関係会社間取引購買請求書の生成 (tfacp2295m000)
セッションの目的: 選択範囲の購買請求書の請求書を作成します。
支払条件は関係会社間取引オーダラインに存在します。内部購買請求書が作成されているオーダラインすべてに関して、支払条件が同一の場合、支払条件が内部購買請求書に出力されます。
すべてのオーダに関して支払条件が同一ではない場合、デフォルトでは、[請求元取引先 (tccom4122s000)] セッションの請求元取引先に対して指定された支払条件が使用されます。
オーダ番号がすべてのオーダラインについて同一である場合、オーダ番号も請求書に出力されます。
支払合意
「支払合意」を使用する場合、次のルールが適用されます。
- 選択したラインすべてで支払合意が同じ場合、その支払合意が請求書に使用されます。
- 選択済ラインに多様な支払合意がある場合、[請求元取引先 (tccom4122s000)] セッションで取引先に対して定義された支払合意が使用されます。
支払スケジュール
支払スケジュールが取引先の支払条件にリンクされている場合、その定期請求書の支払スケジュールが作成されます。支払スケジュールラインの期日は、定期請求書の新規伝票日付を基準としています。
詳細については、次のトピックを参照してください: 支払スケジュール - 概要。
購買請求書の承認
内部購買請求書の支払承認が必須で、購買請求書用のデフォルトの保留理由および割当承認者が定義済の場合、 [保留理由] フィールドにデフォルト保留理由、[割当承認者] フィールドにデフォルト割当承認者が入力されます。保留理由および割当承認者は、ユーザによる変更が可能です。
請求書を処理するには、割当承認者が保留理由を削除する必要があります。
関係会社間取引購買請求書は、販売請求書の構成、出力、転記が済んでいる場合にのみ作成されます。
- 選択範囲
-
- 販売請求書別選択
-
このチェックボックスがオンの場合、販売請求書に基づいて関係会社間取引購買請求書が作成されます。
- 財務会社 (販売請求書)
-
[開始] および [終了] フィールドは、次の範囲を定義します: 請求書を作成する選択した販売請求書の「財務会社」
注:このフィールドは、[販売請求書別選択]チェックボックスがオンの場合のみ有効です。
- 取引タイプ (販売請求書)
-
[開始] および [終了] フィールドは、次の範囲を定義します: 請求書を作成する選択した販売請求書の「取引タイプ」
注:このフィールドは、[販売請求書別選択]チェックボックスがオンの場合のみ有効です。
- 伝票番号 (販売請求書)
-
[開始] および [終了] フィールドは、次の範囲を定義します: 請求書を作成する選択した販売請求書の伝票番号。この伝票番号は販売請求書の ID 番号です。
注:このフィールドは、[販売請求書別選択]チェックボックスがオンの場合のみ有効です。
- オーダタイプ
-
[開始] および [終了] フィールドは、次の範囲を定義します: 請求書の作成対象となる[オーダタイプ]
注:これは表示フィールドで、このフィールドのデフォルト値は[関係会社間取引]です。
- オーダ
-
[開始] および [終了] フィールドは、次の範囲を定義します: 請求書の作成対象となるオーダ
注:このフィールドは、[販売請求書別選択]チェックボックスがオフの場合のみ有効です。
- オーダ位置
-
[オーダ元]フィールドと[オーダ先]フィールドに同じオーダ番号を入力した場合は、[開始] および [終了] フィールドは、次の範囲を定義します: 請求書の作成対象となるオーダライン
注:このフィールドは、[販売請求書別選択]チェックボックスがオフの場合のみ有効です。
- オーダ連番
-
[オーダ位置 (開始)] フィールドと[オーダ位置 (終了)] フィールドに同じオーダ番号を入力した場合は、[開始] および [終了] フィールドは、次の範囲を定義します: 請求書の作成対象となるオーダライン連番
注:このフィールドは、[販売請求書別選択]チェックボックスがオフの場合のみ有効です。
- ロジスティック会社
-
[開始] および [終了] フィールドは、次の範囲を定義します: 請求書の作成対象となる購買オーダの発生元ロジスティック会社
注:このフィールドは、[販売請求書別選択]チェックボックスがオフの場合のみ有効です。
- 関係会社間取引シナリオ
-
[開始] および [終了] フィールドは、次の範囲を定義します: 請求書を作成する関係会社間取引オーダの関係会社間取引シナリオ
指定可能な値
- 外部資材納入販売
-
外部顧客に請求を行う別の内部財務エンティティのオーダに基づく、内部財務エンティティから外部取引先 (または系列会社) への商品の所有権変更です。
例
販売オフィス S1 と倉庫 W1 は組織 A の一部ですが、所在地の国が異なります。外部顧客への販売オーダを処理するため、S1 は W1 に対し、商品を顧客に出荷するよう指示します。倉庫 W1 は商品および納入に要した費用の支払を受けるため、内部請求を販売オフィス S1 に送付します。。
サポートする価格発生元
- [原価加算]
- [商業価格]
- [販売オーダ価格 (総額)]
- [販売オーダ価格 (正味額)]
- [販売オーダ関税値]
- [利益分割 (総額)]
- [利益分割 (正味)]
- 外部資材納入購買
-
外部発注先が請求を行う別の内部財務エンティティのオーダに基づく、外部発注先 (系列会社など) から内部財務エンティティへの商品の所有権変更です。
例
多国籍組織に中央購買オフィスがあり、そこではさまざまな国に置かれた生産工場向けに資材を購入します。その購買オフィスは外部発注先から資材を購入します。生産工場は別々の財務エンティティとしてモデル化されます。購買オフィスは、かかった費用について内部で生産工場を変更します。
生産工場に請求するために、中央購買オフィスは関係会社間取引オーダを生産工場に送ります。変更は、外部発注先に支払われる購買価格などのさまざまな価格設定ルールに基づきます。
サポートする価格発生元
- [原価加算]
- [商業価格]
- [購買オーダ価格 (総額)]
- [購買オーダ価格 (正味額)]
このシナリオは、オーダ管理とサービスが導入済の場合に適用されます。
- プロジェクト (PCS) 納入
-
プロジェクト計算オフィスと倉庫またはその他部署との間の請求です。
サポートする価格発生元は、[原価加算]です。
- 仕掛品振替
-
仕掛品振替の場合、仕掛品はあるワークセンタから別のワークセンタに振り替えられます。それぞれのワークセンタはエンティティとして定義されています。それぞれのエンティティは、異なる内部財務エンティティに属しています。出荷ワークセンタは入庫ワークセンタに請求書を送付します。なぜなら、所有権がある内部法人から別の内部法人に直接変更するからです。サポートする価格発生元は、[原価加算]です (値上なし)。
- 外部資材直送
-
異なる内部法人からの 2 つのオーダ (たとえば販売オーダと購買オーダ) に基づく、1 つの外部法人から外部取引先への商品の所有権変更です。
例
外部顧客への販売オーダを処理するため、販売オフィス A は購買オフィス A1 に外部発注先から商品を購入するよう指示します。発注先は商品を外部顧客に商品を直接納入します。販売オフィス A は、外部顧客に請求を行います。外部発注先は、購買オフィス A1 に請求を行います。商品と出荷の費用を賄うため、購買オフィス A1 は販売オフィス A に内部請求を行います。
サポートする価格発生元
- [原価加算]
- [商業価格]
- [販売オーダ価格 (総額)]
- [販売オーダ価格 (正味額)]
- [販売オーダ関税値]
- [購買オーダ価格 (総額)]
- [購買オーダ価格 (正味額)]
- [利益分割 (総額)]
- [利益分割 (正味)]
- 内部資材納入
-
商品および関連する所有権は、ある内部法人から別の内部法人に移動します。たとえば、倉庫移動で、商品がある倉庫から別の倉庫へ移動します。両方の倉庫が、エンティティとして定義されています。このシナリオでは、出荷エンティティが入庫エンティティの代わりに費用を負担するか、入庫エンティティに費用を請求します。
サポートする価格発生元
- [原価加算]
- [商業価格]
注:[外注デポ修理]シナリオの[時間と資材]サブシナリオでも使用されます。その場合、サポートする価格発生元は以下の通りです。
- [原価加算]
- [商業価格]
- [ゼロ価格]
- 輸送
-
輸送費は出荷オフィスから倉庫、販売オフィス、その他部署に請求されます。
輸送オーダが販売オーダ、転送オーダ、または購買オーダのために作成された場合、出荷オフィスが輸送費を支払います。指定されている場合は、輸送費を賄うため、出荷オフィスは輸送費を代わりに負担した販売オフィス、倉庫、または購買オフィスに内部請求を行います。出荷オフィスおよびその他部署はエンティティとして定義されています。
このシナリオでは、出荷オフィスが販売エンティティおよび倉庫であり、販売オフィスまたはその他部署が関係会社間取引オーダの購買エンティティです。
次の項目を参照してください。 関係会社間取引シナリオ 「輸送」 - 処理および設定および内部および外部輸送請求
サポートする価格発生元
- [原価加算]
- [商業価格]
- 外注デポ修理
-
1 つの財務エンティティが別の財務エンティティに代わって作業または活動を実施し、それらの作業または活動に関連する資材や労務などの原価を負担します。
例
別の財務エンティティのメンテナンス販売オーダにリンクされた、品目を修理するオーダです。
サポートする価格発生元は、以下の通りです。
- [時間と資材]
- [商業価格]
- 経費
-
関係会社間取引シナリオ [経費]は、経費を支出した従業員が属する部署がその従業員の代わりに部署に内部請求する関係会社間取引の金額を決定するために使用します。
サポートする価格発生元
- [原価加算]
- [商業価格]
- [ゼロ価格]
- 労務
-
関係会社間取引シナリオ [労務]は、時間を記帳した従業員が属する部署がその従業員の代わりに部署に内部請求する関係会社間取引の金額を決定するために使用します。
このシナリオは、[外注デポ修理]シナリオの[時間と資材]サブシナリオとしても使用されます。
サポートする価格発生元
- [原価加算]
- [商業価格]
- その他
-
[外注デポ修理]シナリオの[時間と資材]サブシナリオ
サポートする価格発生元
- [原価加算]
- [ゼロ価格]
注:このフィールドは、[販売請求書別選択]チェックボックスがオフの場合のみ有効です。
- 内部取引先
-
[開始] および [終了] フィールドは、次の範囲を定義します: 請求書の作成対象となる請求元取引先
注:このフィールドは、[販売請求書別選択]チェックボックスがオフの場合のみ有効です。
- 回収締切日
-
内部購買請求書の作成締切日および締切時刻
回収日が締切日当日または締切日以前の支払回収のみが処理の対象となります。締切日は、集約基準との関連において、請求書/伝票日付と共に重要です。
- 販売請求期間
-
[開始] および [終了] フィールドは、次の範囲を定義します: 請求書を作成する選択した販売請求書の会計期間。販売請求書の会計期間の請求書を作成するには、[期間]タブで期間選択範囲として同じ期間を指定する必要があります。
- 設定
-
- 請求日
-
- マニュアル請求した請求日の指定
-
このチェックボックスがオンの場合、取引入力日およびバッチ用会計期間と同様、請求日を入力できます。請求日は締切日と同じ日かもしくはそれ以後でなければなりません。
- 請求日
-
[マニュアル請求した請求日の指定]チェックボックスをオンにすると、請求日を入力できます。請求日は締切日と同じ日かもしくはそれ以後でなければなりません。
- 販売請求書日付を使用して請求書を作成
-
このチェックボックスがオンの場合、 LN は「販売請求書」が出力された日付を使用します。
- 請求書の出力
-
- 請求書の出力
-
このチェックボックスがオンの場合、 LN により請求書のリストが出力されます。
- ドラフト出力
-
このチェックボックスがオンの場合、 LN によりチェック可能なドラフト請求書が出力されます。
- 出力中のエラーの出力
-
このチェックボックスがオンの場合、 LN により請求書の出力時に発生したエラーも出力されます。
- 入庫ラインの出力
-
このチェックボックスがオンの場合、 LN により入庫ラインも出力されます。
- オプション
-
- 処理レポート
-
処理済み取引のレポートを生成するには、このチェックボックスをオンにします。
- 請求書レイアウト
-
詳細レベルを選択します。
指定可能な値
- [詳細]
- [総計]
- エラーレポートを出力
-
このチェックボックスがオンの場合、 LN はエラーレポートを出力します。
- 未選択オーダ/回収の出力
-
このチェックボックスがオンの場合、レポートのソート基準を内部販売請求書にするか支払回収にするかを選択できます。
注:入庫が未選択の場合、次のいずれかの理由が考えられます。
- 内部販売請求書が請求でまだ生成されていない場合。このため、買掛金で請求書を作成できません。
- 関係会社間取引オーダラインまたは連番について、すべての入庫が完了していない場合。この場合は、売掛金請求書と数量を同じにする必要があるため、買掛金で請求書を作成できません。
- 特定の入庫が処理可能でも、同じ請求書に含める必要のある別の入庫が、最初のタブに指定された選択範囲から外れる場合は、この選択範囲内の入庫も処理できません。この場合は、買掛金請求書が売掛金請求書と完全には一致しません。
- ソート基準
-
未選択オーダ/支払回収レポートのデータをソートするオプション
指定可能な値
- 販売請求書
- 関係会社間取引オーダ
- 期間
-
- 期間
-
- 取引入力日
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LN が請求書を総勘定元帳に転記する際に使用する取引日
取引日は、[回収締切日]以降の日付でなければなりません。
- 会計期間
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作成済請求書が転記される会計年度
- 会計期間
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作成済請求書が転記される「会計期間」
- レポート期間
-
作成済請求書が転記されるレポート年度
- レポート期間
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作成済請求書が転記されるレポート期間
- 税金期間
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作成済請求書が転記される税金年度
- 税金期間
-
作成済請求書が転記される税金期間
- バッチ情報
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- バッチ
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LN で作成済の内部購買請求書の処理のため作成されるバッチ番号