製品バリアント (組立) (tiapl3100s000)
セッションの目的: 販売オーダから作成された製品バリアントおよびマニュアルで入力した製品バリアントの構成、参照、価格、状況の情報を表示またはメンテナンスします。
- 製品バリアント
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構成可能品目の一意の構成。バリアントは構成処理に由来し、特徴オプション、構成要素、作業などの情報を含みます。
例
構成可能品目: 電気ドリル
オプション:
- 3 つの電源 (電池、12 V または 220 V)
- 2 色 (青、灰)
これらのオプションから合計 6 つの製品バリアントが生じます。
このコードは、[組立計画パラメータ (tiapl0500m000)] セッションの[製品バリアント番号グループ]フィールドの値に基づいて生成されます。
- 構成
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- 品目
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タイプが [一般] または [製造] で、オーダシステムが [FAS] である品目
- 品目タイプ
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構成する品目の品目タイプ
指定可能な値
- 倉庫
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完成品が保管される倉庫
- 組立ライン
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一般品目を組み立てなければならない「組立ライン」のコード
組立ラインは実現された有効なロールオフラインで、構成可能品目 - 組立ライン (tiapl2500m000) セッションから読み込まれます。
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- コンフィギュレータにより構成
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このチェックボックスがオンの場合、この製品バリアントは製品構成モジュールまたは CPQ コンフィギュレータを使用して構成されています。
- CPQ 状況
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CPQ コンフィギュレータにより生成された製品バリアントの状況
指定可能な値
- 初期
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製品バリアントの生成が CPQ コンフィギュレータで開始されました。
- 成功
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製品バリアントが CPQ コンフィギュレータによって生成され、正しく保存されました。
- 部分保存
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製品バリアントが CPQ コンフィギュレータによって生成されましたが、保存されたのは一部のみです。
- エラー
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製品バリアントの生成中に CPQ コンフィギュレータにエラーが発生しました。
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- CPQ コンフィギュレータバリアント
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このチェックボックスがオンの場合、完成品が、CPQ コンフィギュレータで製品バリアントにリンクされます。
- PCF/APL 別構造
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このチェックボックスがオンの場合、完成品の製品バリアント構造が、製品構成または組立計画で生成されます。
- 参照
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- 同一構成の多重販売
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このチェックボックスがオンの場合、この製品バリアントを含む販売オーダラインで、オーダ数量を 1 より多くできます。組立オーダのオーダ数量は常に 1 より多くなります。1 つの販売オーダラインを遂行するには、2 つ以上の組立オーダが必要です。
このチェックボックスの設定は、作成時に[組立計画パラメータ (tiapl0500m000)] セッションの[同一構成の多重販売]チェックボックスの値から取得されます。
製品バリアントを作成すると、このチェックボックスは、[組立計画パラメータ (tiapl0500m000)] セッションの[同一構成の多重販売]チェックボックスの設定に応じてオンまたはオフに設定されます。この後で [組立計画パラメータ (tiapl0500m000)] セッションの上記チェックボックスをオンまたはオフにしても、このフィールドの設定は変わりません。
LN はこのように設定されているので、[組立計画パラメータ (tiapl0500m000)] セッションの [同一構成の多重販売] チェックボックスを変更しても、既存のオーダを損なうことはありません。
- 参照タイプ
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製品バリアントの生成元の需要オーダのタイプ
指定可能な値
- 販売見積
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販売見積用に製品バリアントが構成されます。
- 販売オーダ
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販売オーダ用に製品バリアントが構成されます。
- 標準バリアント
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製品バリアントは標準バリアントになります。
- 仮オーダ
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製品バリアントは仮オーダになります。仮オーダには、需要予測が示されます。製品バリアントをマニュアル入力した場合、製品バリアントの参照タイプは[仮オーダ]です。
- 参照オーダ
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製品バリアントの生成元の販売オーダのコード。製品バリアントをマニュアルで入力する場合は、このフィールドには値 0 が表示されます。
- 参照位置
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販売オーダライン (tdsls4101m000) セッションでの販売オーダラインの位置番号
製品バリアントをマニュアルで入力する場合は、このフィールドには値 0 が表示されます。
- 代替販売見積
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[参照タイプ] が [販売見積] である場合に、このフィールドに販売見積のコードが表示されます。
製品バリアントをマニュアルで入力する場合は、このフィールドは無効になり、値 0 が表示されます。
注:LN では、[参照タイプ] として [販売見積] を指定できないため、このフィールドは使用されません。
- 製品構成日
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現在の製品バリアントで有効な平準化された組立部品および作業を決定するために使用される日付
[販売パラメータ (tdsls0100s000)] セッションの構成日 (PCS) パラメータの値に基づいて製品構成日が設定されます。この日付は、販売オーダライン (tdsls4101m000) セッションに表示されるオーダ日または納期に基づくように設定できます。また、この日付は、製品バリアントが構成される日付に基づくように設定することもできます。
- 有効化コード
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[記述] - 製品バリアントにリンクされている有効化コード。製品バリアントが販売オーダから生成される場合、この単位は販売オーダに入力され、製品バリアントにコピーされます。
注:番号が参照する構成は同じでも、会社ごとに単位のコードが異なる場合があります。
単位が参照する構成は、単位品目、単位シリーズコード、単位連番によって識別されます。このデータには実際には構成が保存され、有効化構成が使用される各会社でこのデータを設定する必要があります。
販売オーダに入力され、製品バリアントにコピーされる単位はこのデータの参照に過ぎないため、会社ごとに異なることがあります。
- 構成シリーズ/順序
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有効化コードが属する単位シリーズ、および単位シリーズでの有効化コードの連番
- 要求オフライン日
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製品がオフラインにならなければならない日付
製品バリアントが販売オーダから生成される場合、この日付は[販売オーダライン (tdsls4101m000)] セッションの[計画納期]フィールドからコピーされます。
同一構成の多重販売チェックボックスがオフの場合、[組立状況]が[計画]またはそれ以降の状況に到達すると、ロールオフライン上の組立オーダに関してこの日付の変更が組立管理に反映されます。
注:- 同一構成の多重販売チェックボックスがオンの場合、このフィールドは空になります。これは、この製品バリアントに対していつでも新しい組立オーダを作成できるようにするためです。
- 価格
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- 構成基準販売価格
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構成品目の販売価格
この価格は、[製品構成日]時点で有効な一般品目からコピーされます。価格は、[構成可能品目 - 組立ライン (tiapl2100s000)] セッションの[販売価格]フィールドに表示されます。
- 販売価格通貨
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[構成基準販売価格]を表す通貨
この通貨は、[製品構成日]時点で有効な一般品目からコピーされます。通貨は、[構成可能品目 - 組立ライン (tiapl2100s000)] セッションの販売価格通貨フィールドに表示されます。
- 構成基準標準原価
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構成品目の標準原価
- 標準原価の通貨
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[構成基準標準原価]を表す通貨
- 現行の標準原価
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計算コード別製品バリアント標準原価 (tiapl3540m000) セッションの原価計算に基づくロールオフラインから生じる製品バリアントの標準原価です。
- 現行の標準原価発効日
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現在の標準原価が計算された日付が表示されます。
- 状況
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- 組立状況
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製品バリアントにリンクされている組立オーダの状況
注:- 組立オーダが 1 つ製品バリアントにリンクされている場合、このフィールドにその組立オーダの状況が表示されます。複数会社組立モデルの場合、複数の組立オーダが製品バリアントにリンクされていると、これらの全組立オーダが到達した状況または通過した状況がこのフィールドに表示されます。製品バリアントについて組立オーダが生成されなかった場合、組立状況は [オープン] になります。
- [組立計画パラメータ (tiapl0500m000)] セッションの同一構成の多重販売チェックボックスがオンの場合、このフィールドの値は[オープン]に固定されます。
指定可能な値
- オープン
- 計画
- 凍結
- クローズ
- 取消済
- 計画オフライン日
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製品バリアントがオフラインになることが予定されている日付
この日付は、組立オーダが生成されたときに計算されます。組立オーダが移動された場合、オーダが再混成され、再度オフセットされます。これに合わせて、[計画オフライン日]が修正されます。
デフォルトの日付は[要求オフライン日]と同じで、製品バリアントが販売オーダから生成された場合、販売オーダからコピーされます。組立オーダが計画されると、その計算値が [計画オフライン日] になります。
注:- 同一構成の多重販売チェックボックスがオンの場合、このフィールドは空になります。これは、この製品バリアントに対していつでも新しい組立オーダを作成できるようにするためです。
- シリアル番号
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製品バリアントとリンクしている組立オーダのシリアル番号。複数会社環境では、ロジスティック会社ごとに組立オーダが作成され、最後の組立オーダ (最上位レベルの構成品目に対応) の番号がシリアル番号として表示されます。
注:- 同一構成の多重販売チェックボックスがオンの場合、このフィールドは空になります。これは、この製品バリアントに対して複数のシリアル番号を作成できるようにするためです。
- 製品バリアント構造生成済
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このチェックボックスがオンの場合、この製品バリアントの部品表構造が解決されます。つまり、各設計モジュールに必要な組立部品および作業が決定されている状態です。
発効日および単位に基づいて、製品バリアントに固有の構成が解決されます。この結果は、組立部品表と作業 (tiapl2520m000) セッションに表示されます。
製品バリアント構造の生成 (tiapl3210m000) で現在の製品バリアントが処理されていると、このチェックボックスはオンになります。
- 引当済組立部品
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このチェックボックスがオンの場合、この製品バリアントに必要とされる組立部品は倉庫管理で引き当てられます。このため、組立部品所要の計算 (tiapl2221m000) セッションを実行したときに実行される組立部品所要の計算では製品バリアントは考慮されません。
注:組立部品所要の計算 (tiapl2221m000) セッションが実行されると、現在のチェックボックスに表示されている引当状況はまず、このセッションの選択範囲に含まれるすべての会社に関して組立管理から更新されます。
[同一構成の多重販売]チェックボックスがオンの場合に限り、このチェックボックスはオフのままになります。製品バリアントが複数回使用される場合、組立部品所要を変更して、組立部品所要を含む追加の組立オーダをいつでも作成できます。
このチェックボックスがオンになるのは、次の場合のみです。
- 部品が組立計画ではなく、組立管理によって引き当てられている
- 製品バリアントと関連付けられている組立ラインおよび組立オーダすべてについて、部品が引き当てられている。この場合、すべての組立ラインおよび組立オーダの[組立部品引当済]チェックボックスはすべて、この製品バリアントについて、[製品バリアント - 組立ライン (tiapl3520m000)] セッションでオンになります。
このチェックボックスがオフの場合、 組立計画では、組立管理でまだ部品が引き当てられていない組立ラインおよび組立オーダについて、組立部品所要が計算されます。
組立計画による組立部品の引当は組立管理による引当とは異なり、組立計画による引当はそれほど詳細ではなく、処理量が多い場合に高いパフォーマンスを発揮します。
- 削除予定
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このチェックボックスがオンの場合、 製品バリアントの消去 (tiapl3200m000) セッションを実行したときに製品バリアントが削除され、対応する販売オーダに対する参照が存在しなくなります。
次のタイプのデータが削除されます。
- 製品バリアント
- 製品バリアント構造
- 製品バリアントと組立ラインとの関係が製品バリアント - 組立ライン (tiapl3520m000) セッションに表示されます。
このチェックボックスをオンまたはオフにできるのは、次の条件が満たされている場合のみです。
- テストモードで作業している ([組立計画パラメータ (tiapl0100s000)] セッションでテストモードチェックボックスがオンである)
- [参照タイプ]が[仮オーダ]である
- [組立状況]が[オープン]である
次の場合、このチェックボックスは自動的にオンになり、ユーザはこのチェックボックスを使用することができません。
- 対応する販売オーダが削除されている (これが可能なのは、製品バリアントに組立オーダが存在しない場合のみです)
- [組立状況]が[クローズ]である
注:製品バリアントを直接削除することはできません。製品バリアントを削除するには、製品バリアントの消去 (tiapl3200m000) セッションを実行する必要があります。
- 製品バリアントテキスト
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このチェックボックスがオンの場合、追加情報が示されたテキストが存在します。