バケット定義
[ラインステーション基準] [取引処理] を使用した場合、引当とバックフラッシュは各バケットのラインステーションごとに実行されます。つまり、1 つのバケット内のすべてのラインステーションオーダが結合されます。このため、[オーダ基準] 取引処理と比較すると、取引の数が少なくなります。大きなバケットを使用した場合、取引の数が少なくなるので、パフォーマンスがさらに向上します。
バケットを定義した後、適切なメニューから [] を実行して、組立管理で引当タイムフェンスすべてについてバケットを生成する必要があります。引当タイムフェンス内で引当が行われるため、期間の長さに対するバケットは、[組立管理パラメータ (tiasc0100m000)] セッションで定義されている [引当範囲] と同じでなければなりません。
1 日ごとにバケット全数を定義しておくとよいでしょう。これを行わないと、長さが異なるバケットになります。たとえば、このフィールドに 10 時間と入力した場合、それぞれ 10 時間のバケットが 2 つと、4 時間のバケットが 1 つ生成されます (1 日が 24 時間であるため)。組立オーダに多くの変更を加えた場合、変更が少ない場合と比べ、バケットは小さくなるはずです。
例
現在のセッションで次のように入力したとします。
| 期間 | 番号日数 | バケット長さ | 単位 |
|---|---|---|---|
| 1 | 1 | 4 | 時間 |
| 2 | 1 | 8 | 時間 |
| 3 | 1 | 12 | 時間 |
[組立管理パラメータ (tiasc0100m000)] セッションの [引当範囲] フィールドで、たとえば 5 日と入力できます。
[] オプションを選択すると、次のバケットが生成されます。
| バケット | 日番号 | 開始 | 終了 |
|---|---|---|---|
| 1 | 1 | 00:00 | 04:00 |
| 2 | 1 | 04:00 | 08:00 |
| 3 | 1 | 08:00 | 12:00 |
| 4 | 1 | 12:00 | 16:00 |
| 5 | 1 | 16:00 | 20:00 |
| 6 | 1 | 20:00 | 24:00 |
| 7 | 2 | 00:00 | 08:00 |
| 8 | 2 | 08:00 | 16:00 |
| 9 | 2 | 16:00 | 24:00 |
| 10 | 3 | 00:00 | 12:00 |
| 11 | 3 | 12:00 | 24:00 |
| 12 | 4 | 00:00 | 12:00 |
| 13 | 4 | 12:00 | 24:00 |
| 14 | 5 | 00:00 | 12:00 |
| 15 | 5 | 12:00 | 24:00 |
引当タイムフェンスが入力されているため、最後の 2 行が作成されています。
[バケット (tiasl1501m000)] セッションで定義したバケットを表示できます。[] メニューから [] を選択すると、このセッションで入力したデータを出力できます。