標準原価 - 固定費と変動費 (ticpr3505m100)

セッションの目的: 品目および「発効日」別の原価タイプ合計を表示します。原価は、「固定費」と「変動費」に分けられます。

次の場合に、原価データが表示されます。

  • 標準原価計算コードを使用して標準原価を計算した場合
  • 標準原価を実現した場合
品目

購買、保管、製造、販売などができる原材料、部分組立品、完成品、および工具

品目は、1 つのキットとして処理される一連の品目を表すことも、複数の製品バリアントに存在することもできます。

非物理的な品目、つまり、在庫には保持されないが、原価を転記したりサービス料金を顧客に請求したりするために使用できる品目も定義できます。非物理的な品目の例は次のとおりです。

  • 原価品目 (電気代など)
  • サービス品目
  • 外注サービス
  • リスト品目 (メニュー/オプション)
企業単位

部署、ワークセンタ、倉庫、プロジェクトなどのエンティティを含む、組織の中で財務上独立した部分。企業単位に含まれるエンティティはすべて同一のロジスティック会社に属している必要がありますが、1 つのロジスティック会社内に複数の企業単位を作成することはできます。各企業単位は、単一の財務会社にリンクします。

異なる企業単位間でロジスティック取引を実行すると、生成される会計取引は各企業単位がリンクしている財務会社内に転記されます。

財務会社

財務会計データを財務会計に転記するために使用される会社。複数のロジスティックス会社から 1 つの財務会社に対し、1 つないし複数の企業単位をリンクすることができます。

発効日

そのレコードまたは設定が有効となる最初の日。通常、発効日には発効時刻も指定されます。

連番

品目原価計算データは複数回実現できます。発効日が同じ状態で品目原価計算データを複数回実現した場合 (たとえば、発効日として[前期の最終日]を選択した場合など)、品目原価計算データは連番で区別されます。

[標準原価計算パラメータ (ticpr0100m000)] セッションの過去の日付の評価額を対象とするチェックボックスがオンの場合にのみ、[前期の最終日]を選択できます。

棚卸単位

品目の在庫の計測単位。たとえば、個、キログラム、1 ダース、メートルなどがあります。

棚卸単位は、計測を変換する際の基準単位としても使用されます。特に、購買オーダや販売オーダのオーダ単位や価格単位に関する変換で使用されます。これらの変換では、常に基準単位として棚卸単位が使用されます。このため、棚卸単位はすべての品目タイプ、また在庫として保存できない品目タイプにも適用できます。

通貨

金額を登録およびレポートするための会社の基準通貨の 1 つです。

複数通貨システムでは、最大 3 つの自国通貨を定義できます。

  • 現地通貨
  • 2 つのレポート通貨

材料費

[材料費]原価タイプの原価構成要素に関連する固定、変動および合計費用

作業費

[作業費]原価タイプの原価構成要素に関連する固定、変動および合計費用

付加費用

[付加費用]原価タイプの原価構成要素に関連する固定、変動および合計費用

一般費用

[一般費用]原価タイプの原価構成要素に関連する固定、変動および合計費用

原価合計

次の原価タイプの原価構成要素に関連する固定、変動および合計費用

  • [材料費]
  • [作業費]
  • [付加費用]
  • [一般費用]