組立オーダの再スケジュール (tiasl4220m000)

セッションの目的: 予期せぬ事態に対処するために、マニュアルでオーダを移動または交換します。

オーダを移動する方向は時間に基づきます。

変更のタイプは次の 2 つです。

  • [オーダを交換]
  • [オーダを移動]

実施したい変更のタイプを選択します。

オリジナルの順序を 1-2-3-4-5 とします。次のような変更を実施する場合を考えてみましょう。

  • オーダ 1 と 4 を交換します。この場合、この 2 つのオーダは交換されますが、それ以外は一切変更されません。このため、順序 1-2-3-4-5 は 4-2-3-1-5 になります。
  • オーダを移動します。この場合、このオーダはある位置から取り出され、別の位置に挿入されます。初期位置と新しい位置の間にあるすべてのオーダが、初期位置の方向に 1 つずつ移動されます。この結果、この 2 つの位置の間にあるオーダは、移動させたオーダの方向とちょうど逆の方向に移動します。このため、オーダ 4 を後方に 3 つ移動した場合、新しい順序は 4-1-2-3-5 になります。オーダ 1、2、3 はそれぞれ 1 つずつ前方に移動します。ただし、オーダ 1 を 3 つ前方に移動させた場合、新しい順序は 2-3-4-1-5 になり、オーダ 2、3、4 はそれぞれ後方に 1 つずつ移動します。
注: 
  • 交換または移動できるのは、状況が [作成済] の組立オーダだけです。
  • 交換/移動したオーダの新しい計画オフライン日が、このオーダの参照日よりも前になる場合は、処理を続行するかどうか確認が求められます。

    この理由は次のとおりです。

    • オーダの内容がいつ有効であるかを決定するために、参照日が使用されます。オーダの内容を主に構成するのは、必要とされる資材および作業です。このため、オフライン日が参照日よりも前であると、まだ有効でないオーダ内容に基づいて製造が行われることになるため、問題が発生する可能性があります。たとえば、必要とされる機械がまだ稼動していないため、製品の特徴によっては、この時点ではまだ製造できないものがあります。

      このため、このような状況が発生する可能性がある場合に処理を続行するかどうか LN は確認を求めます。処理を続行する場合は、メッセージがログに記録されます。メッセージは、組立メッセージ (tiasc0501m000) セッションで表示できます。必要に応じて、計画者はこのようなオーダに関して何らかのアクションを取ることができます。

  • [組立計画パラメータ (tiapl0100s000)] の [同一構成の多重販売] チェックボックスがオフの場合、組立オーダの新しい計画オフライン日が製品バリアントに伝えられます。
アクション
再スケジュールタイプ

目的の変更のタイプを選択します。

指定可能な値

  • [オーダを交換]
  • [オーダを移動]
再スケジュール日
組立ライン

組立オーダを再スケジュールする必要がある組立ライン。

セグメント

組立オーダを再スケジュールする必要があるラインセグメント。

オーダ交換
先頭オーダ

交換する 2 つのオーダの最初のオーダ

順序 1-2-3-4-5
先頭オーダ 1
第 2 オーダ 4
結果 4-2-3-1-5
第2オーダ

交換する 2 つのオーダの 2 番目のオーダ

順序 1-2-3-4-5
先頭オーダ 1
第 2 オーダ 4
結果 4-2-3-1-5
オーダ移動
移動対象オーダ

再スケジュールするオーダを選択します。

移動方向

[前方] または [後方] (時間) を選択することができます。

指定可能な値

  • [早い]
  • [遅い]
移動位置

ライン順序で選択したオーダを移動する位置の数を入力します。

オプション
関連のセグメントを含む

このチェックボックスがオンの場合、オーダの再スケジュールが入力セグメントの隣接するセグメントに拡大されます。

再スケジュールは接続先の次のものに反映されます。

  • 供給ライン

    オーダが供給ラインで実行されていない場合、反映が停止します。
  • 親セグメント

    複数の親ラインに対するライン供給と交換が異なる親ラインのオーダごとに行われる場合、タイプが 「移動」 の 2 つの再スケジュールアクションが実行されます。オーダが供給されるラインごとに 1 つのアクションが実行されます。

このチェックボックスがオフの場合、オーダの再スケジュールは、入力セグメントでのみ実行できます。

再スケジュール時に問題が発生した場合、ユーザには次の中から選択できます。

  • 取消
  • スキップ

    現在のブランチでの反映が停止され、残りのブランチで続行されます。

注: 

「ランダムアクセス場所の数」 が 1 より大きいランダムアクセスバッファが検出されると、再スケジュールアクションが停止します。

再スケジュールは、問題のある状況、または疑わしい状況でユーザがアボートを選択した場合は取り消されます。

シミュレーション

このチェックボックスがオンの場合、再スケジュールアクションがシミュレートされます。すべての再スケジュールオプションのレポートが出力されます。問題が報告されて他の反映または再スケジュールはその時点でスキップされ、FIFO にリンクされたセグメントの残りのブランチで続行されます。シミュレーションモードでは、ユーザが操作することはできません。

注: 

[シミュレーション]チェックボックスがオフのときに再スケジュールの問題が発生した場合、ユーザは取消またはスキップを選択できます。スキップは、問題が発生したブランチで反映が停止され、残りのブランチで続行されることを意味します。

このチェックボックスがオンの場合、実行されるすべての再スケジュールアクション (理由を含む) が出力されます。実行されないアクションとエラーメッセージがレポートに含められます。

注: 

[シミュレーション]モードでは、このチェックボックスは常にオンです。