照合済購買請求書/取引明細書ライン取引 (tfacp1133s000)
セッションの目的: 原価品目または「追加コスト」に関連する取引を入力します。
原価品目はオーダ関連購買請求書への会計費用などの追加コストを転記するために使用されます。
追加コストは、請求額と商品受領額との差異を転記する目的に使用されます。差異は、請求元取引先が追加するコスト、たとえば輸送費が課金されることで発生します。
1 つの購買請求書ヘッダに対して 1 つまたは複数の原価品目/追加コスト取引を入力できます。取引ごとにライン番号が作成されます。
個々の購買請求書は総勘定元帳モジュールに転記されます。個々の取引についてそれぞれ元帳勘定とディメンションを定義します。
原価品目
[購買オーダラインの照合 (tfacp2541m000)] セッションの適切なメニューにある [ ] を選択してこのセッションを開始すると、原価品目取引を指定または修正できます。次のセッションの [オプションで原価を指定] チェックボックスがオンになっている場合、請求書の照合時に原価取引が自動的に作成されます。
- [品目グループ (tcmcs0123m000)]
- [デフォルト購買品目 (tdipu0602m000)]
- [サイト別品目購買デフォルト (tdipu0182m000)]
原価元帳勘定およびディメンションのデフォルト値は、オーダラインの元帳勘定およびディメンションから取得されます。[オプションで原価を指定] チェックボックスをオフにすると、原価取引はマニュアルで入力する必要があります。[デフォルト値] オプションを使用してデフォルト元帳勘定およびディメンションを原価元帳勘定およびディメンションにコピーすることはできません。これらは、照合済オーダラインで使用されます。
原価品目に対して入力した取引は、購買オーダに [指定対象原価] として入力する必要があります。この請求書が承認されると、[指定対象原価] の入力が振り戻されます。
照合済金額から入力済取引金額を引いた金額を [残余額] フィールドに表示します。原価品目にはこの金額は常に貸方金額です。取引金額は借方として入力します。
追加コスト
次のセッションで適切なメニューの [追加コスト] をクリックしてこのセッションを開始した場合、合計請求額と照合合計額との差額を補填する「追加コスト」取引を入力することができます。
] または [- [購買請求書の処理 (tfacp2107m000)]
- [購買請求書の承認 (tfacp1142m000)]
現在の差額すなわち 「合計差額 - 入力済取引金額」を [残余額] フィールドに表示できます。請求書金額が照合済金額より大きい場合、この金額は貸方金額です。したがって、借方金額を使用する取引を入力します。
例
オーダ: 価格 GBP 30.00 × 原価品目 10 = GBP 300.00
原価品目の受領時には、次のような転記が行われます。
一般費用勘定 | GBP 300.00 |
転送先費用請求書受取勘定 | GBP 300.00 |
[照合済購買請求書/取引明細書ライン取引 (tfacp1133s000)] セッションで原価品目と請求書を照合している間に、元帳勘定を入力して、次の一般費用を指定することができます。
地代家賃勘定 | GBP 150.00 |
電力費勘定科目 | GBP 150.00 |
転送先費用請求書受取勘定 | GBP 300.00 |
- 伝票
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- 請求書
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請求書の「取引タイプ」
- 請求書伝票
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請求書の「伝票」番号
- 会社/オーダ/位置/連番
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請求書と照合するオーダのロジスティック会社
- オーダ
-
請求書と照合する購買オーダの番号
- 位置
-
請求書の照合対象であるオーダの位置番号
- 連番
-
購買オーダラインの連番
- 取引ライン
-
取引の請求書ライン番号
デフォルト
このフィールドのデフォルト値は先頭空番号です。この値は変更できます。
- 元帳勘定/ディメンション
-
- ターゲット会社
-
LN が取引を転記する財務会社
- 元帳勘定
-
取引の金額の振替先元帳勘定
- ディメンション
-
元帳勘定上の縦欄を見るための元帳勘定に対する分析勘定。ディメンションは元帳勘定情報を特定するために使用されます。
指定可能な値
- この元帳勘定に設定済のディメンションタイプによって、ディメンションが単に入力可能であるのか入力必須であるのかが決まります。
- デフォルト元帳勘定/ディメンション
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- 元帳勘定
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照合済オーダラインで指定されたデフォルト元帳勘定
- ディメンション
-
照合済オーダラインで指定されたデフォルトディメンション
- 金額
-
- 取引額
-
請求通貨
- 金額
-
取引額
- 借方/貸方
-
どのようにして金額を元帳勘定に転記するかを決定します。
オプションは次のとおりです。
- 借方
- 貸方
- 金額 (自国通貨)
-
自国通貨[ツール] メニューから [通貨変換] を選択して自国通貨を切り替えます。
- 金額 (自国通貨)
-
自国通貨建て表示の取引額
- 残余額
-
処理がまだ継続中の取引の未決済金額
- 残余額
-
残余額に借方または貸方のどちらの残高があるかを示します。
- 記述
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- 取引参照
-
取引の記述
注:このフィールドの値は、[請求元取引先 (tccom4122s000)] セッションからデフォルト設定されます。
- 期間
-
- 期間/数量
-
- 数量 x
-
オーダ済の数量。[勘定科目表 (tfgld0508m000)] セッションで選択された元帳勘定用に定義された単位で表されます。
- 数量単位
-
オーダ数量が表示される単位
- 会計期間
-
取引が転記される会計年度
- 期間セパレータ
-
年度と期間を区切るセパレータ
- 会計期間
-
取引が転記される会計期間
- レポート期間
-
取引を報告しなければならない年度
- レポート期間
-
取引を報告しなければならない期間
- 固定資産管理
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- 資産番号
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固定資産取引の場合、「資産番号と資産拡張」を入力します。
- 資産記述
-
「資産」の記述
- 開始日付
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資産耐用年数内において、取引が行われた時点。取引の発効日は、稼働日から、関連するすべての帳簿で資産が完全に除売却される日付までのいずれかの時点になります。
- 照合済課税国/コード
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照合済取引の国別税金コード
- 税金コード
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税率を識別し、LN でどのように税額が計算され登録されるかを決定づけるコード
注:指定できるのは、その請求書用に定義された税金コードのみです。