部品表構成要素の販売見積へのコピー (tdsls1812s000)
セッションの目的: 部品表を販売見積にコピーします。品目の指定数量が考慮されます。デフォルト部品表レベルの数も入力する必要があります。
例
品目 A は、次の部品表の品目で製造された品目です。
品目 | 組立ごとの数量 |
---|---|
B | 2 |
C | 1 |
D | 3 |
E | 1 |
F | 1 |
品目 C は、次の部品表の品目で製造された品目です。
品目 | 組立ごとの数量 |
---|---|
G | 2 |
H | 3 |
品目 A の部品表を 4 単位分コピーする場合、部品表のファントム品目レベルを 1 つスキップすると、次の見積ラインが作成されます。
見積ライン品目 | ライン数量 |
---|---|
B | 8 |
G | 8 |
H | 12 |
D | 12 |
E | 4 |
F | 4 |
この方法で数量データを修正できます。
また、販売見積ライン (tdsls1501m000) セッションの [在庫処理] を [構成要素別] に設定すると、部品表構成要素をコピーせずに、製造品目に対する見積ラインを作成できます。この場合、販売見積が販売オーダにコピーされるときに、構成品目 (B、C、D、E、F) が割り当てられ在庫から出庫されます。部品表データのみが使用されるため、数量データは変更できません。
- 主品目
-
この製造品目の構成要素は見積ラインにコピーされます。
- 棚卸単位
-
品目の棚卸単位。この基準単位を使用して、在庫データを記録します。
注:品目の品目タイプが購買、製造、または一般の場合にのみこのフィールドにアクセスすることができます。棚卸単位は品目の単位セットに有効な単位でなければなりません。
- オーダ数量
-
製造品目の数量。この数量は、見積ラインにコピーされる各構成品目の数量を計算する上で使用します。
- スキップするファントムレベルの最大数
-
このフィールドで、ファントムを使用する際に要約される部品表レベルの数を指定します。
デフォルト
[販売パラメータ (tdsls0100s000)] セッションの[スキップするファントムレベルの最大数]フィールドからデフォルト値が取得されます。
- 予算
-
1) プロジェクトの製造前処理ステージにおける製品原価の見積。2) 予測活動に関連する、今後の原価と収益の見積を含む計画
注:新規見積ライン用にペグを作成するには、このフィールドに値を指定します。ペグが許可されていない場合、当該オーダラインに関してこのフィールドは入力されません。ペグが必須の場合に、ペグを指定しないと、エラーが発生し、当該ラインを挿入できなくなります。
- 予算の要素
-
要素構造の最小部分。要素を使用してプロジェクトの作業 (の構造) を定義し、プロジェクトを実行できるようにします。
注:新規見積ライン用にペグを作成するには、このフィールドに値を指定できます。ペグが許可されていない場合、当該オーダラインに関してこのフィールドは入力されません。ペグが必須の場合に、ペグを指定しないと、エラーが発生し、当該ラインを挿入できなくなります。
- 予算の活動
-
時系列予算に使用する活動構造の最小構成要素。活動構造におけるプロジェクトの一部を示すエンティティです。
LN では、次の活動タイプを扱います。
- [WBS 要素]
- [統制勘定]
- [ワークパッケージ]
- [計画パッケージ]
- [マイルストーン]
注:新規見積ライン用にペグを作成するには、このフィールドに値を指定できます。ペグが許可されていない場合、当該オーダラインに関してこのフィールドは入力されません。ペグが必須の場合に、ペグを指定しないと、エラーが発生し、当該ラインを挿入できなくなります。
- 部品表にもとづく倉庫を無視
-
このチェックボックスがオンの場合、見積ラインのマニュアル入力に適用される標準の倉庫デフォルトロジックを使用して、見積ラインに倉庫がデフォルト入力されます。
標準の倉庫デフォルトロジック
- 製品バリアント ([品目 (tcibd0501m000)] セッションでデフォルト供給ソースが[組立]に設定されている品目の場合のみ)
- 出荷先取引先
- 品目販売データ
- 販売見積ヘッダ
- ユーザプロファイル
- 品目オーダデータ
- 販売オフィス
このチェックボックスがオフの場合、 [部品表 (tibom1110m000)] セッションの倉庫がオーダラインにデフォルト入力されます。
- 有効化コード
-
有効化構成品目に関する差異をモデル化するために使用する、販売オーダラインやプロジェクト成果物ラインなどの参照番号