企業単位別標準原価 - 変換データ (ticpr0120m000)
セッションの目的: 企業単位別原価計算 - 移行テーブルの生成 (ticpr0220m000) セッションを使用して生成される企業単位の一時的な品目原価計算 (デフォルト) データを表示および更新します。
このセッションでは、新規の一時的な品目原価計算データを指定することもできます。
- 企業単位
 - 
            
部署、ワークセンタ、倉庫、プロジェクトなどのエンティティを含む、組織の中で財務上独立した部分。企業単位に含まれるエンティティはすべて同一のロジスティック会社に属している必要がありますが、1 つのロジスティック会社内に複数の企業単位を作成することはできます。各企業単位は、単一の財務会社にリンクします。
異なる企業単位間でロジスティック取引を実行すると、生成される会計取引は各企業単位がリンクしている財務会社内に転記されます。
 - 品目タイプ
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品目の分類。たとえば、一般品目、サービス品目、設備品目であるかどうかを識別できます。品目のタイプに応じて、特定の機能のみがこの品目に適用されます。
 - 品目グループ
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類似の特徴を持った品目グループ。各品目は特定の品目グループに属しています。品目グループは品目タイプと組み合わせて使用し、品目デフォルトを設定します。
 - 品目
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購買、保管、製造、販売などができる原材料、部分組立品、完成品、および工具
品目は、1 つのキットとして処理される一連の品目を表すことも、複数の製品バリアントに存在することもできます。
非物理的な品目、つまり、在庫には保持されないが、原価を転記したりサービス料金を顧客に請求したりするために使用できる品目も定義できます。非物理的な品目の例は次のとおりです。
- 原価品目 (電気代など)
 - サービス品目
 - 外注サービス
 - リスト品目 (メニュー/オプション)
 
 - 会社
 - 
            
ロジスティック取引または会計取引を実行する作業環境。すべての取引データは、特定の会社のデータベースに保存されます。
管理するデータのタイプによって、次の会社に分けられます。
- ロジスティック会社
 - 財務会社
 - ロジスティック会社であり財務会社でもある会社
 
複数会社構造では、各種データベーステーブルのいくつかを特定の会社専用として、それ以外のデータベーステーブルを他の会社と共有することができます。
 - 対象
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品目原価計算データ、または品目原価計算デフォルトなどの更新が必要なデータ
 - 標準原価基準
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このチェックボックスがオンの場合、企業単位および単位とリンクする「標準原価」がこの品目の基準として使用されます。
標準原価基準の標準原価は、次の場合に使用されます。
- 企業単位を伴わない標準原価が必要となる。たとえば、標準原価を使用して一括品目の販売価格を計算する場合にこれが適用されます。
 - 標準原価は、品目および企業単位の組合せについて指定されず、[標準原価計算パラメータ (ticpr0100m000)] セッションでEU ごとの標準原価必須チェックボックスがオフである
 
デフォルト
このチェックボックスは、[品目 - オーダ処理 (tcibd2100m000)] セッションの倉庫フィールドで指定された倉庫について生成された原価計算データに関して自動的にオンになります。
 - 原価計算タイプ
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品目原価計算データのタイプおよび使用の分類
指定可能な値
- ロジスティック
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標準原価計算データは、倉庫の企業単位にリンクされます。これは、倉庫で入庫される品目の通常の原価計算タイプです。
 - 購買
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標準原価計算データは、他の企業単位のために購入する購買オフィスに関係します。商品は、異なる企業単位の倉庫に入庫されます。購買オフィスは通常、受入倉庫の企業単位と関係会社間取引関係を持ちます。
 - 販売体系
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販売オフィスの企業単位は、出荷元倉庫の企業単位と異なります。そのため、販売オフィスは、原価構成要素構造の標準原価計算データを必要とします。商品の標準原価は、倉庫の企業単位に基づき ([ロジスティック]タイプ)、販売オフィスと関係する原価は、その企業単位との関係会社間取引関係に基づきます。
 
 - 倉庫
 - 
            
品目の (原価計算) 倉庫
 - 原価計算ソース
 - 
            
標準原価計算の基準となる原価計算ソース
このフィールドを使用して、デフォルト供給ソースから原価計算ソースを切り離します。供給ソースが (一時的に) 変更される場合、標準原価計算は自動的には影響を受けません。関係会社間取引の場合、原価計算ソース (および供給ソースはなし) のみが適用されます。
指定可能な値
- 割当予定
 - 
                     
原価計算ソースがまだ割り当てられていません。
 - 適用なし
 - 
                     
標準原価が計算されません。[品目原価計算タイプ]が[販売体系]に設定されている場合、または品目が原価またはサービス品目である場合、ソースが適用されます。
 - ジョブショップ
 - 
                     
標準原価は、ジョブショップの製造方法に基づいて計算されます。
 - 繰返生産
 - 
                     
標準原価は、「繰返生産」の製造方法に基づいて計算されます。
 - 購買
 - 
                     
標準原価は、購買価格に基づいて計算されます。
 - 外注
 - 
                     
標準原価は、「外注」価格に基づいて計算されます。
 - 関係会社間転送
 - 
                     
標準原価は、関係会社間転送価格に基づいて計算されます。このソースは、品目を供給する倉庫が品目の (原価計算) 倉庫の企業単位とは異なる企業単位にリンクされている場合に適用されます。
 - 関係会社間購買
 - 
                     
標準原価は、関係会社間購買価格に基づいて計算されます。このソースは、品目を供給する購買元取引先が品目の (原価計算) 倉庫の企業単位とは異なる企業単位に属する購買オフィスにリンクされている場合に適用されます。
 - 組立
 - 
                     
標準原価は、組立の製造方法で使用される価格に基づいて計算されます。
 
 - 供給企業単位
 - 
            
原価計算ソースが[関係会社間転送]または[関係会社間購買]の場合の品目を供給する企業単位。
 - 供給購買オフィス
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原価計算ソースが[関係会社間購買]の場合の品目を供給する購買オフィス
 - 品目別付加費用
 - 
            
このチェックボックスがオンの場合、 「付加費用」を品目別に指定できます。
 - 倉庫別付加費用
 - 
            
このチェックボックスがオンの場合、 「付加費用」を倉庫別に指定できます。
 - 標準原価構成要素体系
 - 
            
原価構成要素がリンクされる体系
体系は、原価構成要素体系 (ticpr0109m000) セッションで指定され、原価構成要素は標準原価体系詳細 (ticpr0110m000) セッションの体系にリンクされます。
 - 輸入仕入原価を含む
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このチェックボックスがオンの場合、 輸入仕入原価が計算に含められます。
 - 輸入仕入原価セット
 - 
            
品目にリンクする輸入仕入原価セット
 - 棚卸あり
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在庫が、品目の倉庫における品目に関して利用可能かどうかを示します。
 - マニュアル
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このチェックボックスがオンの場合、このセッションでは、一時的な品目原価計算データの記録がマニュアルで指定されます。
 - アップグレード
 - 
            
このチェックボックスがオンの場合、一時的な品目原価計算データの記録がすでに実際の品目原価計算データにアップグレードされています。
企業単位別原価計算 - アップグレード (ticpr0220m100) セッションでは、品目または品目の範囲について、一時的な品目原価計算データを企業単位ごとに実際の品目原価計算データにアップグレードできます。
 - アップグレード日
 - 
            
品目原価計算データがアップグレードされた日付