販売オーダラインモニタ (tdsls4510m100)
セッションの目的: 販売オーダ、オーダライン、オーダ納入ライン、実際納入ライン、および請求ラインの組合せに関する状況情報を表示します。
このセッションは、[販売オーダ (tdsls4100m900)] および [販売オーダライン (tdsls4101m900)] セッションではタブとして表示されます。次のようなタブがあります。
[一般]
一般的なラインデータが示されます。[状況]
ラインの状況に関する情報が示されます。このタブで、ラインについて次に実行する必要がある活動を表示できます。[リンクオブジェクト]
ラインにリンクされた、購買オーダ、見積、返品オーダなどのオブジェクトが示されます。
- オーダ
-
特定の条件にしたがって取引先に品目またはサービスを販売するために使用される合意。販売オーダは、1 つのヘッダおよび 1 つ以上のオーダラインから成ります。
取引先データ、支払条件、受渡条件などの一般オーダデータは、ヘッダに保存されます。価格合意や納期など、発注される実際の品目についてのデータは、オーダラインに入力されます。
- ライン
-
販売オーダまたは購買オーダでのオーダラインの位置を識別するために使用する番号
- 連番
-
販売オーダ (納入) ラインまたは購買オーダライン (詳細) の位置番号を詳細に識別するために使用される番号
- 実際納入ライン連番
-
販売オーダの実際納入ラインの番号
- 請求ライン
-
販売オーダ請求ラインの番号
- 販売先取引先
-
企業が扱う商品またはサービスに対してオーダを出す取引先、企業がメンテナンスを請け負う設備機器の所有者、または企業が実行するプロジェクトの受益者。一般的には顧客の購買部署
販売先取引先との契約には次のような事柄が含まれます。
- 別途取り決めない限り適用される、価格と値引についての合意内容
- 別途取り決めない限り適用される、販売オーダについての合意内容
- 受渡条件
- 関連する出荷先取引先および請求先取引先
- 開始検索キー
-
取引先に対するユーザ定義の検索文字列を作成するために使用する検索キー
- プロジェクト
-
定義または実行するために割り当てられている規定時間および予算限度内で、特別な目標を達成するための活動です。
- 要素
-
要素構造の最小部分。要素を使用してプロジェクトの作業 (の構造) を定義し、プロジェクトを実行できるようにします。
- 活動
-
時系列予算に使用する活動構造の最小構成要素。活動構造におけるプロジェクトの一部を示すエンティティです。
LN では、次の活動タイプを扱います。
- [WBS 要素]
- [統制勘定]
- [ワークパッケージ]
- [計画パッケージ]
- [マイルストーン]
- 品目
-
購買、保管、製造、販売などができる原材料、部分組立品、完成品、および工具
品目は、1 つのキットとして処理される一連の品目を表すことも、複数の製品バリアントに存在することもできます。
非物理的な品目、つまり、在庫には保持されないが、原価を転記したりサービス料金を顧客に請求したりするために使用できる品目も定義できます。非物理的な品目の例は次のとおりです。
- 原価品目 (電気代など)
- サービス品目
- 外注サービス
- リスト品目 (メニュー/オプション)
- 計画納期
-
オーダ/スケジュールラインの品目を納入しなくてはならない計画日。計画納期は、オーダ日/スケジュール生成日より前であってはなりません。
- オーダラインタイプ
-
このオーダラインのタイプ
指定可能な値
- オーダライン
-
このオーダラインは連番のついた複数のラインから構成されます。このラインで、合計数量および総額を見ることができます。一般フィールドのみ、このラインで変更できます。このラインに対しては、ロジスティック上の処理または会計上の処理は実行されません。
このタイプのラインは連番がゼロの合計ラインとも呼ばれます。
- オーダ/納入ライン
-
このラインは次の項目の 1 つです。
- 通常のオーダライン。ラインはマニュアルで作成するか、または自動生成されます。オーダラインの連番はゼロです。
- 分割オーダライン。ラインはマニュアルで作成するか、または自動生成されます。フィールドのデフォルト値はオーダラインから表示されます。納入ラインの連番はゼロより大きい値です。
- バックオーダ
-
このラインは、バックオーダラインです。バックオーダの確認を通じて作成されます。フィールドのデフォルトは、バックオーダ数量を持つ元のラインの値です。バックオーダラインの連番はゼロより大きい値です。
- 顧客支給資材を含む
-
このチェックボックスがオンの場合、販売オーダラインに顧客支給資材が含まれます。
- 納入タイプ
-
販売オーダラインの納入タイプ
指定可能な値
- ワークセンタ
-
販売オーダ (納入) ラインは倉庫管理に対して発行する必要がありますが、倉庫の代わりにワークセンターから倉庫管理に通信します。納入はワークセンターから取引先に対して行われます。このことは、組立計画モジュールで組み立てられる一般品目に適用されます。
- 倉庫
-
販売オーダ (納入) ラインは倉庫管理によって納入されます。
- 販売
-
販売オーダ (納入) ラインが販売管理モジュールによって納入されます。この場合、納入のメンテナンスは販売納入 (tdsls4101m200) セッションで行う必要があります。
- 購買
-
購買オーダは、販売オーダラインから生成する必要があります。
この値は[販売オーダライン (tdsls4101m000)]、[販売オーダ計画納入ライン (tdsls4101m100)]、または[販売オーダライン構成要素 (tdsls4163m000)] セッションの[納入タイプ]フィールドで以下のように選択できます。
- [購買]を選択して、マニュアルで選択
- 購買済品目に在庫不足が存在するときに表示される[在庫不足メニュー (tdsls4830s000)] セッションから[購買オーダの生成]を選択
- 販売オーダラインに対して[倉庫]チェックボックスをオンにし、[納入タイプ]フィールドを[倉庫]に設定して購買オーダの生成 (tdsls4241m000) セッションを実行した後で選択これらのラインの (ハードペギング) 供給購買オーダが生成された後、[納入タイプ]が[購買]に自動的に変更されます。
- 製造
-
製造オーダは、販売オーダ (納入) ラインから生成する必要があります。
この値は[販売オーダライン (tdsls4101m000)] セッションまたは[販売オーダ計画納入ライン (tdsls4101m100)] セッションの[納入タイプ]フィールドで以下のように選択できます。
- [製造]を選択して、マニュアルで選択
- 製造済品目に在庫不足が存在するときに表示される[在庫不足メニュー (tdsls4830s000)] セッションから[製造オーダの生成]を選択
- 販売オーダラインに対して[倉庫]チェックボックスをオンにし、[納入タイプ]フィールドを[倉庫]に設定して製造オーダの生成 (tdsls4243m000) セッションを実行した後で選択これらのラインの (ハードペギング) 製造オーダが生成された後、[納入タイプ]が[製造]に自動的に変更されます。
- 適用なし
-
オーダラインが複数の連番 (納入ライン) に分割されていることを示す[オーダライン]タイプのオーダラインには、納入タイプを適用できません。このラインには、合計数量と合計金額が表示されます。
- 請求
-
販売オーダ (納入) ラインでは請求のみが行われ、物理的な納入は発生しません。たとえば、委託請求および遡及請求の場合に適用可能です。
- 直送
-
販売オーダラインのタイプが直送の場合
この値は[販売オーダライン (tdsls4101m000)]、[販売オーダ計画納入ライン (tdsls4101m100)]、または[販売オーダライン構成要素 (tdsls4163m000)] セッションの[納入タイプ]フィールドで以下のように選択できます。
- オーダ数量が[品目 - 販売 (tdisa0501m000)] セッションの直送数量フィールドで定義された数量以上の場合、自動的に選択
- [直送]をマニュアルで選択
- 品目に在庫不足が存在するときに表示される[在庫不足メニュー (tdsls4830s000)] セッションから[直送オーダの生成]を選択
[出荷規則]フィールドが[なし]に設定されている場合にのみこの値を選択できます。
- クロスドッキング
-
販売オーダラインがクロスドッキングである必要があります。
この値は[販売オーダライン (tdsls4101m000)]、[販売オーダ計画納入ライン (tdsls4101m100)]、または[販売オーダライン構成要素 (tdsls4163m000)] セッションの[納入タイプ]フィールドで以下のように選択できます。
- [クロスドッキング]をマニュアルで選択
- 品目に在庫不足が存在するときに表示される[在庫不足メニュー (tdsls4830s000)] セッションから[クロスドックオーダの生成]を選択
- 販売オーダラインに対して[倉庫]チェックボックスをオンにし、[納入タイプ]フィールドを[倉庫]に設定して販売オーダの購買オーダ勧告の生成 (tdsls4240m000) セッションを実行した後で選択これらのラインの購買オーダ勧告が生成された後、[納入タイプ]が[クロスドッキング]に自動的に変更されます。
- 顧客オーダ
-
オーダまたは販売先取引先別契約に割り当てられた番号(販売先取引先の購買契約番号など)。顧客オーダ番号は、販売契約ラインを識別するために使用できます。
- 取消済
-
このチェックボックスがオンの場合、販売オーダラインは取消済です。
- 修正済
-
このチェックボックスがオンの場合、販売オーダラインは承認後に修正済です。
- ブロック
-
このチェックボックスがオンの場合、オーダラインがブロックされます。
- 終了
-
このチェックボックスがオンの場合、販売オーダラインは、終了しています。これにより、部分納入された販売オーダラインの残りの構成要素の処理が終了します。
オーダラインを終了できるのは、次の内容にあてはまる場合に限ります。
- 剰余が存在する (つまり、リンクされている構成要素ラインに対して納入がすでに記録されている)
- リンクされている倉庫オーダまたは購買オーダが終了可能な状況である
販売オーダラインの終了 (tdsls4201s400) セッションまたは販売オーダへの部品表変更の処理 (tdsls4263m000) セッションで販売オーダラインを終了できます。
注:オーダラインを取り消せる限り、そのオーダラインを終了できません。
- 納入後に価格変更可能
-
このチェックボックスがオンの場合、販売オーダラインが請求に発行済であっても、この販売オーダラインに対する価格および値引の情報を納入後の価格および値引の変更 (tdsls4122m000) セッションまたは販売請求書ラインの価格および値引の変更 (tdsls4132m000) セッションで変更できます。
このチェックボックスがオフの場合、価格および値引情報を変更できなくなります。実際納入ラインの請求処理が進んでいるため、元に戻せません。
- 準備完了
-
オーダ手順で次に実行する必要のある活動のコード
- 記述
-
オーダ手順で実行する次の活動の記述
- 倉庫管理の状況
-
倉庫管理におけるオーダラインの状況
指定可能な値
- 計画済
-
出庫オーダラインの最初の状況。出庫オーダラインが新しく作成されました。オーダ処理はまだ開始されていません。[倉庫オーダタイプ (whinh0110m000)] セッションで[計画済入庫オーダラインの生成]をオンまたはオフにすることで、特定の倉庫オーダタイプについてその出庫オーダラインの最初の状況が[計画済]または[オープン]のどれであるかを決定できます。詳細は、次の情報を参照してください: 倉庫オーダおよびオーダラインの計画済状況
- オープン
-
出庫オーダラインが新規作成または有効化されています。実際のデータはまだ割り当てられておらず、オーダラインはオーダ処理に向けて準備が完了した状態です。パラメータ設定によって、オーダラインの最初の状況が[計画済]または[オープン]のどちらであるかが決定されます。最初の状況が[計画済]の場合、状況を[オープン]にするにはそのオーダラインを有効にする必要があります。詳細は、次の情報を参照してください: 倉庫オーダおよびオーダラインの計画済状況
- 勧告済
-
出庫勧告が出庫オーダラインに生成されています。
- 発行済
-
出庫オーダラインの出庫勧告が発行されています。
- 検査予定
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ピッキングリストが確認された後、出庫オーダライン上の品目を検査する必要があります。出庫手順にピッキングリストが含まれていない場合は、出庫勧告が発行されます。
- 検査済
-
この状況は導入されていません。
- 発送確定済
-
出庫オーダラインにリストされている商品の出荷が準備され、品目の出荷の準備が完了しています。この状況になるのは、出庫オーダラインの出庫勧告が発行された後、ピッキングリストが確認された後、または検査が完了した後です。
- 出荷済
-
品目は出荷済です。
- 納入数量
-
販売単位または在庫単位で表され、販売先取引先に納入される商品の数量
- 納入単位
-
品目を納入するときの単位
- 請求の状況
-
請求におけるオーダラインの状況
指定可能な値
- 保留
-
この請求書では、請求データを請求対象として選択できません。請求書を生成するには、まず請求データを確認する必要があります。
注:[保留]状況の請求バッチは、[請求書の構成/出力/転記 (cisli2200m000)] セッションで処理できます。詳細は、次の情報を参照してください: [請求バッチ状況]
- 取消済
-
この請求書では、請求データラインが取り消されています。取り消された請求データラインを元に戻すと、請求データの状況は[保留]に設定されます。
- 確認済
-
この請求書では、[請求書の構成/出力/転記 (cisli2200m000)] セッションで請求バッチを処理するとき、請求データを請求対象として選択できます。
- 構成済
-
この請求書はすでに構成されています。この請求書を識別するため、LN によって一時的な連番が付けられています。必要に応じて、請求日付を現在の日付や過去の日付に変更することができます。
ドラフト請求書を出力して内容をチェックしたり、オリジナル請求書を出力して請求先取引先に送付することができます。ドラフト請求書に誤りがある場合は、請求書の構成を元に戻すことができます。構成を元に戻すと、請求データの状況は[保留]に設定されます。
- 出力済
-
この請求書については、顧客に送付できるオリジナル請求書がすでに出力されています。一時的な請求書連番は、LN によってオリジナル請求書の伝票番号に置き換えられています。
この状況の請求書は最終版であり、転記する必要があります。構成を元に戻したり請求データを変更することはできません。オリジナル請求書は必要に応じて再出力することができます。
- 転記済
-
この請求書はすでに顧客に送付され、財務会計に転記されています。売掛金に未決済取引が作成されています。
必要に応じてオリジナル請求書を再出力したり、[請求データのアーカイブおよび削除 (cisli3205m000)] セッションを実行して請求から請求書データを削除することもできます。
- 分割払
-
このチェックボックスがオンの場合、該当するラインに分割払がリンクされています。
- 計画購買勧告番号
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リンクしている購買オーダ勧告の番号
- 購買オーダ
-
リンクしている購買オーダの番号
- ライン
-
リンクしている購買オーダラインの番号
- 連番
-
販売オーダ (納入) ラインまたは購買オーダライン (詳細) の位置番号を詳細に識別するために使用される番号
- 見積
-
リンクしている見積の番号
- 見積位置
-
リンクしている見積ラインの番号
- 代替
-
リンクしている見積ラインの代替ライン。1 つの見積ラインに対して複数の代替ラインを生成できます。メインの位置には、連番ゼロが割り当てられます。たとえば、連番 1、2、3 は代替ライン 1、2、3 を示します。
- 契約
-
リンクしている販売契約の番号
- 契約位置番号
-
リンクしている契約ラインの番号
- 契約オフィス
-
販売契約ラインの販売オフィス
- 外注購買オーダ
-
リンクしている外注購買オーダの番号
- 外注購買位置
-
リンクしている外注購買オーダラインの番号
- 外注購買連番
-
リンクしている外注購買オーダ詳細ラインの番号
- 輸送オーダ
-
リンクしている輸送オーダの番号
- 輸送オーダ位置番号
-
リンクしている輸送オーダラインの番号
- 出荷
-
リンクされている出荷の番号
- 出荷ライン
-
リンクされている出荷ラインの番号
注:このフィールドを入力できるのは、品目に依存する追加コストが販売オーダラインに指定されている場合のみです。
- 設置グループ
-
リンクされている設置グループの番号
- 返品オーダ
-
リンクしている返品オーダの番号
- ライン
-
リンクしている返品オーダラインの番号
- 連番
-
販売オーダ (納入) ラインまたは購買オーダライン (詳細) の位置番号を詳細に識別するために使用される番号
- 返品構成要素連番
-
リンクしている返品構成要素ラインの連番