外注費レート (ticpr1160m000)
外注費レートとは外注作業のレートであり、外注作業費の計算に使用されます。
セッションの目的: 「原価計算コード」、外注先、および参照作業別に外注費レートをリストおよび定義します。[親品目] フィールドに品目を入力すると、その品目に固有のレートを定義できます。
パフォーマンスについて
このセッションの設定は、システムパフォーマンスとデータベースの増加に影響することがあります。詳細については、次のトピックを参照してください: 原価構成要素設定
- 原価計算コード
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標準原価、評価額、または販売価格の計算方法の指定。このコードには、特定の原価計算データが保存されます。
標準原価計算パラメータ (ticpr0100m000) セッションで定義される価格計算コードは、標準原価を決定します。他の原価計算コードはシミュレーションに使用されます。カスタマイズ品目の価格計算コードは、プロジェクト別に保存されます。
例
- 特定の作業費レート
 - 外注費レート
 - シミュレート購買価格
 - 付加費用
 
 - 親品目
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1 つまたは複数の作業が外注される製造オーダ上の完成品
 - 資材フローで外注
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このチェックボックスがオンの場合、資材フローで「外注」が適用されます。
 - 外注先
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プロジェクトまたは製造オーダの一部の実行などの、特定のサービスを実行するために雇われた取引先。サービスは購買オーダによって納入されます。
 - 複数通貨による外注費レート
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独立した通貨システムを使用する場合の外注費レート
デフォルトとして表示される通貨、およびそれと対応する外注費レートは、通貨システムに関連します。デフォルト通貨は、内部計算で使用されます。他の通貨は発注先の通貨に関連しており、マニュアルで入力できます。この通貨は、購買オーダの生成時に使用されます。
 - 参照作業
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外注費レートがリンクされる「参照作業」
 - 通貨
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デフォルトの通貨および対応する外注費レートは、内部計算で使用される通貨システムに関連します。この通貨は発注先の通貨に関連しており、マニュアルで入力できます。この最新の通貨が購買オーダの生成に使用されます。
 - 原価構成要素
 - 
            
原価を分類するためにユーザが定義するカテゴリ
原価構成要素には次の機能があります。
- 品目の標準原価、販売価格、または評価額を細分化する
 - 見積の製造オーダ原価と実際の製造オーダ原価との比較レポートを作成する
 - 製造差異を計算する
 - 原価計算モジュール内で、特定の原価の配分をさまざまな原価構成要素について表示する
 
原価構成要素は次のような原価タイプから成ります。
- [作業費]
 - [材料費]
 - [付加費用]
 - [一般費用]
 - [適用なし]
 
注:組立管理 (ASC) を使用する場合、[一般費用] タイプの原価構成要素は使用できません。
原価構成要素は、[作業費]タイプである必要があります。これは、原価計算および製造オーダ原価計算で見積外注費を表示できる原価構成要素です。
デフォルト
デフォルトの値が標準原価計算パラメータ (ticpr0100m000) セッションから取得されます。
 - 部分組立品
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[資材フローで外注] を使用している場合は、外注作業の結果となる品目をオプションで入力できます。
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[導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000)] セッションのサイト別ジョブショップパラメータが[無効]または[準備中]に設定されている場合、この品目が[工順作業 (tirou1102m000)] セッションの部分組立品フィールドのデフォルト値になります。
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[コンセプトの有効化 (tcemm4600m000)] セッションのサイト別ジョブショップパラメータが[有効]に設定されている場合は、この品目が[ジョブショップ工順作業 (tirou4601m000)] セッションの部分組立品フィールドのデフォルト値になります。
 
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 - レート基準
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「外注」費の計算方法
指定可能な値
- 単位
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原価を算出するには、[購買オーダライン (tdpur4101m000)] セッションのオーダ数量フィールドに表示されている完成品数量に外注費レートを乗算します。外注費が外注品目の数に直接関係する場合は、この方法を選択する必要があります。外注費は、完成品の総投入量に基づきます。
注:このオプションは以前 「製品別の固定額」 という名前となっていました。
 - 作業費レート
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                     注:
適用されるのは、[導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000)] セッションで[サイト別ジョブショップ]パラメータが[無効]または[準備中]の場合のみです。
[サイト別ジョブショップ]が有効化されている場合、LN では値が単位に変換されます。
原価を算出するには、[購買オーダライン (tdpur4101m000)] セッションのオーダ数量フィールドに表示されている完成品数量に、外注費係数と外注費レートを乗算します。外注費レートは、工順作業 (tirou1102m000) セッションまたは作業の外注 (tisfc2210m000) セッションで定義します。
外注費が製品の数に関係する場合はこの方法を使用する必要がありますが、追加係数が必要です。
たとえば、ある品目の塗装を外注するとします。外注費レートは、1 平方メートルの塗装につき $50 として定義されています。品目の表面積はそれぞれ 2.5 平方メートルで、これをレート係数として入力します。また、外注費レートは[購買オーダライン (tdpur4101m000)] セッションのオーダ数量フィールドに表示されている完成品数量に基づきます。
 - 人時間レート
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                     注:
適用されるのは、[導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000)] セッションで[サイト別ジョブショップ]パラメータが[無効]または[準備中]の場合のみです。
[サイト別ジョブショップ]が有効な場合、LN では値が時間に変換されます。
方法が「人時間」レートの場合に原価を算出するには、見積人時間に外注費レートを乗算します。見積人時間は、完成品の総数、「サイクル時間」、必要人員数などの作業計画データを使用して算出されます。
 - 機械時間レート
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                     注:
適用されるのは、[導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000)] セッションで[サイト別ジョブショップ]パラメータが[無効]または[準備中]の場合のみです。
[サイト別ジョブショップ]が有効な場合、LN では値が時間に変換されます。
方法が「機械時間」レートの場合に原価を算出するには、見積機械時間に外注費レートを乗算します。見積機械時間は、完成品の総数、「サイクル時間」、必要機械数などの作業計画データを使用して算出されます。
 - 時間
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                     注:
適用されるのは、[導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000)] セッションで[サイト別ジョブショップ]パラメータが[有効]の場合のみです。
原価は、見積人時間または見積機械時間に外注費レートを乗算して計算されます。見積人時間または見積機械時間は、完成品の総数、「サイクル時間」などの作業計画データを使用して算出されます。