調整要素変更の処理

ログに記録済の調整取引については、別のセッションで要素変更を処理できます。要素は、調整要素テーブル (tfgld498) からの選択が可能であれば、そこから選択されます。その情報が存在しない場合、調整要素コードは指定されますが、調整要素の値は空のままになります。

注: 

調整要素の位置のみが変わる場合、その情報は調整要素 (tfgld498) テーブルではなく、調整データ (tfgld495) テーブルから読み取られます。したがって、この場合にはすべての調整要素は必要ありません。

[調整要素変更の処理 (tcfin0220m100)] セッションは更新が必要な調整グループに対して実行できます。同じ調整グループデータを使用するすべての財務会社が更新されます。この処理には時間がかかるため、次の操作が可能です。

  • 以降の特定の時点で、セッションを停止して再開することができます。
  • このセッションには複数の bshell を使用できます。

複数の bshell を設定するには、[並行処理の構成 (ttaad7520m000)] セッションを使用します。このセッションには、「並列処理モード」 で実行可能なセッションがリスト表示されます。このリストには、「並列処理モード」 で実行するように専用設計されたセッションのみが表示されます。「並列処理モード」 用に設計されたセッションは、現在の会社で最初に実行されたときに、自動的にこのリストへ追加されます。

このレコードのコピーを作成し、特定のユーザを指定できます (または既存のレコードを変更します。この場合すべてのユーザに対して変更されます)。

この処理に対して開始するサーバの数を指定できます。サーバの使用可能 CPU 数以下の数を指定することをお勧めします。さらに、[モード] を [手動]、[ジョブプロセス]、または [手動とジョブプロセス] に設定する必要があります。

複数の bshell を使用するプロセスを開始した場合、処理負荷がいくつかの bshell に分割されるため更新が大幅に高速に実行されます。

調整グループの処理が完了すると、古い調整要素が新しい調整要素によって上書きされます。[要素変更チェック済]、[要素変更受入]、および [要素変更処理中] チェックボックスがオフに設定されます。必要であれば、再度調整要素を変更できます。

[すべての調整要素の記録 ] チェックボックスをオンにした場合は、取引の可能なすべての要素のログが記録されます。この結果、すでにログが記録されている取引についても新規の調整要素が利用可能になります。

[すべての調整要素の記録 ] チェックボックスをオフにすると、新規の調整要素の値はすでにログが記録されている取引では利用できません。調整要素に基づくこれらの取引の調整は不可能になります。

注: 

[記録済要素の再記録および置換 (tfgld4253m000)] セッションでは、ログ記録済の統合または調整取引について統合および調整要素を再度ログ記録できます。ただし、このセッションは多数の取引の要素をログ記録するようには設計されていません。