販売スケジュール計画納入ライン (tdsls3520m000)
セッションの目的: 計画済倉庫オーダの表示と発行を行います。
[販売スケジュールパラメータ (tdsls0100s500)] セッションのスケジュールに契約を使用チェックボックスがオンの場合、新規の販売スケジュール改訂が承認されたときに、または改訂のない承認済スケジュールへの更新が処理されたときに、計画済倉庫オーダが作成または更新されます。
- 計画納入オーダ
-
計画済倉庫オーダの番号。これは販売スケジュールの番号と同じです。
- 計画オーダライン
-
計画済倉庫オーダラインの位置番号は、デフォルトでは 1 に設定されています。
この番号は、[計画オーダライン順序]の値が最大値の 9999 に達すると、1 つ大きくなります。
- 計画オーダライン順序
-
[計画オーダライン]の位置番号を詳細に識別するための番号
- 初期値は 0、最大値は 9999 です。
- この番号は、同じスケジュールの新規計画倉庫オーダが作成されると、1 つ大きくなります。
- この番号は、最大値 9999 に達して[計画オーダライン]が 1 つ大きくなると、0 にリセットされます。
- 状況
-
計画済倉庫オーダの状況
指定可能な値
- 計画済
-
計画済倉庫オーダが作成されますが、まだ更新または削除できます。計画在庫処理はすでに生成されています。
- 倉庫管理へ発行済
-
計画済倉庫オーダが、倉庫管理で作成される実際の倉庫オーダに発行されます。
- 部分納入済
-
計画済倉庫オーダの初回出荷ラインは倉庫管理で確認されます。その他のラインはまだ確認されていません。
- ファイナライズ済
-
計画済倉庫オーダの最新の出荷は倉庫管理で確認されるか、たとえば倉庫オーダが取り消された時などは実際に納入されずに出荷処理が完了しています。
- 請求への発行済
-
計画済倉庫オーダのすべての実際納入/請求ラインが請求に発行されます。
- 請求済
-
計画済倉庫オーダのすべての実際納入/請求ラインが請求に転記されます。
- 処理済
-
その[請求済]計画済倉庫オーダは、納入済販売スケジュールの処理 (tdsls3223m000) セッションで処理されます。
- 取消済
-
その計画済倉庫オーダまたは関連する倉庫オーダは、削除または取り消されています。これは倉庫オーダタイプの削除および取消ルールにもとづきます。
- 所要開始日
-
計画済倉庫オーダの開始日および時間開始日は、計画済倉庫オーダを適用する期間の最初の日付です。これは、所要品目の出荷準備が完了する必要のある日付でもあります。
注:[出荷基準]スケジュールでは、このフィールドが、計画済倉庫オーダの日付別の統合に使用されます。計画済倉庫オーダの[所要開始日]は、販売スケジュールの納入時点を減らすために変更できます。要件開始日は、スケジュールラインの[開始日]から取得されます。
- 計画入庫日
-
商品の移送先倉庫への到着予定日
注:[入庫基準]スケジュールでは、このフィールドが、計画済倉庫オーダの日付別の統合に使用されます。計画済倉庫オーダの[計画入庫日]は、販売スケジュールの納入時点を減らすために変更できます。計画入庫日は、スケジュールラインの[計画入庫日]から取得されます。
- 所要終了日
-
計画済倉庫オーダの終了日および時間終了日は、計画済倉庫オーダを適用する期間の最後の日付です。この日付は有効在庫で使用されます。
- オーダ数量
-
1 つまたは複数の (グループ化した) 販売スケジュールラインのオーダ数量
次のような場合、この数量は[オリジナルオーダ数量]を上回ることがあります。
- オーダ数量が、完全梱包のみの出荷を規定している梱包定義に指定された数量に適合するように増加された場合
- オーダに[繰越数量]が含まれている場合
- オリジナルオーダ数量
-
1 つまたは複数の (グループ化した) 販売スケジュールラインのオリジナルのオーダ数量
- オーダ単位
-
品目が販売される単位
- 繰越数量
-
以前の計画済倉庫オーダで出荷できなかったために、現在の計画済倉庫オーダに転送される数量
このフィールドは情報確認の目的でのみ使用され、[オーダ単位]で表されます。
注:- このフィールドは、[販売契約ラインロジスティックデータ (tdsls3102m000)] セッションの出荷および繰越フィールドが[繰越またはバックオーダ作成]または[繰越または取消]に設定されている場合のみ入力できます。
- [オーダ数量]フィールドもこの数量で増加します。
- 取消済数量
-
取り消された計画済倉庫オーダの数量
次のいずれかが該当する場合、取消済数量を入力できます。
- [販売契約ラインロジスティックデータ (tdsls3102m000)] セッションの[出荷規則]フィールドが[出荷ラインおよび取消]に設定されている場合
- [販売契約ラインロジスティックデータ (tdsls3102m000)] セッションの出荷および繰越フィールドが[繰越または取消]に設定されており、現在の計画済倉庫オーダの残りの所要数量を転送できる次の計画済倉庫オーダが見つからない場合
- [納入数量]が[オーダ数量]を下回っているが、[オリジナルオーダ数量]と同じかそれを上回っている場合。この状況は、販売スケジュールラインで完全梱包資材しか出荷できない場合などに発生します。このような場合、計画済倉庫オーダのオーダ数量がリンク済の販売スケジュールラインの合計に一致しないことがよくありますが、この数量は梱包定義指定した数量に適合するように調整されます。
- 販売スケジュールが終了し、計画済倉庫オーダにはまだ出荷されない数量が含まれている場合
- 取消済数量単位
-
[取消済数量]を表す単位。販売単位または棚卸単位のいずれかです。
- 出荷先取引先
-
オーダ商品の出荷先取引先。通常、これは顧客の物流センタまたは倉庫を表します。この定義には、商品の出荷元となるデフォルト倉庫、運送業者および関連の販売先取引先が含まれます。
- 出荷先住所
-
出荷先取引先の住所
- 納入地点
-
品目を納入する必要がある取引先の納入地点
- 運送業者/LSP
-
出荷先取引先への商品の輸送責任を負う会社
- 中間荷受人
-
発注先から送付された商品が統合され、通常は顧客の送信された最終移送先に出荷される前に再梱包される物流センタ。中間荷受人は、顧客または顧客を代行する運送業者に帰属します。
- 中間荷受人住所
-
中間荷受人の住所
- 倉庫
-
商品を出荷元となる倉庫
- ロット
-
特定の所要量に適用するロット ID
- 親倉庫オーダライン
-
オリジナルの計画済倉庫オーダの[計画オーダライン]の番号
- 親倉庫オーダライン連番
-
オリジナルの計画済倉庫オーダの[計画オーダライン順序]の番号
- 出荷参照
-
出荷を識別するために顧客から通知される、出荷 ID や顧客出荷番号などの参照です。ピックアップシートを使用する場合、この番号は販売スケジュールラインがリンクされているピックアップシートを識別するために使用されます。
このフィールドは、異なる販売スケジュールの販売スケジュールラインを 1 つの出荷にまとめるために使用します。
注:次の場合、このフィールドに値が入力されます。
- [販売スケジュール (tdsls3111m000)] セッションの[ピックアップシートにリンク]チェックボックスがオンになっている
- [販売契約ラインロジスティックデータ (tdsls3102m000)] セッションの[出荷参照の使用]チェックボックスがオンになっている
- 顧客スケジュール番号
-
取引先のスケジュール番号このフィールドは、参照としてのみ使用します。
- 参照
-
取引先から受け取った参照
注:- この参照は、販売スケジュールが参照される場合にのみ指定します。
- 販売スケジュールラインがピックアップシートにリンクしている場合、この参照はオプションです。
- 品目
-
購買、保管、製造、販売などができる原材料、部分組立品、完成品、および工具
品目は、1 つのキットとして処理される一連の品目を表すことも、複数の製品バリアントに存在することもできます。
非物理的な品目、つまり、在庫には保持されないが、原価を転記したりサービス料金を顧客に請求したりするために使用できる品目も定義できます。非物理的な品目の例は次のとおりです。
- 原価品目 (電気代など)
- サービス品目
- 外注サービス
- リスト品目 (メニュー/オプション)
- 顧客品目
-
コーディングシステムの顧客品目コード。この品目コードは、社内で使用されている品目コードに自動変換されます。
外部品目コードと内部品目コードは、品目コードシステム - 品目 (tcibd0104m000) セッションで指定できます。
- 顧客品目改訂
-
顧客品目コードの改訂
顧客品目コードの改訂は取引先品目 - 改訂 (tcibd0114m000) セッションで指定できます。
- バックオーダ (Y/N)
-
このチェックボックスがオンの場合、この計画済倉庫オーダはバックオーダです。
注:バックオーダは、次の場合にのみ作成できます。
- [出荷規則]フィールドは[販売契約ラインロジスティックデータ (tdsls3102m000)] セッションで[なし]に設定されます。
- 最終出荷は倉庫管理から取得され、納入数量はオーダ数量より少なくなります。
- テキスト
-
このチェックボックスがオンの場合、テキストが表示されます。
- 追加フィールド
-
さまざまなセッションに追加できるさまざまなフィールドフォーマットのユーザ定義フィールド。ユーザはこれらのフィールドを編集できます。これらのフィールドの内容には機能ロジックが関連付けられていません。
追加情報フィールドはデータベーステーブルにリンクできます。テーブルにリンクすると、そのデータベーステーブルに対応するセッションにフィールドが表示されます。たとえば、whinh200 テーブルに定義されているフィールドは[倉庫オーダ (whinh2100m000)] セッションの追加フィールドとして表示されます。
追加情報フィールドの内容をデータベースのテーブル間でやり取りできます。たとえば、あるユーザが[倉庫オーダ (whinh2100m000)] セッションの追加情報フィールド A に指定した情報は、[出荷 (whinh4130m000)] セッションの追加情報フィールドに転送されます。このため、whinh200 テーブルと whinh430 テーブル (whinh430 は[出荷 (whinh4130m000)] セッションに対応) には、フィールドフォーマットが同一でフィールド名が A である追加情報フィールドが存在する必要があります。
- 販売先取引先
-
企業が扱う商品またはサービスに対してオーダを出す取引先、企業がメンテナンスを請け負う設備機器の所有者、または企業が実行するプロジェクトの受益者。一般的には顧客の購買部署
販売先取引先との契約には次のような事柄が含まれます。
- 別途取り決めない限り適用される、価格と値引についての合意内容
- 別途取り決めない限り適用される、販売オーダについての合意内容
- 受渡条件
- 関連する出荷先取引先および請求先取引先
- 倉庫に出荷
-
品目の出荷先となる倉庫
- ドック位置
-
販売スケジュールラインに対する所要品目を納入する、取引先のラインステーション
- 支払
-
このフィールドは、販売オフィスと顧客の間の支払を定義するために使用します。
指定可能な値
- 貨物引換払
- 使用払
- 支払なし
- 適用なし
- 商品フロー
-
販売スケジュールラインの発行先のオーダのタイプ
注:このフィールドが[倉庫移動納入]に設定されていて、計画済倉庫オーダが倉庫管理に発行されると、[倉庫]から[倉庫に出荷]への転送オーダが作成されます。
指定可能な値
- 倉庫納入
-
商品が倉庫から納入されることを示します。
- 販売オーダ納入
-
商品が販売オーダに従って納入されることを示します。
- 倉庫移動納入
-
倉庫移動の結果として商品が納入されることを示します。
- 直送
-
商品が直送処理に従って納入されることを示します。
- 設計品目改訂
-
改訂管理品目の改訂コード
- 税金分類
-
その取引について、課税設定の例外を定義するために使用できるオーダヘッダおよびオーダラインの属性。請求元および請求先取引先からデフォルトの税金分類が取得されます。
たとえば、税金分類を使用して次のことを示すことができます。
- 請求元取引先への支払は源泉徴収税および社会献金の対象になります。
- 自社にとって同一の税的側面を持つ取引先、たとえば、外注先またはエージェントなどをグループ化するには
- 販売オフィスまたはサービスオフィスの所在地の国以外の国で支払う必要のある税金
- 免税
-
このチェックボックスがオンの場合、 免税が適用されます。
- 課税国
-
税目的で使用する国
- 税金コード
-
計画済倉庫オーダに適用する税金コード
注:この税金コードのタイプは [VAT] のみです。
- 取引先課税国
-
取引先の税金 ID が登録されている国
- 免税証明書
-
税務当局によって販売先取引先に割り当てられた免税証明書
注:- このフィールドは、[税金パラメータ (tctax0100m000)] セッションで[免税レベル]パラメータが[拡張]に設定されている場合のみ適用されます。
- このフィールドには、[税金パラメータ (tctax0100m000)] セッションの[検索順序 (税金ライブラリ)] グループボックスで定義されているように、税金詳細の取得に使用される方法がデフォルト値として入ります。
- 免税理由
-
取引先が、ある取引および管轄区域に関して免税となる、理由コード
注:- 免税理由は販売請求書に出力されます。
- このフィールドは、[税金パラメータ (tctax0100m000)] セッションで[免税レベル]パラメータが[拡張]に設定されている場合のみ適用されます。
- このフィールドには、[税金パラメータ (tctax0100m000)] セッションの[検索順序 (税金ライブラリ)] グループボックスで定義されているように、税金詳細の取得に使用される方法がデフォルト値として入ります。
- 理由コードは、[計画入庫日]によって評価されるため、[免税]タイプのコードにし、有効な日付にする必要があります。
- 販売タイプ
-
実施された販売の種類と回収の種類を識別できる販売オーダのプロパティ。このプロパティは、請求書が作成されたときに販売を正しい売掛金勘定科目に転記するために使用されます。販売請求書を転記するために、LN は販売オーダラインやプロジェクト契約などにリンクされた販売タイプから統制勘定を取得します。
注:すべての販売タイプに関して、統制勘定が定義されます。販売請求書が転記される際、販売タイプが検索され、転記に使用すべき統制勘定が決定されます。
- 仕様
-
このチェックボックスがオンの場合、 仕様は計画済倉庫オーダにリンクされています。
- 引当先販売先取引先
-
この需要を満たす供給は、必ずこのフィールドに表示される販売先取引先に対して引当済またはハードペギング済でなければなりません。
この特徴を使用して、需要に一致する供給が検索されます。
- 引当先出荷先取引先
-
この需要を満たす供給は、このフィールドに表示される出荷先取引先に引当済またはハードペギング済になっている必要があります。
この特徴を使用して、需要に一致する供給が検索されます。
- ビジネスオブジェクトタイプに割当
-
この需要を満たす供給は、必ずこのフィールドに表示されるオーダのタイプに対して引当済またはハードペギング済でなければなりません。
この特徴を使用して、需要に一致する供給が検索されます。
注:次のフィールドは、常に組み合わせて使用します。これらのフィールドの組合せによって対応するオーダやオーダラインを識別します。
- [ビジネスオブジェクトタイプ]
- [ビジネスオブジェクト]
- [ビジネスオブジェクト参照]
指定可能な値
- サービス (マニュアル)
- メンテナンス販売オーダ
-
メンテナンス販売オーダ
- メンテナンス販売 (マニュアル)
- メンテナンス作業オーダ
-
メンテナンスオーダ
- メンテナンス作業オーダ (マニュアル)
- 販売オーダ
-
販売オーダ
- 販売スケジュール
-
販売スケジュール
- 適用なし
- 販売 (マニュアル)
- サービスオーダ
-
サービスオーダ
- ビジネスオブジェクト
-
この需要を満たす供給は、必ずこのフィールドに表示されるオーダまたはオーダラインに対して引当済またはハードペギング済でなければなりません。
この特徴を使用して、需要に一致する供給が検索されます。
注:次のフィールドは、常に組み合わせて使用します。これらのフィールドの組合せによって対応するオーダやオーダラインを識別します。
- [ビジネスオブジェクトタイプ]
- [ビジネスオブジェクト]
- [ビジネスオブジェクト参照]
- ビジネスオブジェクト参照に割当
-
品目の引当先となっているオーダまたはオーダライン
この特徴を使用して、需要に一致する供給を検索できます。
注:次のフィールドの組合せによって、オーダ品目の引当先となっているオーダまたはオーダラインが識別されます。
- [ビジネスオブジェクトタイプ]
- [ビジネスオブジェクト]
- [ビジネスオブジェクト参照]
- 参照に割当
-
この需要を満たす供給は、必ずこのフィールドに表示される参照コードに対して引当済またはハードペギング済でなければなりません。
この特徴を使用して、需要に一致する供給が検索されます。
このフィールドを次の 2 とおりの方法で使用できます。
- [販売先取引先]フィールドが入力済の場合、[参照]フィールドを使用して顧客定義による参照コードが記録されます。
- [販売先取引先]フィールドが空の場合、[参照]フィールドを使用して内部参照が記録されます。
参照コードを使用すると、一連の部品の工順が異なる場合 (たとえば、一部の部品が外注先に輸送されて後で返却される場合) でも、それらの部品を互いにリンクしたままにできます。
- 未引当在庫の使用
-
このチェックボックスがオンの場合、需要オーダに供給するために、未引当在庫を引き当てて使用できます。まず引当済在庫を使用し、次に非引当在庫を使用します。
このチェックボックスがオフの場合、引当済在庫のみを使用できます。