販売価格の計算 (ticpr2250m000)

セッションの目的: 標準品目に関する販売価格を計算します。計算は、標準原価を計算する時にのみ実行できます。

開始/終了品目

購買、保管、製造、販売などができる原材料、部分組立品、完成品、および工具

品目は、1 つのキットとして処理される一連の品目を表すことも、複数の製品バリアントに存在することもできます。

非物理的な品目、つまり、在庫には保持されないが、原価を転記したりサービス料金を顧客に請求したりするために使用できる品目も定義できます。非物理的な品目の例は次のとおりです。

  • 原価品目 (電気代など)
  • サービス品目
  • 外注サービス
  • リスト品目 (メニュー/オプション)
品目グループ

類似の特徴を持った品目グループ。各品目は特定の品目グループに属しています。品目グループは品目タイプと組み合わせて使用し、品目デフォルトを設定します。

販売価格グループ

対応する価格合意および値引合意がある品目のグループ

標準原価データ
標準原価計算コード

原価計算は、「原価計算コード」にしたがって実行されます。[標準原価]タイプの計算コードを入力する必要があります。この計算コードを使用して、標準原価を読み込み、販売価格の変化を追加します。

標準原価の計算

このチェックボックスがオンの場合、 「標準原価」計算が実行されます。指定された範囲内の品目ごとに、標準原価構造が計算されます。

注: 

計算された標準原価は標準「原価計算コード」に保存されます。

計算日

標準原価計算日付は、現在の日付以外の日付で標準原価/評価額の計算をシミュレートする場合に重要です。日付には、過去または将来のものも使用できます。この日付に基づいて、指定された原価計算日付の時点での製品と工順の構造が自動的にシミュレートされます。デフォルトでは、現在の日付が表示されます。

販売価格計算コード

特定の販売価格付加費用の記録に使用する販売価格計算コードを選択します。[販売価格]タイプのコードを入力する必要があります。

注: 

[原価計算コード (ticpr1100m000)] セッションで計算コードを記録できます。

販売価格タイプ

計算される販売価格の種類

丸め方法

計算された販売価格は、自動的に四捨五入されて区切りのよい金額になります。丸めコードは、丸めコード (tcmcs0153s000) セッションであらかじめ定義されている必要があります。

グローバル価格

このチェックボックスがオンの場合、選択した計算グループまたは品目の販売価格が会社レベルで計算されます。

注: 

マルチサイト機能が有効な場合にのみ表示されます。

オフィスごとの価格

このチェックボックスがオンの場合、特定の販売オフィスまたは一定範囲の販売オフィスの販売価格が計算されます。

注: 

マルチサイト機能が有効な場合にのみ表示されます。

販売オフィス

[オフィスごとの価格]が適用される販売オフィスまたはその範囲

注: 

マルチサイト機能が有効な場合にのみ表示されます。

販売価格を実現

このチェックボックスがオンの場合、計算された販売価格がただちに実現されます。

この結果、LN により[品目 - 販売 (tdisa0501m000)] 詳細セッションの次のフィールドの値が変更されます。

  • [販売価格]
  • [希望小売価格]

このチェックボックスがオフの場合、計算された販売価格は実現されません。

このチェックボックスがオンの場合、品目ごとに新旧の販売価格が示されたレポートが出力されます。それらの価格の差異も出力されます。

注: 

新旧の価格が異なるときにのみレポートが出力されます。

標準原価にもとづいた販売価格

このチェックボックスがオンの場合、計算された販売価格により品目販売データが更新されます。このチェックボックスがオフで、品目 (グループ)/価格計算コードの組合せに関して付加費用が定義されている場合、品目販売データは計算された販売価格により更新されます。

このチェックボックスがオフの場合、品目 (グループ)/価格計算コードの組合せに関して付加費用が定義されていなければ、品目販売データは計算された販売価格で更新されません。

ゼロ販売価格を許可

このチェックボックスがオンの場合、新しい計算価格が 0 に設定されている場合のみ、販売価格が 0 に更新されます。