有効な組立ライン付加費用 (ticpr3150m000)
セッションの目的: 組立原価の計算時に有効な組立ライン別の品目付加費用を表示します。有効な組立ライン付加費用は、[組立ライン付加費用の実現 (ticpr2280m000)] セッションの実行後にこのセッションに表示されます。[発効日] フィールドには、組立ライン付加費用が実現された日付が表示されます。
付加費用とは、品目の標準原価または評価額の中の追加費用です。たとえば、取扱費や検査費などが該当します。付加費用の金額または割合を負の値で入力した場合は、値引を表します。
- 組立ライン
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最終組立計画 (FAS) 品目を生産する一連のラインステーション。あるラインステーションから他のラインステーションへ品目を渡したり、各ラインステーションで作業を行ったりすることで、品目を生産します。組立ラインは、バッファで区切られた複数のラインセグメントにさらに分割されます。組立ラインはメインラインと供給ラインのいずれかです。
- 品目
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[デフォルト供給ソース]が[組立]の「一般品目」または製造品目
- 発効日
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[組立ライン付加費用の実現 (ticpr2280m000)] セッションで組立ライン付加費用が実現された日付と時間
- 連番
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連続した活動のデータレコードやステップを識別する番号。連番は、多くのコンテキストで使用されます。LN では通常、後続の品目やステップに対して連番が生成されます。状況に応じて、この番号を変更することができます。
- 記述
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組立ラインの付加費用に関する記述
- 品目原価計算通貨
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付加費用を表す通貨
- 付加費用計算方法
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組立ラインの付加費用の計算に使用される方法
方法が[指定総原価基準]または[指定追加費用基準]ならば、付加費用基準は計算が適用される[組立ライン付加費用基準 (ticpr1190m000)] セッションで定義されます。
指定可能な値
- 固定額
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固定額で表される付加費用は、プラスにもマイナスにもなり得ます。後者の場合は、事実上[品目付加費用基準 (ticpr1120m000)] 割引を意味します。
- 総原価基準
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付加費用は、原価計算に含まれる総原価の割合です。
注:LN では、未計算の付加費用は、総原価における付加費用には含まれません。その時点では未知の値であるためです。付加費用率はプラスにもマイナスにもなり得ます。後者の場合は、事実上割引を意味します。
- 追加費用基準
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この方法は、[総原価基準]方法と似ています。ただし、確認済の追加費用にのみ付加費用が適用されるという点が異なります。追加費用とは、製品構造の最上位レベルの作業費と、原価付加費用のことです。このようにして、付加費用が付加費用に適用されるのを防ぐことができます。これは主に複数レベルの製品構造を持つ製造部品に適しています。
- 指定総原価基準
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この方法は、[総原価基準]方法と似ています。ただし、付加費用基準は合計標準原価ではなく、品目の合計原価構造の一部分を表します。付加費用を適用する必要がある原価構成要素を指定するには、[品目付加費用基準 (ticpr1120m000)] セッションを実行します。
- 指定追加費用基準
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この付加費用方法は、[総原価基準]方法と似ています。ここでは、付加費用基準は選択された原価構成要素の合計標準原価ではなく、原価構成要素の追加費用となります。[追加費用基準]方法に関する情報も参照してください。
- 付加費用額
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金額として示される付加費用。[付加費用計算方法]フィールドが[固定額]の場合、このフィールドに金額を入力します。
- 付加費用率
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割合で示した付加費用
[付加費用計算方法]フィールドの値が次のいずれかの場合、このフィールドに付加費用の割合を入力します。
- [総原価基準]
- [追加費用基準]
- [指定追加費用基準]
- [指定総原価基準]
- 原価構成要素
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組立ラインの付加費用がリンクしている原価構成要素
- 変動費
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付加費用は、作業費 (固定) または作業費 (変動) のいずれにも関与します。作業費 (固定) とは、製造される品目の数から独立している費用のことです。作業費 (変動) とは、製造される品目の数に依存している費用のことです。LN では、原価および評価額は固定費と変動費に分けることができます。
このチェックボックスがオンの場合、定義された付加費用は変動費とみなされます。変動費とみなされた付加費用は、常に FTP 在庫評価に含まれます。
このチェックボックスがオフの場合、定義された付加費用は固定費とみなされます。固定費とみなされた付加費用は、[標準原価計算パラメータ (ticpr0100m000)] セッションの[評価額に固定費を含める]チェックボックスがオンの場合にのみ FTP 在庫評価に含まれます。
注:- 在庫評価に使用する評価方法は、固定振替価格 (FTP) である必要があります。LIFO、FIFO、または MAUC などといった実際の評価方法を使用する場合、在庫評価には固定費と変動費の両方が含まれます。
- 標準原価計算では、付加費用が固定費であっても変動費であっても違いはありません。原価の結果には影響ありません。ただし、LN は原価を固定費と変動費に分けることができます。