実際時間のブレークダウン (ticst0504m000)

セッションの目的: 製造オーダの作業で費やされる実際時間と原価を表示します。このセッションのデータの発生元は、次のとおりです。

  • 従業員管理。ここで、ワークセンタに時間が登録されます。
  • 倉庫管理。外注品目が倉庫で受領されると、ここで外注費が記録されます。
注: 

ズームによってこのセッションを開始した場合は、レコードの検索と選択のみを行うことができます。

製造オーダ

指定された納期で指定された数量の品目を製造するオーダ

オーダ状況

製造オーダのオーダ状況

指定可能な値

作成済

製造オーダ」の初期状況。まだすべての製造オーダデータを変更できます。材料はまだ出庫されていません。材料の追加や削除、数量の変更ができます。

修正

製造オーダ」は、[作成済]状況と同じ方法で修正できます。[バージョン管理]チェックボックスがオンの場合、この状況は新たに作成されたバージョンの製造オーダに割り当てられます。この製造オーダの見積を調整できます。すでに登録済の実際原価は新しいバージョン番号で製造オーダに保存されます。

注: 

必要な変更を行ったら、製造オーダ文書を出力して「製造オーダ」を発行する必要があります。新しい製造オーダが出力または発行されると、見積原価は再び凍結されます。

スケジュール済

製造オーダが Infor SCM Schedulerでスケジュールされると、この状況になります。この状況は、Infor SCM Schedulerがインストールされている場合のみ適用されます。

出力済

製造オーダの文書が出力されました。製造オーダパラメータ (tisfc0100s000) セッションの[製造オーダ文書の出力必須]チェックボックスがオンの場合、オーダ文書が出力される前に製造オーダを発行できません。「繰返生産品目」の場合は、オーダ文書の出力が必須になることはないため、[製造オーダ文書の出力必須]チェックボックスは無効です。オーダ文書のタイプに関する説明は、オーダ文書の内容を参照してください。

注: 

製造オーダ文書が出力されると、オーダの見積を調整できなくなります。

発行済

製造オーダが製造用に発行されると、材料が製造のジョブショップに出庫され、時間が転記されます。まだ次のことを実行できます。

  • 計画データの調整
  • 原価見積が凍結されていない場合、見積材料費および見積作業費を変更します。

製造オーダは製造オーダの発行 (tisfc0204m000) セッションで発行できます。

有効

製造オーダでの作業が開始されています。製造オーダについて「仕掛品取引」が実施されると、オーダ状況が[有効]になります。製造オーダの状況が[有効]の場合、時間が転記され、材料が出庫されます。見積原価は変更できません。

製造完了

オーダは完了として報告されます。倉庫管理が在庫に納入する必要がある製造済品目の入庫手順を完了すると、製造は[完了]状況を受領します。

完了

オーダは完了済として報告され、完了したすべての製品が在庫に納入されました。まだ製造オーダの時間を処理したり材料を出庫したりできます。次のセッションでオーダを完了として報告できます。

  • オーダの完了レポート (tisfc0520m000)

    セッションの目的: 1 つまたは複数のオーダの一部または全体を完了として報告します。
  • 作業の完了レポート (tisfc0130m000)

    セッションの目的: オーダの最終作業を完了として報告します。
  • オーダグループ別作業の完了レポート (tisfc0205m000)

    セッションの目的: オーダをオーダグループ別に完了として報告します。
  • 生産日程計画の完了レポート (tirpt1201m000) および生産日程計画から製造オーダを完了レポート (tirpt1502m000)

    これらのセッションを使用して、RPT 品目について、製造スケジュールの製造オーダを完了として報告します。
クローズ

製造オーダの会計結果が計算されています。製造オーダをクローズする前に、オーダのすべての材料を出庫し、すべての時間を処理する必要があります。外注作業の購買オーダは、処理済になっている必要があります。オーダがクローズされると、オーダ状況をリセットしない限り、材料の出庫や時間の処理はできなくなります。製造オーダのクローズ (ticst0201m000) セッションを使用して製造オーダをクローズできます。

アーカイブ済

製造オーダデータがアーカイブに移動されました。詳細は、次の情報を参照してください: 製造オーダのアーカイブ

サイト

サイトの ID

注: 

マルチサイト機能が有効な場合にのみ表示されます。

作業

品目を製造するために連続的に実行される工順の一連のステップの 1 つ

次のデータは、工順作業時に収集されます。

  • タスク。切断など
  • タスクを実行するために使用される機械 (オプション)。切断機など
  • タスクが実行される箇所 (ワークセンタ)。木工作業など
  • タスクの実行に必要な従業員数

このデータはオーダリードタイムの計算や製造オーダの計画、標準原価計算に使用されます。

連番

作業」連番

取引日

従業員管理で時間が処理される日付

時間
ワークセンタ

従業員管理で製造時間が転記される (実際の) ワークセンタにリンクされた原価計算ワークセンタ。外注の場合、このワークセンタは、製造計画上のワークセンタの原価計算ワークセンタと等しくなります。

機械タイプ

従業員管理に製造時間を転記する機械タイプ。外注の場合、このフィールドは空になります。

参照作業

従業員管理に製造時間を転記する「参照作業」。外注の場合、この参照作業は、製造計画上のタスクに等しくなります。

実際労働時間

作業の完了に必要な、従業員管理に転記される機械時間。外注の場合、このフィールドは空になります。

実際機械時間

作業の完了に必要な機械時間。外注の場合、このフィールドは空になります。

段取

このフィールドは、実際時間が段取時間か製造時間かを示します。外注の場合、このフィールドは空になります。

通貨

原価の記録に使用する通貨。このフィールドは、単一通貨システムまたは依存通貨システムの場合にのみ入力されます。

労務費

従業員管理によって転記される実際労務費。外注の場合、このフィールドは空になります。

機械費

従業員管理によって転記される実際機械費。外注の場合、このフィールドは空になります。

間接費

[従業員管理] によって転記される実際間接費。外注の場合、このフィールドは空になります。

外注費

外注品目が購買価格で入庫されたときに購買管理モジュールで確定される実際外注費。外注品目が倉庫で入庫されると、このフィールドに実際外注費が表示されます。

外注
購買オーダ

外注作業を処理するために作成される購買オーダ。外注品目が倉庫で入庫されると、このフィールドに購買オーダが表示されます。

連番

外注作業で使用される、購買オーダ入庫の連番。外注品目が倉庫で入庫されると、このフィールドに連番が表示されます。

外注先

プロジェクトまたは製造オーダの一部の実行などの、特定のサービスを実行するために雇われた取引先。サービスは購買オーダによって納入されます。

このフィールドに表示される外注先は、外注作業用に作成された購買オーダから発生します。

入庫数量

外注先から入庫された数量