通貨初期化環境の設定

複数の会社を設定する場合は (複数会社環境)、[論理テーブル (ttaad4120m000)] セッションを使用して、1 つのロジスティック地域に属している各会社間で通貨初期化テーブルを共有します。これらのテーブルは、該当するロジスティック地域に属しているすべての会社にリンクさせることができます。必須情報の入力が終了したら、データをランタイムに変換する必要があります。

通常は、関連アーカイブ会社も通貨初期化処理で変換する必要があります (「通貨初期化処理」 も参照)。つまり、これらの関連アーカイブ会社は通貨初期化クラスタに含まれています。

注意: 
データの破損が生じないとは限らない場合は、このような 「凍結済」 会社がすでにアーカイブされていないことを確認する必要があります。また、実働環境とアーカイブ環境の間に関係会社間データリンクが存在しないことも確認する必要があります。このリンクが存在する場合は、アーカイブ会社を実働通貨初期化クラスタに含めることが必要となります。

ロジスティック地域の詳細については、「通貨システムと会社の構造」 を参照してください。

各会社間で次のテーブルを共有する必要があります。

  • CI レート (tccri700)
  • CI 処理データ (tccri701)
  • CI 処理データ内部変換 (tccri702)
  • CI クラスタ (tccri711)
  • CI クラスタ会社 (tccri712)
  • CI クラスタ取引通貨 (tccri715)
  • CI エラーログ CI (tccri720)
  • CI 変換フィールド (tccri721)
  • CI 変換テーブル (tccri722)
  • クラスタ会社別 CI 変換テーブル (tccri725)
  • CI クラスタ変換テーブル更新グループ (tccri726)
  • 変換進捗状況ログ (tccri730)

次のテーブルは、共有することが禁止されています。

  • ファイナライズ済取引の監査 (tccri703)
  • 未決済品目購買の監査 (tccri704)
  • 未決済品目販売の監査 (tccri705)

実行可能なその他の共有の詳細については、 テーブルセット R00900 – [テーブルセット (tltsm1100m000)] セッションを参照してください。