計算コード別品目原価 (ticpr2601m000)
セッションの目的: 品目ごとの各種原価計算データを表示します。
このセッションのタブには、以下のセッションのデータが表示されます。
- 有効な原価構成要素構造 (ticpr0112m000)
- 品目 - 特定標準原価 (ticpr2500m000)
- 品目 - 標準原価詳細 (ticpr2505m000)
- 品目 - 計算済付加費用 (ticpr2520m000)
- 品目別関係会社間取引原価 (tcitr4100m000)
- 品目
-
原価計算データが適用される品目
- 企業単位
-
部署、ワークセンタ、倉庫、プロジェクトなどのエンティティを含む、組織の中で財務上独立した部分。企業単位に含まれるエンティティはすべて同一のロジスティック会社に属している必要がありますが、1 つのロジスティック会社内に複数の企業単位を作成することはできます。各企業単位は、単一の財務会社にリンクします。
異なる企業単位間でロジスティック取引を実行すると、生成される会計取引は各企業単位がリンクしている財務会社内に転記されます。
注:[導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000)] セッションの[企業単位別標準原価]チェックボックスが[有効]の場合にのみ表示されます。
- 財務会社
-
財務会計データを財務会計に転記するために使用される会社。複数のロジスティックス会社から 1 つの財務会社に対し、1 つないし複数の企業単位をリンクすることができます。
- 標準原価基準
-
このチェックボックスがオンの場合、選択した企業単位と品目の組合せの「標準原価」が、会社で品目製造時の標準基準原価として使用されます。
標準原価基準は、一括販売価格の計算など、特定の企業単位にリンクされていない計算で使用されます。
[標準原価計算パラメータ (ticpr0100m000)] セッションのEU ごとの標準原価必須チェックボックスがオフで、品目と企業単位の組合せの品目原価計算データが存在しない場合、組合せの標準原価を取得する際に標準原価基準が使用されます。
- 原価計算コード
-
標準原価、評価額、または販売価格の計算方法の指定。このコードには、特定の原価計算データが保存されます。
標準原価計算パラメータ (ticpr0100m000) セッションで定義される価格計算コードは、標準原価を決定します。他の原価計算コードはシミュレーションに使用されます。カスタマイズ品目の価格計算コードは、プロジェクト別に保存されます。
例
- 特定の作業費レート
- 外注費レート
- シミュレート購買価格
- 付加費用
- 数量
-
原価計算データが適用される棚卸単位での品目数量。
注:この数量は、製造品目にのみ適用されます。他のすべての品目は、数量 0 と表示されます。
- 最終計算日
-
品目の標準原価が最後に計算された日付
- 倉庫
-
標準原価計算中に付加費用が適用される倉庫
注:このフィールドが空の場合、倉庫付加費用は計算に使用できません。
- 通貨
-
標準原価の表示に使用される通貨。このフィールドの使用法は、会社 (tcemm1170m000) セッションで設定された通貨システムにより異なります。
-
[依存]または[標準]
会社の通貨システムが[依存]または[標準]の場合、このフィールドに任意の通貨を入力して標準原価を表すことができます。 -
[独立]
会社の通貨システムが[独立]の場合、このフィールドを変更することはできません。 -
[単一]
会社の通貨システムが[単一]の場合、このフィールドを変更することはできません。標準原価通貨は、このフィールドに表示される現地通貨です。
-
- 品目別付加費用
-
このチェックボックスがオンの場合、 「付加費用」を品目別に指定できます。
- 倉庫別付加費用
-
このチェックボックスがオンの場合、 「付加費用」を倉庫別に指定できます。
- 原価構成要素構造
-
- 原価構成要素
-
原価を分類するためにユーザが定義するカテゴリ
原価構成要素には次の機能があります。
- 品目の標準原価、販売価格、または評価額を細分化する
- 見積の製造オーダ原価と実際の製造オーダ原価との比較レポートを作成する
- 製造差異を計算する
- 原価計算モジュール内で、特定の原価の配分をさまざまな原価構成要素について表示する
原価構成要素は次のような原価タイプから成ります。
- [作業費]
- [材料費]
- [付加費用]
- [一般費用]
- [適用なし]
注:組立管理 (ASC) を使用する場合、[一般費用] タイプの原価構成要素は使用できません。
- 品目 - 特定標準原価
-
- 原価構成要素
-
原価を分類するためにユーザが定義するカテゴリ
原価構成要素には次の機能があります。
- 品目の標準原価、販売価格、または評価額を細分化する
- 見積の製造オーダ原価と実際の製造オーダ原価との比較レポートを作成する
- 製造差異を計算する
- 原価計算モジュール内で、特定の原価の配分をさまざまな原価構成要素について表示する
原価構成要素は次のような原価タイプから成ります。
- [作業費]
- [材料費]
- [付加費用]
- [一般費用]
- [適用なし]
注:組立管理 (ASC) を使用する場合、[一般費用] タイプの原価構成要素は使用できません。
- 原価構成要素タイプ
-
原価タイプは、標準原価と評価額を構成する要素を定義します。原価タイプは、原価構成要素に転記される原価のタイプを示します。
- 単位数
-
資材または時間の単位数
単位は、次のように処理されます。
- 製品構成または標準原価構成に含まれます。
- 標準原価計算中に、関連する原価構成要素別に保存されます。
- 金額
-
この額は、標準原価計算中に、関連する原価構成要素別に保存されます。この額は、作業費や材料費などに適用します。
- 品目 - 標準原価詳細
-
- 原価構成要素
-
原価を分類するためにユーザが定義するカテゴリ
原価構成要素には次の機能があります。
- 品目の標準原価、販売価格、または評価額を細分化する
- 見積の製造オーダ原価と実際の製造オーダ原価との比較レポートを作成する
- 製造差異を計算する
- 原価計算モジュール内で、特定の原価の配分をさまざまな原価構成要素について表示する
原価構成要素は次のような原価タイプから成ります。
- [作業費]
- [材料費]
- [付加費用]
- [一般費用]
- [適用なし]
注:組立管理 (ASC) を使用する場合、[一般費用] タイプの原価構成要素は使用できません。
- 単位数
-
資材または時間の単位数
単位は、次のように処理されます。
- 製品構成または原価構成に含まれます。
- 標準原価計算中に、関連する原価構成要素別に保存されます。
- 固定費追加分
-
セッションのヘッダに表示された品目の原価構成要素に関連する「固定費」
ある原価構成要素が、ヘッダに表示された品目に適用されるのみではなく、品目の部品表構造の一部の構成要素品目にも適用される場合、そうした原価構成要素に関連する原価は[固定費合計]フィールドに表示されます。
注:固定費は、常に品目の標準原価に追加されます。[標準原価計算パラメータ (ticpr0100m000)] セッションの[評価額に固定費を含める]チェックボックスがオンの場合、固定費は評価額にも追加されます。
- 変動費追加分
-
セッションのヘッダに表示された品目の原価構成要素に関連する「変動費」
ある原価構成要素が、ヘッダに表示された品目に使用されるのみではなく、品目の部品表構造の一部の構成要素品目にも使用される場合、そうした原価構成要素に関連する原価は[変動費合計]フィールドに表示されます。
次のセッションで[変動費]チェックボックスがオンの場合、作業費レートと付加費用は変動費です。
- [品目付加費用 (ticpr1110m000)]
- [作業費レート (ticpr1150m000)]
- [組立ライン付加費用 (ticpr1180m000)]
- [プロジェクト付加費用 (tipcs3120m000)]
[変動費]チェックボックスがオフの場合、これらの必要は固定費とみなされます。
注:固定費は、常に品目の標準原価に追加されます。[標準原価計算パラメータ (ticpr0100m000)] セッションの[評価額に固定費を含める]チェックボックスがオンの場合、固定費は評価額にも追加されます。
- 固定費合計
-
ヘッダ品目の部品の原価構成要素に関連する「固定費」
セッションのヘッダの品目に直接リンクされている固定費は、[固定費追加分]フィールドに表示されます。
注:固定費は、常に品目の標準原価に追加されます。[標準原価計算パラメータ (ticpr0100m000)] セッションの[評価額に固定費を含める]チェックボックスがオンの場合、固定費は評価額にも追加されます。
- 変動費合計
-
ヘッダ品目の部品の原価構成要素に関連する「変動費」
セッションのヘッダの品目に直接リンクされる変動費は、[変動費追加分]フィールドに表示されます。
次のセッションで[変動費]チェックボックスがオンの場合、作業費レートと付加費用は変動費です。
- [品目付加費用 (ticpr1110m000)]
- [作業費レート (ticpr1150m000)]
- [組立ライン付加費用 (ticpr1180m000)]
- [プロジェクト付加費用 (tipcs3120m000)]
[変動費]チェックボックスがオフの場合、これらの必要は固定費とみなされます。
注:固定費は、常に品目の標準原価に追加されます。[標準原価計算パラメータ (ticpr0100m000)] セッションの[評価額に固定費を含める]チェックボックスがオンの場合、固定費は評価額にも追加されます。
- 品目 - 計算済付加費用
-
- 原価計算コード
-
標準原価、評価額、または販売価格の計算方法の指定。このコードには、特定の原価計算データが保存されます。
標準原価計算パラメータ (ticpr0100m000) セッションで定義される価格計算コードは、標準原価を決定します。他の原価計算コードはシミュレーションに使用されます。カスタマイズ品目の価格計算コードは、プロジェクト別に保存されます。
例
- 特定の作業費レート
- 外注費レート
- シミュレート購買価格
- 付加費用
- 記帳のトリガ
-
付加費用が評価額に追加される時点
- 倉庫
-
品目の付加費用を適用する倉庫
- 連番
-
計算された品目付加費用の連番
- 計算ラインタイプ
-
計算ラインタイプは、価格計算の構成に使用されます。この構成は、価格構成を出力するすべてのレポートで使用されます。価格計算では、付加費用は最後に計算されます。付加費用は、その順序に従って計算されます。
- 付加費用計算方法
-
品目付加費用の計算方法
指定可能な値
- 固定額
-
固定額で表される付加費用は、プラスにもマイナスにもなり得ます。後者の場合は、事実上[品目付加費用基準 (ticpr1120m000)] 割引を意味します。
- 総原価基準
-
付加費用は、原価計算に含まれる総原価の割合です。
注:LN では、未計算の付加費用は、総原価における付加費用には含まれません。その時点では未知の値であるためです。付加費用率はプラスにもマイナスにもなり得ます。後者の場合は、事実上割引を意味します。
- 追加費用基準
-
この方法は、[総原価基準]方法と似ています。ただし、確認済の追加費用にのみ付加費用が適用されるという点が異なります。追加費用とは、製品構造の最上位レベルの作業費と、原価付加費用のことです。このようにして、付加費用が付加費用に適用されるのを防ぐことができます。これは主に複数レベルの製品構造を持つ製造部品に適しています。
- 指定総原価基準
-
この方法は、[総原価基準]方法と似ています。ただし、付加費用基準は合計標準原価ではなく、品目の合計原価構造の一部分を表します。付加費用を適用する必要がある原価構成要素を指定するには、[品目付加費用基準 (ticpr1120m000)] セッションを実行します。
- 指定追加費用基準
-
この付加費用方法は、[総原価基準]方法と似ています。ここでは、付加費用基準は選択された原価構成要素の合計標準原価ではなく、原価構成要素の追加費用となります。[追加費用基準]方法に関する情報も参照してください。
- 付加費用構成要素
-
品目の付加費用がリンクされている原価構成要素
- 変動費
-
プロジェクト付加費用が変動費か固定費かを指定します。
このチェックボックスがオンの場合、付加費用は変動費とみなされます。それ以外の場合、付加費用は固定費とみなされます。
注:[プロジェクト評価に固定費を含める] パラメータを選択した場合にだけ、プロジェクトの標準原価に固定費が加算されます。
- 通貨
-
付加費用を表す通貨
- 付加費用額
-
金額として示される品目付加費用
次の場合に、標準原価付加費用がこのフィールドに表示されます。
- [計算ラインタイプ]フィールドが[付加費用]である
- [付加費用計算方法]フィールドが[固定額]である
- 付加費用率
-
割合で示した品目付加費用
次の場合に、付加費用の割合をこのフィールドに入力します。
- [計算ラインタイプ]フィールドが[付加費用]である
- [付加費用計算方法]フィールドが[総原価基準]、[追加費用基準]、[指定総原価基準]、または[指定総原価基準]である
- 付加費用基準あり
-
このチェックボックスがオンの場合、 「付加費用基準」が[品目付加費用基準 (ticpr1120m000)] セッションで定義されます。