェクトにコピーされる ([設計部品表のコピーデータ (tiedm1120m000)] セッションの[非プロジェクト品目をプロジェクト品目へ]のコピー方法を使用) 標準製造部品表のラインです。

対応する位置のみ

設計部品表と位置番号が同じ製造部品表のラインが、対応する設計部品表ラインおよび非設計部品表ラインによって置換されます。他の製造部品表ラインは変更されません。

対応およびリンクされた位置

製造部品表の以下のラインが設計部品表ラインおよび非設計部品表ラインによって置換されます。

  • 設計部品表ラインと同じ番号を持つ製造部品表のライン
  • 設計部品表ライン番号とは番号が異なる製造部品表のライン。この場合、[部品表 (tibom1110m000)] セッションの [EDMとのリンク]チェックボックスがオンであり、番号は設計データの仕上げ操作によって以前に作成された番号である必要があります。

製造部品表のもう一方のラインは変更されません。これらのラインは設計には関係しません (たとえば、梱包資材)。この場合、製造部品表にある設計関連の構成要素と、設計に関連しないロジスティクスとは明確に区別できます。

部品表一括変更番号

設計から製造へのデータのコピーに使用する「部品表一括変更」の範囲を選択します。

部品表一括変更番号

設計から製造へのデータのコピーに使用する「部品表一括変更」の範囲を選択します。

設計品目開始

設計から製造にコピーする改訂を持つ設計品目の範囲を選択します。生成したコピーデータにこれらの品目の部品表が含まれる場合、その部品表もコピーされます。

設計品目終了

設計から製造にコピーする改訂を持つ設計品目の範囲を選択します。生成したコピーデータにこれらの品目の部品表が含まれる場合、その部品表もコピーされます。

設計品目改訂

設計から製造にコピーする設計品目改訂の範囲を選択します。生成したコピーデータにこれらの品目の部品表が含まれる場合、その部品表もコピーされます。

設計品目の改訂

設計から製造にコピーする設計品目改訂の範囲を選択します。生成したコピーデータにこれらの品目の部品表が含まれる場合、その部品表もコピーされます。

主品目開始

必要なコピー先製造品目の範囲を選択します。

設計品目をこの品目にコピーした結果は、[品目 (tcibd0501m000)] セッションにおけるこの品目の [設計品目関係の更新] フィールドの値によって決まります。[設計品目関係の更新] フィールドは、設計関係の更新 (tiedm3220m000) セッションで変更できます。

主品目終了

必要なコピー先製造品目の範囲を選択します。

設計品目をこの品目にコピーした結果は、[品目 (tcibd0501m000)] セッションにおけるこの品目の [設計品目関係の更新] フィールドの値によって決まります。[設計品目関係の更新] フィールドは、設計関係の更新 (tiedm3220m000) セッションで変更できます。

マルチレベルで仕上げ

このチェックボックスがオンの場合、データは、シングルレベルではなくマルチレベルで仕上げられます。たとえば、A-B-C のような設計部品表構造である場合、マルチレベル仕上げを実行すると、A を仕上げたときに B および C の設計部品表も仕上がります。

文書リンクをコピー

このチェックボックスがオンの場合、すべての添付文書もコピープロセスでコピーされます。たとえば、A-B-C のような設計部品表構造である場合、マルチレベル仕上げを実行すると、A を仕上げたときに B および C の添付文書も仕上がります。

既存の製造部品表を上書き

このチェックボックスがオンの場合、既存の製造部品表が、トップの設計品目についての新規改訂の作成なしに上書きされます。

多数の下位レベルの変更を仕上げる必要があるときに、トップの設計品目の新規改訂を作成したくない場合は、このチェックボックスをオンにします。エラーメッセージ[有効な設計部品表コピーデータが存在しません]は表示されず、セッションでアクションが続行されます。