スケジュールの購買買掛入庫 (tdpur3118m000)
セッションの目的: 購買スケジュールの購買買掛入庫を表示します。
このセッションで買掛入庫がいつ保存されるかは、購買スケジュールラインの [支払] フィールドの値により決まります。
[貨物引換払]
購買買掛入庫は、倉庫管理または購買管理によって入庫が確認されたときに作成されます。このセッションの数量は、入庫の承認済数量と同じになります。[使用払]
購買買掛入庫は、購買スケジュールに関連する在庫が消費され、倉庫からの発行が処理されると作成されます。倉庫管理から現在のセッションに入庫情報が渡されます。在庫消費を既存の購買スケジュールにリンクできない場合、消費数量と等しい承認済数量を持つ [購買支払] オーダが生成されます。入庫がまだない場合、倉庫入庫の番号グループに基づいて購買管理で入庫が生成され、確認後に購買買掛入庫が作成されます。
- このセッションでは、遡及請求された購買買掛入庫を表示することもできます。[遡及請求] タブのフィールドには、購買買掛入庫の最新の価格情報が表示されます。
- [支払] が [使用払] の場合は、[オーダ条件 (tctrm1130m000)] セッションの価格決定基準フィールドに基づいて購買買掛入庫の価格が決定されます。
- [支払] が [貨物引換払] の場合、購買買掛入庫の価格と値引は購買スケジュールラインから取得されますが、構成品目については連続出荷スケジュールライン改訂から取得されます。
- 委託在庫のマイナス在庫調整が倉庫管理で実行され、発注先がその財務を担当する場合は、[オーダ条件 (tctrm1130m000)] セッションの [価格決定基準 ] フィールドに基づいて、委託在庫減少のマイナス購買買掛入庫が勘定に作成されます。在庫の所有者が委託在庫減少の分を支払う必要がある場合は、価格が 0 の購買買掛入庫が作成されます。
- 購買オーダ
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購買スケジュールの番号
- 購買スケジュールタイプ
-
購買スケジュールのタイプ
指定可能な値
- プルコールオフ
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購買品目のタイムフェーズ特定所要量の一覧で、組立管理モジュール、または倉庫管理モジュールから カンバン、または時系列オーダポイントによってトリガされます。
- プル予測
-
タイムフェーズ計画済製造所要量の一覧で、企業計画によって生成され、発注先に送付されます。プル予測スケジュールは、予測のためだけに使用されます。実際に品目をオーダするには、プルコールオフスケジュールを生成する必要があります。
- プッシュ
-
発注先に送付されるタイムフェーズ所要量のリストで、企業計画やプロジェクトなどの中央計画システムによって生成されます。プッシュスケジュールには、長期の予測および短期の実際オーダの両方が含まれます。
- オーダライン買掛入庫
-
購買スケジュールラインの位置番号
- 入庫連番
-
入庫連番。[購買入庫 (tdpur4106m000)] セッションから取得されます。
- 買掛入庫連番
-
購買買掛入庫の連番
- 買掛数量
-
購買買掛入庫に従って支払われる品目数量
- 棚卸単位
-
品目の在庫の計測単位。たとえば、個、キログラム、1 ダース、メートルなどがあります。
棚卸単位は、計測を変換する際の基準単位としても使用されます。特に、購買オーダや販売オーダのオーダ単位や価格単位に関する変換で使用されます。これらの変換では、常に基準単位として棚卸単位が使用されます。このため、棚卸単位はすべての品目タイプ、また在庫として保存できない品目タイプにも適用できます。
- 請求数量
-
購買買掛入庫の請求数量 (棚卸単位で表示)
- 価格
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品目に対して支払う価格で、購買通貨で示されます。
注:[資材価格パラメータ (tcmpr0100m000)] セッションの調達の資材価格設定チェックボックスがオンの場合、この価格に資材価格を含めることができます。
- 購買価格単位
-
品目の購買価格が示される品目単位。この単位は、品目の棚卸単位と異なることがあります。
- 買掛金額
-
購買買掛入庫から値引を差し引いた後の買掛金額合計
- 請求額
-
購買買掛入庫の請求金額
- 通貨
-
購買価格が示される通貨単位
- 請求状況
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財務会計におけるオーダラインの状況。[フリー]、[承認済]、[すべて承認済]、[合致]のいずれかが表示されます。
- 請求日
-
請求書が出力される日付
- 請求番号
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各請求書の識別番号。これは取引タイプコードの番号と、特定オーダタイプの請求書に使用されるシリーズの先頭空番号との組合せです。
- 入庫番号
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商品のすべての入庫ごとに割り当てられる連番
- 入庫ライン
-
倉庫管理の[入庫ライン (whinh3112s000)] セッションに表示される入庫ラインの番号
- 梱包票
-
梱包票の番号
梱包票の番号と情報は、倉庫オーダから取得されます。
- 処理日
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移送先倉庫で品目が実際に入庫した日付
- スケジュール数量
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購買単位で表したオーダ数量
- 購買単位
-
品目を購買する単位。購買数量単位とも呼ばれます。
注:購買単位の保存に使用する単位セットは、[品目デフォルト (tcibd0102m000)] セッションを使用して品目にリンクする必要があります。
単位については[単位 (tcmcs0101m000)] セッション、単位セットについては[単位セット (tcmcs0106m000)] セッション、単位セット別単位については[単位セット別の単位 (tcmcs0112m000)] セッションで定義できます。
注:- 変換係数は、[変換係数 (tcibd0103m000)] セッションを使用して品目にリンクする必要があります。
- スケジュールに契約がリンクされている場合は、[購買契約ライン (tdpur3101m000)] セッションで定義されている単位が自動的に適用されます。契約がリンクされていない場合、[品目 - 購買 (tdipu0101m000)] セッションで指定された購買単位、または該当価格帳の単位 (存在する場合) が使用されます。
- 棚卸単位でのオーダ数量
-
棚卸単位に変換されるスケジュール数量
このフィールドには、次のフィールドの値が入力されます。
- [確認日]に値が入力されている場合は、[確認数量]フィールド
- [確認日]に値が入力されていない場合は、[所要スケジュール数量]フィールド
- 入庫数量
-
棚卸単位で表した納入数量
- 品目
-
購買、保管、製造、販売などができる原材料、部分組立品、完成品、および工具
品目は、1 つのキットとして処理される一連の品目を表すことも、複数の製品バリアントに存在することもできます。
非物理的な品目、つまり、在庫には保持されないが、原価を転記したりサービス料金を顧客に請求したりするために使用できる品目も定義できます。非物理的な品目の例は次のとおりです。
- 原価品目 (電気代など)
- サービス品目
- 外注サービス
- リスト品目 (メニュー/オプション)
- 買掛数量
-
購買買掛入庫にリンクされた品目の数量
- 請求数量
-
購買買掛入庫の請求数量 (購買単位で表示)
- 使用日
-
購買商品が入庫または消費された日付
- [貨物引換払]品目の場合、入庫日が表示されます。
- [使用払]品目の場合、消費日付が表示されます。
- 使用記録日
-
使用の会計取引が記録された日付
- 価格発生元
-
価格の発生元
指定可能な値
- 品目購買データ
- 品目販売データ
- 品目サービスデータ
- 発注先価格帳
- デフォルト価格帳
- 価格構造
- 適用なし
- 外部
- 消費
- 一般価格リスト
- マニュアル
- プロジェクト原価対象
- 契約
- バリアント
- 価格マトリックス
-
[価格発生元]が[価格構造]に設定されている場合、価格マトリックスのマトリックス定義
- 契約
-
購買契約を使用して、特定商品の納入に関する購買元取引先との特定合意を登録します。
契約は次のもので構成されます。
- 一般取引先データが記載され、オプションで関連条件合意が記載された購買契約ヘッダ
- (集中) 価格合意、ロジスティック合意条件、および数量情報が含まれる 1 つ以上の購買契約ライン。品目または価格グループに適用されます。
- ロジスティック合意条件および数量情報が含まれる購買契約ライン詳細。複数会社の法人の特定の保管場所 (倉庫) の品目または価格グループに適用されます。この契約ライン詳細があるのは、法人購買契約の場合だけです。
- 契約位置
-
販売オーダまたは購買オーダでのオーダラインの位置を識別するために使用する番号
- 契約購買オフィス
-
契約にリンクされる購買オフィス
- 資材価格
-
買掛入庫の合計資材価格
- 資材価格付加費用を除く価格
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買掛入庫の初期価格
- 資材価格付加費用
-
買掛入庫のすべての資材価格付加費用の合計
- すべての資材に実際価格あり
-
このチェックボックスがオンの場合、買掛入庫にリンクされたすべての資材について、資材実際価格を使用できます。
- マルチレベル値引
-
このチェックボックスがオンの場合、このラインにマルチレベル値引が適用されます。
- 値引率
-
購買買掛入庫の値引率
- 値引額
-
購買買掛入庫の値引額
- 値引発生元
-
値引の発生元
指定可能な値
- 価格帳値引構造
-
値引は、値引スケジュールのリンク先である価格帳から発生します。
- 外部
-
値引は、外部パッケージから発生します。
- マニュアル
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値引は、マニュアルで入力されます。
- 契約
-
値引は、契約から発生します。
- 値引構造
-
値引は、値引マトリックスタイプの価格設定管理 (PCG) マトリックスから発生します。詳細は、次の情報を参照してください: 値引マトリックスの設定
- 値引コード
-
値引の適用理由を示す方法。たとえば、顧客が大量のオーダをした場合に値引特典を与えることができます。販売請求書に値引を適用する場合または付加費用を加算する場合には、その理由を示す値引コードを入力できます。
付加費用と値引は、次のものに起因します。
- 標準値引
- 付加費用
- 未払の手数料
- 未払のリベート
- 値引マトリックス
-
[値引発生元]が[値引構造]に設定されている場合、値引マトリックスのマトリックス定義
- 総額
-
買掛入庫の総額
- ライン値引率
-
総額から差し引かれるライン値引率
- 合計ライン値引額
-
総額から差し引かれるライン値引額
- オーダ値引率
-
正味 (買掛) 額から差し引かれる値引率
- オーダ値引額
-
正味 (買掛) 額から差し引かれる値引額
- 決定
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このチェックボックスがオンの場合、 オーダ値引の合計をオーダに適用するための合計オーダ額の計算に、オーダラインが含まれます。
注:このフィールドは、情報提供の目的にのみ使用されます。
- 適合
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このチェックボックスがオンの場合、選択されたオーダラインに計算済のオーダ値引率が適用されます。
注:このフィールドは、情報提供の目的にのみ使用されます。
- 価格
-
品目の遡及請求価格
- 総額
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遡及請求買掛入庫の総額
- 正味額
-
遡及請求買掛入庫の正味額
- ライン値引額
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遡及請求買掛入庫の総額から差し引かれるライン値引額
- ライン値引率
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遡及請求買掛入庫の総額から差し引かれるライン値率
- 差額の遡及請求
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遡及請求された金額または遡及請求が必要な金額。これには、オリジナルの買掛入庫額と、遡及請求買掛入庫額の差額などがあります。
- 状況
-
遡及請求価格変更勧告ライン (tdpur3171m000) セッションに表示されるリンクされた価格変更勧告ラインの状況
指定可能な値
- 未決済
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価格変更勧告または勧告ラインが作成されていますが未承認です。
- 承認済
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価格変更勧告または勧告ラインが以降の処理について承認されています。
- 処理済
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価格変更勧告または勧告ラインは処理済です。これは、請求可能な[遡及処理]買掛入庫が生成されることを意味します。
- すべて承認済
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すべての価格変更勧告ラインが買掛金で照合および承認されます。
- ファイナライズ済
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価格変更勧告は、[納入済購買オーダの処理 (tdpur4223m000)] セッションの購買オーダと[購買スケジュールの処理 (tdpur3223m000)] セッションの購買スケジュールに対して処理されます。ファイナライズできるのは、状況が[すべて承認済]の価格変更勧告のみです。
- 遡及処理
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このチェックボックスがオンの場合、これは、遡及請求買掛入庫になります。
注:[遡及処理]買掛入庫は、リンクされた価格変更勧告ラインの状況が[処理済]に設定されると生成されます。次に、遡及請求買掛入庫の請求処理が開始可能になります。
- オリジナル買掛入庫
-
遡及請求買掛入庫の作成対象となるオリジナルの買掛入庫の連番