製造オーダのクローズ (ticst0201m000)
セッションの目的: 製品オーダをクローズします。
製造オーダをクローズすると、LN では次の処理が行われます。
- 完成品の実際単位原価を計算する
- 製造オーダの会計結果を計算し、その結果を財務会計に転記する
- 実際の資材および作業費、作業時間、および時間会計の履歴を更新する
- 実際原価に基づいた付加費用を修正する
- 実際原価計算が使用された場合に、その会計結果を倉庫管理に転送する
「リードタイム」の長いオーダの中間結果を計算するには、中間結果の計算 (ticst0201m100) セッションを使用します。
- 選択
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製造オーダ範囲の選択方法を選択します。
指定可能な値
- [オーダ別]
- [グループ別]
- サイト
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自社のロジスティックデータをメンテナンス可能な企業の営業所。同じ場所に倉庫、部署および組立ラインが集まっています。マルチサイト環境では、サイトはサプライチェーンのモデル化に使用されます。
サイトには次の制約が適用されます。
- サイトは国をまたがることはできません。サイトの倉庫と部署はサイトと同じ国に存在している必要があります。
- サイトは、1 つの計画クラスタにリンクされます。そのためサイトの倉庫とワークセンタはすべて同じ計画クラスタに属している必要があります。
- サイトは、1 つのロジスティック会社にリンクされます。
サイトを企業単位にリンクする、または企業単位をサイトにリンクすることができます。
企業単位をサイトにリンクすると、サイトのエンティティが企業単位の配下になります。このため、サイトを企業単位にリンクすると、企業単位のエンティティがサイトの配下になります。
- 製造オーダ
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クローズする必要のある製造オーダ範囲
- 完了日
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製造オーダを完了する日付
- スケジュールエリア
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繰返生産品目の「スケジュールエリア」
- プロジェクト (PCS)
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製造オーダをクローズする「プロジェクト」
- 分類選択
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- 製造オーダ%グループ
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クローズする必要のある製造オーダを含む製造オーダグループ。まずチェックボックスをオンにする必要があります。
注:このオプションを使用するには、[製造オーダグループ (tisfc3150s000)] セッションで 製造オーダ%グループチェックボックスがオンになっている必要があります。
- オプション
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- 実際クローズ日
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LN によって製造オーダの会計結果が転記された日付
クローズ日は、次の条件を満たす必要があります。
- 現在の日付以前であること
- オーダ完了日以降であること
- 品目の最後の原価計算日以降であること
- 繰返生産品目のみ
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このチェックボックスがオンの場合、 「繰返生産品目」に関する製造オーダのみがクローズされます。
- シミュレートのみ
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このチェックボックスがオンの場合、 LN は製造結果を計算し、その計算結果を総勘定元帳に記帳せずに出力します。
- 会計取引を出力
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このチェックボックスがオンの場合、計算された会計取引が製造オーダ別に出力されます。製造オーダのクローズ後、結果が総勘定元帳に転記されます。
- エラーメッセージのみを出力
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このチェックボックスがオンの場合、エラーメッセージのみがレポートに出力されます。
このチェックボックスがオフの場合、エラーメッセージとオーダクローズ成功メッセージがレポートに記載されます。
- 詳細の通貨
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使用する通貨のタイプ
- 合計の通貨
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使用する通貨
- 倉庫別にソート
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このチェックボックスがオンの場合、クローズする製造オーダが、レポートで倉庫別にソートされます。