手形タイプ (tfcmg0516m000)
セッションの目的: 「手形」タイプを定義します。
手形タイプは、番号グループや手形グループのオプション番号など、一部のパラメータの定義に使用されます。各手形タイプについて、手形タイプを支払手形 (TNP) に使用するのか受取手形 (TNR) に使用するのかを指定する必要があります。
- 手形タイプ
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詳細を定義する手形タイプ。
たとえば、債務、為替手形、約束手形、債務証書 (IOU) などについての手形タイプを定義できます。
- 記述
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コードの記述または名称
たとえばこのフィールドを使用して、手形が為替手形、約束手形、または債務証書 (IOU) のいずに該当するかを指定することができます。
- 支払/回収
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手形の値
手形タイプが支払手形 (TNP) の場合には、このフィールドは[支払]でなければなりません。手形タイプが受取手形 (TNR) の場合には、このフィールドは[回収]でなければなりません。
- 手形シリーズ
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手形の伝票番号シリーズ
手形番号は LN の[現預金管理パラメータ (tfcmg0100s000)] セッションで指定された番号グループ、および[手形タイプ (tfcmg0516m000)] セッションで指定されたシリーズに基づいて作成されます。
手形番号に会社の税金番号および西暦年度の末尾 2 桁を含めることを義務付けている国もあります。シリーズ番号の桁数が必須情報に対して十分ではない場合、[受取手形 (tfcmg4125s000)] セッションおよび[支払手形 (tfcmg1125s000)] セッションで実際の手形番号をマニュアル入力することができます。
- 印紙税金コード
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手形に適用する印紙税の税金コード
LN は印紙税を、[単一税金コードの転記データ (tfgld0571m000)] セッションでこの税金コードにリンクした口座に転記します。
- 請求書を手形に置換
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このチェックボックスがオンの場合、 LN は請求書を支払手形 (TNP) または受取手形 (TNR) に置換します。
受取手形に置き換えた請求書については、手形の作成時に LN は手形金額分を請求残高から減額し、その手形の支払伝票伝票タイプの新しい未決済仕訳を作成します。
- 取引先グループ別転記体系
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このチェックボックスがオンの場合、 LN は手形取引を、[取引先グループ別元帳勘定 (tfacr0111m000)] および[取引先グループ別元帳勘定 (tfacp0111m000)] セッションで手形に対して定義した元帳勘定に転記します。
デフォルトでは、このチェックボックスはオンになります。
手形ステップを、[支払/回収方法別手形転記データ (tfcmg0514m000)] セッションで指定した元帳勘定に転記するには、このチェックボックスをオフにします。
- 支払ステップで清算
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このチェックボックスがオンの場合、 LN は、手形の調整時にこれを清算します。LN は、状況を[清算済]に変更し、[手形 (清算)] ステップに定義される転記を作成します。
このチェックボックスは、受取手形のみに適用されます。
- 手形割引可能
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このチェックボックスがオンの場合、この手形タイプについて、手形の前払および前払金額に対する手数料または利率の控除を認めるという銀行との合意が存在します。
このチェックボックスがオフの場合、各手形処理セッションにおいて、控除金額の入力や手形の控除額の転記はできません。
デフォルトでは、このチェックボックスはオフに設定されています。
- 償還による割引/裏書
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このチェックボックスがオンの場合、 「償還」によって手形を控除します。顧客が銀行への支払を行わない場合には、前払金額を払い戻す必要があります。
- 手形の修正
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このチェックボックスがオンの場合、 LN は、不渡受取手形を新規受取手形 (TNR) に置き換えます。新規手形は、不渡手形金額以下のプラスの金額で生成されます。
このチェックボックスは、以下の場合のみ有効になります。
- [支払/回収]フィールドが[回収]に設定されている場合
- [請求書を手形に置換]チェックボックスがオンの場合
- [手形パラメータ (tfcmg0112s000)] セッションで、[不渡りのため再計上]チェックボックスが 「手形 (不渡)」 ステップについてオフの場合
- 手形の支払条件
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この手形タイプの手形に適用する支払条件。LN の支払条件の詳細を使用して、手形の満期日が計算されます。
- 手形番号確認
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手形番号の検証方法
自国に適合する方法が利用不可能な場合は、[適用なし]を選択します。